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更年期の生理の悩み(生理不順、月経出血量の変化や周期等)を女医が丁寧に解説!

40代になり「今まで周期的にきていた月経が乱れてきた」「経血量が増えた/減った」など、

月経の変化にお気づきの方は、閉経が近くなってきたのかもしれません。いわゆる「更年期」ですね。更年期になると、月経が今までとは変化します。

心配になってしまうこともあると思いますので、今回は、更年期に起こる月経の変化についてお伝えいたします。

更年期に伴う月経変化について

更年期は、閉経の前後5年ずつの時期で、多くの方では40代の半ばごろからの10年ほどが更年期です。更年期に起こるホルモンの変化と、それによる月経の変化について解説いたします。

更年期のホルモンバランス

女性の体では、エストロゲン・プロゲステロンの2つの女性ホルモンが周期的に分泌され、月経周期を作っています。そのうち、更年期の月経変化に深く関与するのは排卵後に作り出されるエストロゲンです。

エストロゲンは、脳の下垂体という部分の指令を受けて、排卵後に卵巣から大量に分泌されます。

ですが、卵巣の機能が年齢とともに徐々に低下すると、いくら脳から排卵をするようにメッセージを受けても排卵することができず、結果として十分な量のエストロゲンを分泌することができません。

卵巣からエストロゲンが分泌されないと脳からの刺激ばかりが強くなり、さらには、同時に1つ以上の排卵が誘発され、エストロゲン分泌量が急上昇するなどによりエストロゲン分泌量のゆらぎが生じます。

このエストロゲン分泌量の「ゆらぎ」が、更年期にさまざまな変化をもたらす原因です。

 

更年期によくある月経変化

更年期には、以下のようなさまざまな月経の変化が生じます。

  • 月経周期が短くなる/長くなる
  • 経血量が増える/減る
  • 出血がダラダラと続く
  • 不正出血が多くなる

個人差はありますが、まず月経周期が短くなり、その後しばらくすると逆に月経周期が長くなって、次第に月経回数が減って、閉経という流れになる方が多いです。

経血量も、急に増えたり、不正出血かなと思うほど少なくなったりと、不安定になります。

1年間月経がこなければ、閉経したと考えます。

 

月経に変化があらわれたら婦人科へ

40代で月経が変化したとき、一度は婦人科を受診していただきたいと思います。

「閉経が近いのだろう」と思っていても、別の病気が原因だったということもあるためです。

出血の色や量などだけでは、月経なのか不正出血なのかの区別はできません。

不正出血で特に注意したいのは、なんといっても、「子宮がん」です。

子宮がんは、できる部位によって「子宮頸がん」「子宮体がん」の2つに分けられます。多くはありませんが、「卵巣がん」の方もいらっしゃいます。

子宮頸がん

子宮頸がんは比較的若く、20代後半頃から少しずつ増え、30代、40代での発症が多い、HPVウイルスが原因の子宮頚部に発生するがんです。

予防のためのワクチン(HPVワクチン)がありますが、今の30代後半以降の方は、ワクチンを接種していない方がほとんどだと思います。

子宮頸がんは、不正出血がダラダラと続く、スポーツや性交渉時の出血、おりものの量が増える、下腹部痛などが主な症状です。30代で、「少し早いけど閉経するのかな」と考えて不正出血を放置していて、実はがんだったという方もおられます。

子宮体がん

一方、子宮体がんは30代後半から増え、40代〜60代に多いがんです。

初期から90%の方に不正出血がみられます。

子宮頸がん検診が普及するにつれ、見落としが多いのは子宮体がんです。

子宮の内膜で発生するがんで、がん検診時に少し痛みが伴うことがあり、嫌われる傾向がある子宮体がん検診ですが、早期発見で完治できる可能性のあるがんなので、不正出血のある方は積極的に検査をおすすめします。

チェックポイント

特に注意していただきたいのは、閉経した後に性器からの出血があった場合です。

まれに、閉経後1年以上たって月経が再開することがありますが、一般的には数年以上月経が止まっていた状態から、月経が再開するということはありません。

また、稀ですが、ホルモン産生腫瘍の場合もありますので、不正出血にはがん検診が必要です。

いずれにしても、月経に変化があったり、不正出血が続いたりするようであれば、婦人科のチェックをした方がよいでしょう。

出産してから、忙しくて何年も婦人科には行っていないという女性も少なくありません。

当院は、忙しい方でも通いやすいよう、土日も診療をおこなっております。お気軽にご相談ください。

 

