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デリケートゾーン

【女医監修】もう悩まない!デリケートゾーン(陰部・おりもの)のにおい対策。腟が臭い原因・セルフケアから治療法まで徹底解説。

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「デリケートゾーンの臭いが気になる」という方はいませんか?

デリケートゾーンの臭いやおりものの変化は、女性の健康のバロメーターです。
日頃からよく確認する習慣をつけておくと、変化に早く気がついて対応することができますよ。

今回は、デリケートゾーンの臭いについて、考えられる原因と対策をご紹介します。

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当クリニックでは、デリケートゾーンクリーニングをしております。デリケートゾーンをエステサロンや美容室のように優しくきれいに美しくケアする施術をご提供しています。お気軽にお試しください。

 

デリケートゾーンが臭うときに考えられる原因とは?

デリケートゾーンが臭う場合、原因は主に「腟内」「外陰部」のどちらかにあると考えられます。

腟内に原因がある場合

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デリケートゾーンの臭いが気になるとき、その原因が「腟内」にあることがよくあります。ここでは、代表的な原因として「腟炎」「性感染症」「タンポンの取り出し忘れ」について詳しく解説します。

1.腟炎

当クリニックでも、毎日多くの方が腟炎で受診されています。

腟内は、さまざまな種類の細菌がすみついて、一人ひとりに固有の「腟内細菌叢(さいきんそう)」を作っています。善玉菌・悪玉菌という言葉を聞いたことがあるかもしれません。通常、腟内は「乳酸桿菌(ラクトバチルス)」という善玉菌の一種が常在菌として多く保たれた状態が理想的です。 ところが、睡眠不足や疲労、ストレスなど心身への負荷がかかったり、性病に罹ったり、抗菌薬を使用したりなどをきっかけとして腟内細菌叢のバランスが崩れ、細菌性腟症や腟カンジダ症などといった腟炎を起こしてしまいます。

細菌性腟症や腟カンジダ症は、性感染症ではありませんので、性交渉の経験がない方でも起こり得ます。 ストレスを減らし、バランスのよい食事をしてしっかり眠る!この基本の生活が大切です。

細菌性腟症

・おりものの色
灰色~白色

・臭い
魚のような強い臭い

・その他の症状
かゆみや痛みは少ないことが多い

腟カンジダ症

おりものの色
白色でポロポロしたカッテージチーズ状

臭い
無臭~わずかに酸っぱい臭い

その他の症状
強いかゆみや灼熱感

腟炎を防ぐための生活習慣

・乳酸菌を含む食品(納豆、白菜の漬物、キムチ、ヨーグルト)を積極的に摂る
・デリケートゾーン専用ソープを使用し、洗いすぎを防ぐ
・通気性のよいコットン素材の下着を選ぶ
・ストレスを減らし、睡眠をしっかり取る

腟炎の症状がある場合、自己判断せずに婦人科を受診しましょう。

膣炎の詳細はコチラ

2.性感染症

性感染症によって、おりものの臭いが強くなることも多いです。

淋菌感染症、クラミジア感染症、トリコモナス腟炎など性感染症で、原因によって特徴的な臭いや色の変化があります。 基本的には、デリケートゾーンの臭いやおりものの変化、かゆみなどがある場合は腟分泌培養を行い、原因菌を同定し、抗菌薬を使用して治療していきます。

性感染症によって、おりものの臭いが強くなることもあります。代表的な性感染症とその症状を以下の表にまとめました。

感染症 おりものの色 臭い その他の症状
淋菌感染症 黄色~緑色 膿のような臭い 排尿時の痛み、下腹部痛
クラミジア感染症 透明or白色 ほぼ無臭 自覚症状が少ない
トリコモナス腟炎 灰色~泡立ち 強い魚臭 かゆみ、発赤

性感染症の可能性がある場合は、早めに婦人科を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。

女性の性病の詳細はコチラ

3.タンポンの取り出し忘れ

意外と多いのが、タンポンの取り出し忘れです。 タンポンを長時間使用したり、取り忘れたりすることにより、腟内で細菌が繁殖し、強い臭いや腟炎の原因となることがあります。

また、稀ではありますが、高熱やショック症状などを引き起こすトキシックショック症候群(TSS)を発症する可能性もあります。 商品によって異なりますが、一般的には4〜8時間程度までの使用がよいでしょう。

タンポンを抜いたかどうかわからなくなってしまうことがあります。ご自身で取り出すのは難しいことも多いですので、「取り出し忘れたかどうか、わからない」という場合は、お気軽にご受診ください。

セルフチェック方法

・腟内に違和感や異物感がある
おりものが急に悪臭を放つようになった
・生理の終わりかけに、異常な茶色や黄色のおりものが出る

もし取り出し忘れた場合の対応

・無理に取り出そうとせず、婦人科で処置を受ける
高熱や吐き気を伴う場合は「トキシックショック症候群(TSS)」の可能性があるため、すぐに受診

デリケートゾーンの臭いの原因はさまざまですが、腟内に起因するものは放置すると悪化する可能性があります。違和感がある場合は、自己判断せずに専門医の診察を受けましょう。

外陰部に原因がある場合

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外陰部(外から見える部分の女性器)が臭いの原因となることもあります。

1.外陰炎

下着の中で蒸れたり、おりものなどによってかぶれたりすることで、外陰部の炎症が起きて臭う場合があります。
おりものシートやナプキンなどにかぶれて外陰炎となることも多いです。尿漏れパットでのかぶれも非常に多いです。

外陰炎は繰り返しがちなので、軟膏などを使って炎症を抑えるだけでなく、根本的な炎症の原因を見つけることが重要となります。炎症を気にして洗いすぎてしまったり、かゆみで引っ掻いてしまったりすると悪化しますので、お早めにご相談ください。

外陰炎を防ぐためのポイント

・通気性の良い下着を選び、締め付けの強いものを避ける
・おりものシートやナプキンをこまめに交換する、又は、使用しない
・外陰部の洗いすぎに注意し、デリケートゾーン専用ソープを使用する
・保湿する
・かゆみや赤みが出た場合は早めに婦人科で診察を受ける

外陰炎は繰り返しやすいので、症状が出た際は早めのケアが大切です。

2.すそわきが

「すそわきが」とは、正式にはデリケートゾーン(陰部)にあるアポクリン汗腺からの分泌物が原因で発生する体臭のことを指します。脇にわきががある方は、陰部にも同じアポクリン汗腺が多く分布しているため、同様の臭いが生じることがあります。

  • 鉛筆の芯のようなニオイ
  • ツンとした酸っぱい臭い
  • チーズのような発酵臭
  • 生乾きの洗濯物のような臭い
  • 玉ねぎやネギのような刺激臭
  • 野菜炒めのような脂っぽい臭い

デリケートゾーンにはアポクリン汗腺が集中しており、この部位は通気性が悪く湿度も高いため、細菌が繁殖しやすい環境です。特に鼠径部(股の部分)や外陰部周辺で活発に働くため、臭いが発生しやすくなっています。また、生理中や排卵期などホルモンバランスの変化によっても臭いが強まることがあります。

この症状は他人に相談しづらく、一人で悩みを抱え込む方も少なくありませんが、適切なケアや治療によって改善することが可能です。

「すそわきが」の臭いでお悩みの方はこちら

3.汚れの付着

外陰部は、ひだが多い作りをしているため、恥垢がたまりやすいです。
また、アンダーヘアに付着した尿や便により、細菌が繁殖することもあります。 汚れが付着していると臭いの原因となりますので、清潔に保つことが大切です。

清潔に保つための注意点

・デリケートゾーンを優しく洗い、ゴシゴシ擦らない
・アンダーヘアのケア(トリミングやVIO脱毛)を検討する
・汚れが付着しやすい尿漏れや生理中は、こまめに洗浄する

ただし、清潔を保とうとウォシュレットを頻繁に使用するのは避けましょう。過度な洗浄は、皮脂を取りすぎて皮膚の乾燥やゴワゴワ感を引き起こす原因となります。ウォシュレットを使用する際は、デリケートゾーン専用の保湿剤でケアをすることが重要です。

デリケートゾーンの臭いが気になる場合は、腟内だけでなく外陰部のケアも見直し、適切な方法で清潔を保ちましょう。

恥垢(ちこう)

恥垢とは、女性のデリケートゾーンに溜まる垢のことです。
主に、剥がれ落ちた皮膚、皮脂、汗、おりものなどが混ざり合ってできています。恥垢自体は誰にでもできるものですが、放置すると雑菌が繁殖し、臭いや炎症の原因になることがあります。