更年期に必要な検査と対策

婦人科を受診しよう

更年期かも、閉経が近いかもと思われたら、婦人科へいらしてください。

検査をおこない、つらい症状には対策をとることができます。

更年期を疑う場合に必要な検査

月経の変化や更年期障害のような症状で受診された際には、更年期に伴うものなのか、何か原因となる病気があるのかを判断するために、いくつか検査をおこないます。

血液検査

女性ホルモンの値や甲状腺機能、血糖値、コレステロール値などをチェックいたします。女性ホルモンの値をみることで、更年期かどうかを客観的に判断可能です。

血圧測定

閉経の前後で、女性は高血圧になる方が増えます。頭痛やめまいの原因は、高血圧かもしれません。

がん検診

子宮頸がん、子宮体がんの検診をおこないましょう。不正出血や下腹部痛の原因になっていることがあります。

骨密度検査

閉経を境に、女性は骨密度が急激に下がります。骨密度の低下が原因で、腰痛を感じることがあります。疑わしい症状があれば、骨密度検査もおすすめいたします。当院でも骨密度検査や骨粗鬆症の治療が可能です。

さらに更年期の年齢の女性は、乳がん、甲状腺がんの早期発見のため以下の検査もお勧めしております。

がん発症には疼痛を伴わないことが多いため、検診は大切です。

  • 甲状腺超音波検査
  • マンモグラフィー
  • 乳腺超音波検査

更年期の月経変化、対策は?

更年期では、閉経に向けて月経量が減って痛みもなくなるというわけではありません。

実際には、月経量が安定せず急に大出血を起こしたり、閉経するまでずっと月経痛がつらいという方もおられます。月経変化が始まってから閉経までは数年かかりますので、我慢しつづけるというのは大変です。

とはいえ、40歳以降は血栓症のリスクが高まるため、低用量ピルの服用はあまりおすすめできません。

更年期の月経対策として、子宮内膜症、子宮腺筋症であれば、「ジエノゲスト」が選択肢となります。

ジエノゲスト

1日2回の内服薬で、黄体ホルモンのみが含まれています。

長期的に内服することで、子宮内膜をごく薄い状態に保ち、月経を止めることが可能です。内服開始時に多少の出血の可能性があることはご了承ください。

低用量ピルと違って血栓症のリスクもなく、40歳以上の方でも安心して、閉経まで飲み続けることができます。

ミレーナ

もう1つは子宮内に装着するリングである「ミレーナ」があります。

ミレーナは、黄体ホルモンを安定して少量ずつ放出し、ジエノゲストと同じように、子宮内膜増殖を抑制する作用があるため、月経痛が緩和され、出血量も減って過ごしやすくなるでしょう。

月経困難症や過多月経でお困りであれば選択肢となります。

装着時に少し痛みがある点、装着して数か月は不正出血が出やすい点、自然に取れてしまう場合がある点には注意が必要です。

1度装着すると5年ほど効果が持続します。

避妊で装着の場合には、

  • 初診料:4,400円(税込)
  • ミレーナ:78,000円(税込)

です。

過多月経の場合は、保険適応です。

 

更年期障害?更年期の月経で悩んだら・・・

月経にまつわるお悩み以外にも、更年期にはさまざまな症状に悩まされます。

イライラや気分の落ち込み、ホットフラッシュ、尿もれ、腟の乾燥など、ミレーナやジエノゲストでは改善できない症状も多いです。

当院では、更年期の症状を幅広くカバーするプラセンタ、尿もれを改善するエムセラやモナリザタッチなど、多彩な治療法をご用意しております。

更年期に起こる体の変化でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

 

診療に関して

当クリニックでは、LINEドクターを使ったオンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用下さい。
※土日祝日も診療しています。

 

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白金高輪 海老根ウィメンズクリニック
https://ebine-womens-clinic.com/
東京都港区高輪1-2-17 高輪梶ビル5,6,7F
03-5789-2590
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日本人女性がもっとも罹患する乳がんと「乳がん検診」の受診率

日本人女性がもっとも罹患する「乳がん」

乳がんは日本女性の9人に1人がかかるといわれ、「がん」の中で日本人女性がもっとも罹患するが「乳がん」です。

2019年には年間97,142人が乳がんにかかり、2020年に14,650人が乳がんで亡くなっています。(※1)

※1:出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html

また、年齢階級別の罹患率(下記図参照)では、30代頃から罹患率が急激に上昇し、40代から70代前半まで高い状態を維持し70代後半から減少します。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html

 

【2022年】部位別予測がん罹患数

また、「国立がん研究センターがん情報サービス/がんの統計 2023」のデータでは、2022年の部位別予測がん罹患数も、「乳がん」がもっと多いと予測されています。

※がん罹患数予測は、全国がん登録(2018年実測値)の性・年齢階級・部位別罹患率に2022年の性・年齢階級別将来推計人口を乗じて予測した。

※わが国のがん罹患数の2022年推計値は、約101万9千例である(男性58万4千例、女性43万4千900例)。部位別では男性で前立腺(17%)、胃(16%)、大腸(15%)、肺(15%)、肝臓(5%)の順、女性で乳房(22%)、大腸(16%)、肺(10%)、胃(9%)、子宮(7%)の順となっている。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス/がんの統計 2023

伸び悩む「乳がん検診受診率」

続いて、乳がん検診受診率(国民生活基礎調査による推計値)をご紹介します。
受診率の算定対象年齢は、「がん対策推進基本計画」(平成24年6月)に基づき40~69歳。

  • 2022年:受診率47.4%
  • 2019年:受診率47.4%
  • 2016年:受診率44.9%
  • 2013年:受診率43.4%

国内の乳がん検診受診率は低い状況が続いています。一方で欧米のがん検診受診率70~80%と言われています。

出典
※2019年国民生活基礎調査(2016年は熊本県は含まない)
※「国民生活基礎調査」においてがん検診受診率は3年に1度調査されています。
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/screening/screening.html

乳がん検診を受診しよう!