恥垢の原因

恥垢は、以下の要因が重なって発生します。

・皮膚のターンオーバー
古くなった皮膚が剥がれ落ちる

・皮脂の分泌
デリケートゾーンにも皮脂腺があり、皮脂が分泌される

・汗
デリケートゾーンは蒸れやすく、汗をかきやすい

・おりもの
膣から分泌されるおりもの

これらの物質が混ざり合い、時間が経つにつれて恥垢となります。

恥垢のケア方法

恥垢は、正しい方法でケアすることで清潔に保つことができます。

毎日優しく洗う
デリケートゾーン専用のソープを使い、優しく洗いましょう。ゴシゴシ擦ると皮膚を傷つけてしまうため、泡で包み込むように洗うのがポイントです。 洗った後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ります。また、綿などの通気性の良い素材の下着を選び、蒸れを防ぎましょう。

洗いすぎに注意
一日に何度も洗うと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や刺激の原因になります。1日1回を目安にしましょう。

恥垢と「におい・病気」との関連性

恥垢自体は病気ではありませんが、放置すると以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

・臭い
雑菌が繁殖し、不快な臭いの原因となります。

・かゆみ
炎症を起こし、かゆみが生じることがあります。

・炎症
炎症がひどくなると、痛みや腫れを伴うことがあります。

また、まれに、恥垢が原因でカンジダ膣炎などの感染症を引き起こすこともあります。

恥垢が多いと感じたら/デリケートゾーンクリーニング

恥垢が多いと感じたら、まずは上記で紹介したケア方法を試してみてください。それでも改善しない場合は、婦人科を受診して相談しましょう。

当クリニックでは、デリケートゾーンクリーニングをしております。

副皮の周囲やクリトリスに付着した恥垢は、見えにくい部分なのでご自身では洗浄がうまくできないことがあります。洗浄、保湿、膣内洗浄、膣内善玉菌であるラクトバチルスを用いたケアをご用意しております。恥垢から炎症に発展することもあるので、お気軽にご相談ください。

性行為後のにおい

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性行為後に臭いが発生する原因は?

性行為後にデリケートゾーンの臭いが気になるという女性は少なくありません。性行為後に臭いが発生する原因としては、以下のものが考えられます。

性行為による刺激

性行為によって、炎症を起こすことがあります。炎症は、臭いの原因となることがあります。

精液

精液はアルカリ性のため、膣内のpHバランスを崩し、雑菌が繁殖しやすい状態にすることがあります。

性感染症

性感染症(クラミジア、淋病、トリコモナスなど)に感染している場合、臭いの強いおりものが出ることがあります。

細菌性膣炎

性行為での男性器からの細菌により、細菌性膣炎を引き起こすことがあります。性交渉前に男性に抗生物質を投与すると、女性の性交後の膣炎の発症が減少するという報告がもあります。パートナーの男性器を清潔に保ってもらうことは、女性の細菌性膣症予防に役立つと思われます。

性行為後の臭い対策

性行為後の臭いを防ぐためには、以下の対策を行いましょう。

・性行為前のシャワー
性行為の前に亀頭部周囲の包皮裏の細菌を洗浄してもらうことをお勧めします。

・性行為後のシャワー
性行為後にシャワーを浴び、デリケートゾーンを洗い流しましょう。

・専用ソープで洗う
PHのコントロールされた防腐剤の少ないデリケートゾーン専用ソープを使い、優しく洗いましょう。

・膣洗浄は控えめに
膣洗浄は、常在菌を洗い流してしまわないように、注意しましょう。かえって臭いを悪化させる可能性があります。

・通気性の良い下着の着用
綿などの通気性の良い素材の下着を着用し、蒸れを防ぎましょう。ナプキンで通気性が悪くなることでにおいが悪化することもあります。

性行為後の注意点

性行為後に以下のような症状がある、または持続する場合は、性病の可能性もあるため、婦人科を受診しましょう。

・おりものの量や色、臭いに異常がある
・かゆみや痛みがある
・出血がある
・下腹部痛がある

更年期に伴うデリケートゾーンの変化

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デリケートゾーンの臭いやおりものの変化は、更年期の影響を受けることがあります。40代前後から更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が徐々に減少し、腟や外陰部にさまざまな変化が現れます。