乳がんのリスクは誰にでもあります。

早期に発見することが何より重要です。

自治体も無料で乳がん検診を受けられるようにサポートしています。

当院では港区乳がん検診を受け付けております。

港区在住の方はお手元にあるがん検診の案内をご覧になって、ぜひお受けください。

当院は医師をはじめスタッフもすべて女性です。
ご心配なこと、ご不明な点などありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

合わせて読む【ピックアップ記事】

乳がん検診に関する情報をご紹介します。
気になる方は是非参考に合わせてご覧ください。

乳腺外科のページはコチラ

妊娠希望の方、妊活・不妊治療中の方に乳がん検診をお勧めします

乳がん検診は必ず必要!?「マンモグラフィ」と「超音波検査」の疑問に女医が丁寧に解説

小さい乳房でもマンモグラフィは受けられる?

 

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インフルエンザ予防接種開始しました

2023年9月19日から、インフルエンザの予防接種開始しました。

流行っていますので、早めのご希望の方は是非ご予約ください〜。

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【排卵時頭痛】生理前の強い頭痛の症状と治療法を女医が丁寧に解説!

排卵時の頭痛

時々生理前、排卵時期と思われるタイミングで、頭痛を感じる方がいらっしゃいます。

病態的にはよくわかっていないのですが、相談されることもあるのでこの病態について解説させていただきます。

 

問診で知る生理前(排卵時)の頭痛【32歳/製薬会社勤務/子供4歳】

患者さん:もともとたまに頭痛があったのですが、子供を産んでから、排卵日にだけ頭痛がするのです。吐き気もあって、その日一日寝込んでしまいます。

医師:そのほか、お天気が悪いときとか、生理の時は頭痛になりますか?

患者さん:以前は、雨が降る前は重い感じがしていたのですが、今はありません。生理の時も生理痛だけです。

医師:出産後に生理の重さは変わりましたか?

患者さん:生理はあまり重くなく、生理痛も一回薬飲んだら大丈夫です。

医師:排卵日に起こる頭痛は、頭痛の前に特定の症状はありますか?

患者さん:やたらと眠くて、たまに腰が痛かったり、なんとなくむくんで、怠くなります。吐き気があることもあります。

医師:頭痛になると頭痛以外にどんな症状がありますか?

患者さん:腹部が腫れて、便秘になります。暗い部屋で静かにしていたいですが、子供がいるので、一緒に遊んだりお世話があって辛いです。

医師:頭痛はどれくらい続きますか?

患者さん:長くても一日くらいです。一晩寝るとすっきりします。これからもう一人子供がほしいので、排卵日の頭痛は本当に困ります。

医師:婦人科の先生とも相談して頭痛改善しつつ、妊活しましょう。

 

排卵時頭痛の症状・予防・治療・処方薬に関して

排卵時の頭痛

症状

排卵日のみ片頭痛がみられる症例です。

頭痛と共にお腹が張ったり、吐き気が強い、というプロスタグランジン関連の腹部症状をともない、頭痛も強いです。

診断

問診から、排卵時片頭痛と診断できます。
頭部MRI,MRAで、脳血管に異常がないことを確認、採血で肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンをチェックして治療に進みます。

治療

急性期薬
排卵時の片頭痛は、通常の三叉神経血管説だけでなく、プロスタグランジンが関与するため、NSAIDsの併用が有効です。

処方例

イブプロフェン 200mg 3T/3x
トリプタン ナラトリプタン(アマージ)またはゾルミトリプタン(ゾーミック)2T/2x

排卵時の頭痛でお悩みの方へ

妊娠希望がない場合

月1日程度なので、通常は予防薬を使いませんが、生活に支障が出る場合には、ピルの服用で排卵抑制も考慮します。

妊娠希望の場合

排卵を抑制できないため、患者さんの症状をみながら、NSAIDsの使用を考えます。

ホルモンバランスにより、女性は様々な症状が出ますが、それぞれの状態に対応して診察させていただきたいと思います。

 

診療に関して

当クリニックでは、LINEドクターを使ったオンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用下さい。
※土日祝日も診療しています。

 

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【月経関連片頭痛】生理前後や生理中の強い頭痛の症状と治療法を女医が丁寧に解説!

生理頭痛

月経前や月経時に下腹痛やイライラだけでなく、とても強い頭痛の方がいらっしゃいます。

特徴は、月経前や月経中に非常に強い症状が出ること。

脳外科医の田村先生と一緒に、この病態について解説させていただきます。

 

問診で知る月経関連頭痛【28歳/広告代理店勤務/未婚】

患者さん:20歳くらいから頭痛がひどくなってきて、最近では、頭痛の時に吐いちゃったりします。

医師:どんなときに痛いですか。例えば、生理のときとか、お天気がわるときとか・・・

患者さん:生理が始まる前から始まって2-3日くらいが特にひどくて、寝込んでいます。

医師:生理が始まる2日前から生理が始まって3日目くらいに頭痛が起こっていますか。

患者さん:はい、そうです。吐き気も強くて、薬も一回じゃ効きません。でも仕事が忙しくて休めず、毎月恐怖です。

医師:頭痛が始まる前に決まって起きる症状(前兆、または予兆)はありますか。

患者さん:すごく眠くなり、あくびがやたらと出て、スマホの光やテレビの音がすごく煩わしいです。

医師:頭痛になってしまったときには、頭痛以外にどんな症状がありますか

患者さん:吐き気や嘔吐があって、姿勢を変えるたびに頭がガンガン痛くなります。下痢にもなっちゃいます。

医師:症状からは純粋型月経関連片頭痛と思われます。婦人科の先生とは相談しましたか。

患者さん:婦人科は検診で行くくらいです。婦人科って関係あるんですか?

医師:婦人科でホルモンの調整をしてもらうとつらい頭痛もよくなることが多いんですよ。
頭部MRI,MRA、採血で病気がないか確認した後に、頭痛の予防薬、頭痛になったときに使う薬を処方しますね。

患者さん:初めてききました。婦人科にもいってみます。

 

月経関連片頭痛の症状・予防・治療・処方薬に関して

月経関連頭痛の治療

症状

 月経関連片頭痛―月経開始2日前から3日前の頭痛

 月経関連頭痛は長く重度―頭痛がきつくて、寝込んでしまう、恐怖を感じる

 婦人科は検診のみ―婦人科の先生ときちんと話ができていない

 自律神経症状(予兆)を伴うのが片頭痛―吐き気、スマホの光やテレビの音

 プロスタグランジン(経血を出すため子宮収縮をする)の関与―吐き気、下痢

 片頭痛の痛み―姿勢を変えるごとにガンガンする

検査

頭部MRI,MRAにて、脳血管に動脈瘤や血管奇形がないこと、採血にて貧血、肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンをチェックして、内服加療へ進みます。

治療

月経時片頭痛は、プロスタグランジンが関与するため、トリプタン製剤とNSAIDsの併用が有効とされています。

急性期治療

長時間型トリプタン:ゾルミトリプタン(ゾーミック)、ナラトリプタン(アマージ)
5日間、1日2回内服(月経前2日間+月経1~3日目)

処方例

 イブプロフェン200mg 3T/3x

 ゾーミックまたはアマージ
1日2回 頭痛予兆時に(一回良くなり、また眠気や吐き気、光がまぶしくなってきたら内服する。ずっと痛い場合には12時間おきとする。)

注:通常の片頭痛はNSIDs firstではなく、またトリプタン製剤を予防投与はしない。

予防

・よく寝る

・呉茱萸湯(呉茱萸そのものに鎮痛効果がある)

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(呉茱萸湯に体を温める作用も加わる)

・桂枝人参湯

・そのほか、一般の片頭痛予防薬に準ずる

ホルモン剤

婦人科で、ホルモン剤の処方で頭痛が改善することも多いため、黄体ホルモン補充、低用量ピルを検討します。

 

生理前後の頭痛でお悩みの方へ

月経関連片頭痛であったとしても、頭痛はその人のバックグランド、生活習慣、精神状態により大きく左右されます。

生理の度につらい思いをする必要はありません。一緒に頭痛改善してきましょう!!!

 

オンライン診療

当クリニックでは、LINEドクターを使ったオンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用下さい。
※土日祝日も診療しています。

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乳がん検診は必ず必要!?「マンモグラフィ」と「超音波検査」の疑問に女医が丁寧に解説

当クリニックでは、乳がん検診(マンモグラフィおよび超音波検査)を行うことができます。マンモグラフィと超音波検査に関する情報をまとめさせていただきましたのでご覧ください。

はじめに

乳がん検診の重要性

乳がんは日本女性の9人に1人がかかるといわれ、「がん」の中で日本人女性がもっとも罹患するが「乳がん」です。

乳がん検診のすすめ

2019年には年間97,142人が乳がんにかかり、2020年に14,650人が乳がんで亡くなっています。(※1)