更年期に起こるデリケートゾーンの変化

  • 外陰部や腟の乾燥、ひりつき

  • 外陰部や腟の萎縮(萎縮性膣炎)

  • おりものの減少

  • 腟内細菌叢のバランスが崩れやすくなる

  • 尿もれによる炎症や臭い

デリケートゾーンが乾燥すると、下着などの擦れに弱くなり、かゆみ・炎症が起こりやすくなります。おりものが減ると、腟内の自浄作用が弱くなり、腟内細菌叢のバランスが悪化して腟炎を起こします。

尿もれは出産後や更年期に多くなる症状ですが、尿自体や尿もれパットによる擦れやかぶれで臭いが出てしまうことも少なくありません。 若い頃は臭いやおりもので全く悩まなかったのに、年齢とともに悩みが増えてくる…というのは、よくあること。

何歳になっても婦人科で体のメンテナンスをいたしましょう。

萎縮性膣炎とは?

また更年期以降の女性に多い悩みとして、エストロゲンの減少により、腟の粘膜が薄くなり、乾燥しやすくなることで起こる炎症「萎縮性膣炎」です。

主な症状
  • 乾燥感やひりつき

  • 性交時の痛みや出血

  • 腟内の違和感やかゆみ

  • 軽度の尿漏れや頻尿

対策方法
  • エストロゲン補充療法(HRT)を医師と相談の上で検討

  • デリケートゾーン専用の保湿剤を使用

  • 摩擦を減らすため、コットン素材の下着を選ぶ

尿もれは出産後や更年期に多くみられる症状ですが、尿自体や尿もれパッドによるかぶれが原因で臭いが発生することもあります。

「妊娠や出産が終わったら婦人科は卒業」と考える方も少なくありませんが、デリケートゾーンの健康を保つためには、年齢を重ねても定期的な婦人科の診察が大切です。

萎縮性膣炎の詳細はコチラ

 

デリケートゾーンの臭い対策

画像 当クリニックでは、加齢に伴うさまざまなデリケートゾーンケアに力を入れています。臭い対策として、いくつかご紹介します。

清潔に保つ

デリケートゾーンは、恥垢や尿、汗など、さまざまな汚れが付着しやすいです。
清潔に保ち、雑菌が繁殖しないようにしましょう。 腟内を適切な環境に保つには、通常のボディ用ソープではPHが異なるため、デリケートゾーン専用ソープがおすすめです。オーガニックのカンジダも予防できる泡立ちの良いデリケートゾーン専用ソープがお勧めです。

【取扱商品】 フェミニンメディソープ 3,000円(税込)

保湿する

デリケートゾーンの乾燥から、下着やおりものシートとの摩擦が強くなり、外陰炎となってしまうことがあります。
デリケートゾーンも、お顔や体と同じように保湿することが大切です。 洗浄後またはウォシュレット使用後に、デリケートゾーン専用の保湿剤を使用しましょう。

【取扱商品】保湿ジェル:EBINEジェル 4,950円(税込)

EBINEジェル詳しくはコチラ

便秘・下痢のコントロール

便秘や下痢をコントロールすることで、腸内と同じように、腟内の細菌バランスも整っていきます。女性は、いきむための筋肉が弱いことや、女性ホルモンの影響などで、生涯にわたって便秘になりやすいです。

また、月経中はホルモンバランスにより下痢になる方もおられます。便秘や下痢を適切にコントロールするためには、食事や運動に気をつけることも重要ですが、ときには薬によるサポートも必要です。更年期以降に便秘に悩む方も多いです。

一人ひとりの便秘・下痢の状態に合わせ、適切な内服薬をご提案いたします。

【取扱商品】乳酸菌ケア:EBINE フローラ 7,700円(税込)

「EBINE flora」詳しくはコチラ

下着の素材を変える

下着は、ナイロンなどの化学繊維よりも、コットンやシルクなどの天然素材がおすすめです。

蒸れにくく、刺激も少ないため、かぶれや炎症が抑えられます。
また、あまり締め付けない下着・洋服を身につけるようにすることも効果的です。

VIO脱毛

外陰部の症状が出やすい方、カミソリの使用によって毛嚢炎を繰り返している方などは、VIO脱毛がおすすめです。

アンダーヘアを脱毛することで尿や便などの付着を抑えられ、清潔に保ちやすくなります。また、おりものの量も減ったとおっしゃる方が多いです。

当クリニックでは、医療用レーザー脱毛を導入しております。
VIOは特に痛みに敏感なエリアのため、麻酔クリームを使用し、痛みを軽減させた状態で施術をおこなっています。