欧米のがん検診受診率70~80%と比べて、国内の乳がん検診受診率(国民生活基礎調査による推計値)は下記の通り、低い状況が続いています。

  • 2022年受診率:47.4% ※2

※1:出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html
※2:受診率の算定対象年齢は、「がん対策推進基本計画」(平成24年6月)に基づき40~69歳

チェックポイント

乳がんのリスクは誰にでもあります。早期に発見することが何より重要です。自治体も無料で乳がん検診を受けられるようにサポートしています。

当院では港区乳がん検診を受け付けております。港区在住の方はお手元にあるがん検診の案内をご覧になって、ぜひお受けください。

国内の乳がん罹患数や死亡数など詳しい情報は下記記事もご覧ください。

日本人女性がもっとも罹患する乳がんと「乳がん検診」の受診率

 

マンモグラフィと超音波検査の違い

マンモグラフィはどんな検査?
GE製の防水マンモグラフィ

当院のGE製最新の防水マンモグラフィ

乳房専用のレントゲン検査で、X線撮影です。 乳房をはさみ薄く伸ばして撮影するので、多少の痛みを伴うことがあります。 早期のガンの発見に適しています。 乳房にしこりや気になるところがある方はご相談ください。

※心臓ペースメーカーの方は検査できません。
※豊胸手術の方は施術内容によっては検査できません。
※妊娠中の方は検査できません。

超音波検査はどんな検査?

乳房超音波検査イメージ写真です

超音波で乳房(主に乳腺)の状態を調べ、しこり(腫瘤)が良性か悪性か調べる検査です。 痛みはありません。また妊娠中でも可能な検査です。 乳房にしこりや気になるところがある方はご相談ください。

メリットとデメリットで比較!
超音波検査 マンモグラフィー
メリット ・乳腺が発達している人(若年層)でもしこりの検出がしやすい ・妊娠中、授乳中の方も検査可能 ・被曝がない。 ・早期乳がんの所見である微細な石灰化を検出しやすい
・過去画像と比較しやすい
デメリット ・早期乳がんの所見である微細な石灰化の検出は困難 ・乳房全体の描出が不可能であるため検査施行者の技量に影響される ・検査中痛みを伴うことがある。
・乳腺が発達している若年層はしこりと乳腺の区別がつきづらい
おすすめ年代 20~30代、授乳中、妊娠中 30~40代以上
チェックポイント

マンモグラフィ検査は、単独で乳がん死亡率減少効果が証明されている唯一の検診方法ですが、超音波を併用することによって乳がんの発見率が上昇しますので、セットで検査して頂くことをお勧めしています。

担当医師、検査料金など詳しくは下記リンクよりご覧ください。

乳腺外科のご案内

 

乳がん検診をする頻度は?

「マンモグラフィは2年に1回で良いでしょうか?」とご質問を受けします。

確かに区検診は2年に1回、そして40歳以上しか受けられません。ですが、先にも記載したように今は9人に1人が乳がんになります。早期発見することが何より重要です。

1年に1度、「マンモグラフィ」と「乳腺超音波検査」を受けることでより早期に乳がんを発見することができます。毎年お誕生日の月などご自分の忘れない時期に、検診をお受けになられることをお勧めします。

当院ではお仕事帰りの時間、そして日曜も乳がん検診を受けられます。そして乳腺外科の女性医師が結果をお伝えします。気になること、ご心配なことなどご遠慮なくご相談ください。

 

当院のマンモグラフィ受付時間

マンモグラフィは週末、祝日、または、月曜日午前中、水曜日の午後に受けることができます。

授乳中でもOK!早期発見が重要‼

GE製のマンモグラフィは最新機器で防水のため、授乳中の方でも検査を受けることができます。産後の乳がんは進行の早いタイプのがんもあり、産後の乳腺腫瘤は早期発見が必須です。

当院のマンモグラフィのポイント

【1】女性技師だけが担当するため、安心して受診していただきます。疼痛が心配な方は、事前にご相談ください。

【2】乳腺内の所見を見逃さないように、乳腺に圧力をかけて検査することがありますが、無理に検査することはありません。また、検査の読影は専門の医師が2名で行っております。1~2週間後のご予約をお勧めしております。

【3】精密検査が必要な場合は、メールやお電話でご連絡することがありますので、アットリンクでの登録をお勧めいたします。

【4】結果は毎日、一般診察の予約枠でお話しさせていただきます。精密検査が必要な場合は、乳腺外科委の専門外来を予約させていただきます。

 

当院の超音波検査の受付時間

超音波検査は、週末、祝日、または、月曜日や木曜日の午前中に検査を受けることができます。

当院の超音波検査のポイント

【1】マンモグラフィ同様に女性技師だけが担当しております。

【2】乳がん検診だけでなく、産後、乳腺炎が繰り返される方の場合、乳腺膿瘍形成などの診断にも役立ちます。

【3】若年の乳がん検診を行う際、GEヘルスケアジャパン株式会社の上位機種である超音波検査装置E10を用いており、オプションで乳腺が発達している40歳以下の女性にもエラストグラフィという組織の硬さをリアルタイムで画像化できる技術を用いることも可能です。

 

【Q&A】マンモグラフィの疑問に医師が回答‼

女医による乳がん検診QA

質問1:マンモグラフィ、乳房超音波は必要?

マンモグラフィは乳房専用のレントゲン検査です。

特に石灰化という所見を見つけることが得意な検査です。
乳房超音波は乳房表面から超音波を当てて内部の様子を観察します。主にしこりの精密検査を得意とし、大きさ、性状から良性なのか悪性なのかをある程度判別できます。

しかし超音波検査は乳癌に特徴的な小さな石灰化を発見することは難しく、反対にマンモグラフィにうつらないしこりが超音波で見えることがあります。これら2つの検査を併用することで癌の検出率をあげることができます。

質問2:異常が出たらどうしたらいい?

正常乳腺や癌以外でも要精密検査になることがありますので、まずは乳腺外科にご相談ください。

場合によってはMRI検査や、病変に針を刺して顕微鏡で見る検査を追加することがあります。

質問3:良性の石灰化と悪性の石灰化は何が違うの?

石灰化があるから全て病気かというとそうではありません。

石灰化は①形 ②分布 で良悪性を判断します。

良性石灰化は

①丸い、境界がはっきりしている

②乳腺全体に分布している などの特徴があります。

悪性石灰化は

①形がいびつ、樹枝状

②1カ所に密集している、乳腺の分布に沿っている

というような特徴があります。

いずれにしても、総合的に判断し精密検査が必要な石灰化かどうかを判断します。

質問4:マンモグラフィの痛みを軽減する方法は?

マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影する必要があります。
圧迫することで、乳腺組織の重なりが分離されて画質の良い写真が得られます。また乳房の厚みが薄くなることで放射線の被曝も低減されます。

このような理由から、どうしても圧迫することが必要となるのですが、少しでも痛みを軽減するために、以下のことに気を付けて受けていただきたいと思います。

・生理前のマンモグラフィ検査を避ける

生理前はご自身で気づかなくても乳房が張っていたりします。生理開始7~10日目が乳房は一番柔らかいといわれます。その時期にマンモグラフィを受けるのが痛みが少ないと思います。

・リラックスして検査を受ける

緊張して体が硬くなっていると、痛みが増すこともあります。肩の力を抜いてリラックスして検査をお受けになってください。撮影する技師もできるだけリラックスできるように努力いたします。

でもあまりに痛みが強く、耐えられないようであれば、担当の技師に遠慮なくお申し出ください。当院では、マンモグラフィ撮影認定有資格の女性放射線技師が検査にあたりますので安心して受けていただけます。

質問5:小さい乳房でもマンモグラフィは受けられる?

ご自分の乳房が小さいから挟めるか心配だったと、撮影台にのせるほどないんですけどと、とても心配そうにいらっしゃる方がいます。お話を伺うと、受けたかったけど小さい乳房を心配してずっとためらわれていたと。
大丈夫です。どんなに小さくてもマンモグラフィは撮影できます。ご心配な方はお気軽にご相談下さい。

質問6:乳がん検診の理想は?

40歳以上の方はマンモグラフィ、超音波どちらも同じ時期に受けることをおすすめします。

また可能であれば同一施設で毎年受けていただくほうがいいです。

何か所見があったとき、以前と比較し変化があるのかどうかが大切になってきますので、同一施設であれば過去の画像と比べることができます。

妊娠を希望している方、ピル内服する方、不妊治療を今後考えている方など、ホルモン投与する前には、必ず乳がん検診が必要です。

また、妊娠中でも乳房のしこりが気になる場合は、超音波検査は可能ですので、必ずチェックしてみてください。

 

乳がん検診(マンモグラフィおよび超音波検査)詳しくはコチラ

オンライン診療

当クリニックでは、LINEドクターを使ったオンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用下さい。
※土日祝日も診療しています。

 

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妊娠に適した年齢はいつ?

妊娠適齢期

少子高齢化が進む中、その中でもやっぱり子供が欲しい、でも仕事のやりがいも出てきたという女性もたくさんいらっしゃると思います。

そんな中、「何歳で妊娠するべきでしょうか?」という質問を日々受けます。

妊娠適齢期は?