婦人科診察で使用する内診台での施術は、粘膜の近い部分までしっかり脱毛ができる点がメリットです。

更年期以降は、腟内の自浄作用が低下し、免疫力も低下することから細菌感染が生じやすくなり、においも気になることが多くなります。それぞれの対策をしっかり行い、悩みが解決しない場合は、外来をご受診ください。

「VIO脱毛」詳しくはコチラ

膣ビル「EBINE flora」

女性の身体の中心にあり、命を育むために欠かせない子宮、卵巣、膣。これらは、胎児の頃から大人になるまで、乳酸菌の一種であるラクトバチルスによって守られています。しかし、このバリア機能が低下すると、さまざまな不調が現れることがあります。

そこで、膣内の細菌叢を整え、健やかで活力あふれる毎日をサポートする膣ピル「EBINE flora」を開発しました。におい、かゆみなどの不快な症状を呈する膣炎にさせない(月経前の小さなお子様~閉経後の膣炎まで)ためのサプリです。

細菌性膣症を繰り返す方、慢性的な便秘に悩む方、つらいアレルギー症状を抱える方にもおすすめです。

「EBINE flora」詳しくはコチラ

デリケートゾーンのにおいに関するQ&A

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Q1. デリケートゾーンの臭いが強くなる原因は?

A. デリケートゾーンの臭いが強くなる主な原因は、腟炎(細菌性腟症・カンジダ症)、性感染症、ホルモンバランスの変化、外陰部の汚れやムレ、タンポンの取り出し忘れなどが挙げられます。日常のケアや定期的な婦人科受診が重要です。

Q2. 腟カンジダ症と細菌性腟症の違いは?

A. 腟カンジダ症は強いかゆみや白いカッテージチーズ状のおりものが特徴ですが、細菌性腟症は魚のような臭いと灰色がかったおりものが主な症状です。どちらも婦人科での適切な治療が必要です。

Q3 デリケートゾーンの臭いを抑えるためにできるセルフケアは?

A. デリケートゾーン専用のソープを使用し、洗いすぎを防ぐことが重要です。また、コットン素材の通気性の良い下着を選び、乳酸菌を含む食品を摂取することで腟内環境を整えることができます。

Q4. タンポンの取り出し忘れに気づいたらどうすればいい?

A. まず無理に取り出そうとせず、婦人科を受診してください。長時間放置すると細菌が繁殖し、腟炎やトキシックショック症候群(TSS)のリスクがあるため、早めの対応が重要です。

Q5. 更年期のデリケートゾーンの乾燥対策にはどんな方法がある?

A. エストロゲン補充療法(HRT)を検討するほか、デリケートゾーン専用の保湿剤を使用する、摩擦を減らすためにコットンの下着を選ぶなどの対策があります。また、モナリザタッチによる施術もおすすめです。膣萎縮によるさまざまな変化や不快な症状を緩和するために使用される炭酸ガスレーザーの医療機器です。

Q6. 産後のデリケートゾーンの臭い原因は?対策方法は?

産後の女性の臭いの原因は、 ホルモンバランスの変化、悪露の影響、会陰切開の傷などが臭いの原因となることがあります。主な対策として、以下をお試しください。

・悪露が完全に落ち着くまでは、こまめなナプキンの交換を心がける。
・会陰切開の傷は清潔に保つ。
・デリケートゾーン専用のソープで優しく洗う。
・通気性の良い下着を選ぶ。

Q7. デリケートゾーンクリーニングをしてもらうには?

デリケートゾーンをエステサロンや美容室のように優しくきれいに美しくケアする施術をご提供しております。

副皮の周囲やクリトリスに付着した恥垢は、見えにくい部分なのでご自身では洗浄がうまくできないことがあります。洗浄、保湿、膣内洗浄、膣内善玉菌であるラクトバチルスを用いたケアをご用意しております。恥垢から炎症に発展することもあるので、お気軽にご相談ください。


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院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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