妊娠するべき年齢は特にないと思いますが、今から50年くらい前は「クリスマスケーキ」と「大晦日」。

クリスマスケーキは、結婚適齢期。

つまり、24歳~25歳くらいで結婚ですね。

大晦日は、出産適齢期。

つまり31歳までには出産を経験しないと。

これが、大人の女性になること。もちろん、このころの女性は総合職に就くことなく、18~20歳くらいから社会人となり、お嫁さんになるための事務職に就いて寿退社。

化石になってしまったような考え方ですが、私の子供の頃はこんな感じでした。

その後、女性の進学率も上昇し、総合職に就く女性も増え、さらには女性管理職を増やさないと!!などという社会的風潮までできるこの時代。女性って大変ですよね。

「良いお嫁さん」から「仕事ができる女性」にまで、女性像が変化してしまったのです。

高校生の時の倫理の授業中、一橋大学出身の女性教師が「愛とは?」「自由とは?」

と大きな声で語っていたのですが、この二つの言葉を手に入れた現代女性は、悩みでしかない。

「何歳で妊娠するべきでしょうか?」

答えは、「いつでもいい。」に限るでしょう。

まず初めに、女性は妊娠するべきか?

これは、なかなか決めにくい内容です。こんなに人間が沢山生まれて、死んでいくという生物学的観点からいえば、やはり出産したほうがいいでしょう。

しかしながら、現代女性は命題が多い。

妊娠出産は、他人が代わってくれることができないため、妊娠出産にかかわる時間は、男性のように仕事をすることができない。また、子供に集中する脳の形態に変化する。

これを人生のどの時期に設定するか?

20~30歳は、勉強をしても、仕事をしても、妊娠出産子育てをしても、どれも充実して成果の出る時間。

欲張りな女性も増えていますが、とりあえず優先順位をつけないと。もちろん私も同じでした。

大切なのは、自分が何者になりたいか。

50歳を超え、もう子供が産めない年になり、冷静にこの問題を話せるようになりました。

結婚も出産も仕事もどれも大切ですので、好きな順でいいです。

ただし、出産できる年齢だけ限られてしまうことは、覚えておいて下さい。

ちなみに子育ては30年プロジェクトですので、この時間も考えておいてください。

 

オンライン診療

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【更年期障害】ホットフラッシュの原因と治療法を女医が丁寧に解説!

ホットフラッシュ

更年期障害の代表的な症状である「ホットフラッシュ」についてご存じでしょうか?

更年期障害は、人によって症状も程度もさまざまで、日常生活に大きく支障が出てしまうこともあります。「年齢的なものだから、仕方がない」と我慢を続けていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

ホットフラッシュは、年単位で長く続くこともありますので、体に合う治療を見つけ、楽に過ごせるように治療できればと思います。

今回は、ホットフラッシュの原因や症状について詳しくお伝えし、治療法をいくつかご紹介します。

ホットフラッシュとは?

まずは、ホットフラッシュの症状やメカニズムを解説いたします。

ホットフラッシュの症状

ホットフラッシュというのは、更年期障害の血管調整能障害に伴う顔のほてりやのぼせ症状です。

血管運動神経症状と呼ばれるもので、一般的に、前触れなく症状があらわれて数分〜30分程度でおさまります。1日に何度も起こる場合もあれば、週に何回かだけの場合もあり、頻度は個人差がたいへん大きいです。

ホットフラッシュのほか、更年期障害では以下のような症状が起こります。

・汗が増える
・不眠
・動悸
・吐き気、胃もたれ、便秘や下痢
・不安、イライラ、気持ちの落ち込み
・肩こり、頭痛、腰痛、体の痛み
・尿失禁
・性交痛

更年期障害では全身にさまざまな症状が出ますので、「この症状がまさか更年期障害の影響とは思わなかった」ということも珍しくありません。

40代、50代で「なんとなく体が変だ」と感じておられる方は、一度婦人科へ相談にいらしてください。

血液検査で、女性ホルモンの状態を評価することができます。

ホットフラッシュが起こる原因

ホットフラッシュが起こる主な原因は、卵巣機能が低下することにより、排卵が不安定になり、エストロゲン分泌量が減少していくことです。

エストロゲンは本来、下垂体という脳からの指令で調整され、卵巣から分泌されます。更年期が近づくと、脳は卵巣へ「エストロゲンを出すように」と命令を出すのですが、卵巣はエストロゲンを分泌する機能が落ちているため、十分に分泌することができません。卵巣からエストロゲン分泌されないとさらに脳からの刺激ばかりが強くなり、エストロゲン分泌量にゆらぎが生じます。

さらに脳の下垂体の上位のコントロールを行う視床下部では、女性ホルモンだけでなく、自律神経のコントロールもおこなっています。自律神経は、血圧や心拍、発汗、血管の収縮などを調節する神経です。
更年期になると下垂体が過剰に反応することにより、視床下部からのホルモン分泌のコントロールも悪くなり。自律神経のコントロールも悪くなります。その影響で発汗や血管運動の調節が乱れ、急に汗が吹き出してきたり、ホットフラッシュが生じたりするのです。

また、エストロゲン分泌量の低下だけでなく、心身のストレスや環境、ご自身の性格なども密接に関わり、更年期障害の症状を悪化させることがあります。

40代〜50代は、仕事や家事、育児、親の介護問題など、さまざまなことで忙しく、ご自身のケアを後回しにしてしまいがちな時期です。更年期障害による症状は、多くの方で1〜3年、長い方では5年以上も続く方もいらっしゃるようです。いったんおさまったように思われても、環境の変化などで再度症状が出ることもあります。

つらい期間が長くなってしまうと、うつ状態など精神面にも影響が出てしまうかもしれません。お一人で悩んだり我慢したりせず、早いうちにご相談ください。

ほかの疾患との見極めも大切

40代、50代になり、ホットフラッシュのような「のぼせ・ほてり」が出た場合、一度全身の健康チェックをおすすめしております。

女性の40代以降は、更年期障害だけでなく、さまざまな病気を発症しやすい時期。本当に更年期障害による症状なのか、しっかり確認しましょう。

ホットフラッシュと似たような症状が出る疾患をいくつかご紹介します。
痛みを伴わない疾患なので、発症が気づかれない場合があります。内科でも、産婦人科でも診断ができる疾患なので、機会をみつけて検査することをおすすめします。

甲状腺疾患

甲状腺機能亢進症では、体のほてりや動悸、疲れやすさ、発汗、手の震え、体重減少といった症状が出ます。20〜50代の女性に30〜60人に1人ほどの割合で発症する、比較的女性に多い疾患です。血液検査で診断が可能です。

高血圧

血圧が上がることで、顔が赤くなったり、顔や体のほてり、頭が重い、頭に血がのぼるといった症状が出ることがあります。女性は、エストロゲンの分泌量が低下する更年期の時期に動脈硬化が進行し、血圧が上がりやすくなるため、高血圧にも注意が必要です。毎日、自宅での血圧測定も診断に重要です。

糖尿病

糖尿病でも、ほてり症状を感じることがあります。
糖尿病は、太っている方の病気と思われがちですが、日本人は痩せ体型でも糖尿病を発症する方が多いです。少食で、運動不足(筋肉が少ない)の女性は、閉経前後での糖尿病発症リスクが高いといわれています。
ほてり以外に、頻尿、喉が渇く、疲れやすい、手足の感覚が鈍い、目がかすむといった症状があれば、糖尿病かもしれません。血液検査や尿検査で診断が可能です。

ホットフラッシュの治療法

ホットフラッシュ原因と治療方法

ホットフラッシュの症状は、適切な治療をおこなえば和らげることができます。

ホルモン補充療法

ホットフラッシュに特に有効性が高いのが、ホルモン補充療法です。
ホットフラッシュや寝汗(ナイトスウェット)の頻度・程度を大きく軽減できるだけでなく、骨密度の維持や心血管疾患のリスク低減など、副次的な効果も得られます。

ホルモン補充療法には、エストロゲンだけ補充する場合とプロゲステロンも一緒に投与する場合とがあります。エストロゲンだけを補充すると子宮内膜増症を起こすリスクがあるため、子宮がある方はプロゲステロンも合わせて補充します。子宮を摘出している方は、エストロゲンだけの補充で問題ありません。
飲み薬・貼り薬・塗り薬とさまざまなタイプがございますので、お一人おひとりに合ったものをご提案します。

<ホルモン補充療法による有害事象>

・不正出血
ホルモン補充療法では、月経が止まっていた方も、再度月経がはじまる方もいらっしゃいます。不定期に性器出血が生じることがあります。このため、ホルモン補充療法を行う際には、事前に子宮頚がん検診、子宮対がん検診、子宮筋腫や卵巣腫瘍を確認する超音波検査を行うことをおすすめします。

・胸の張り

10%ほどの頻度で起こります。長期に内服することにより、徐々に症状は軽快してくることが多いです。乳がんの場合、ホルモン補充療法することにより悪化する可能性があるため、ホルモン補充療法を行う際には、マンモグラフィーや乳腺超音波検査で乳がんの確認は必須です。

・血栓症

エストロゲンを投与するホルモン補充療法を行う場合、血栓症となることがあります。頻度は高くありませんが、発症すると重症管理が必要となり、ICUでの血栓溶解剤を緊急に必要となる場合があります。年齢が高いことや肥満も血栓症のリスクを高めます。リスクに応じて、適切な薬をご提案します。

漢方薬

漢方薬も、ホットフラッシュをはじめとして更年期障害のさまざまな症状の緩和に使われます。ホルモン補充療法と併用することもできますし、ホルモン補充療法ができない方・体に合わなかった方も漢方薬をお試しいただけます。

プラセンタ療法

プラセンタ療法も選択肢となります。
プラセンタは胎盤からの成長因子を集めた製剤で、ホットフラッシュのほか、頭痛や不眠、気分の落ち込み、イライラなど、更年期障害でみられる多様な症状に効果的です。

週に1〜2回の注射剤の投与で、症状を軽減できることが多いです。ただし、注射剤はヒトの胎盤から抽出している血液製剤となり、使用後は献血ができなくなります。ブタやウシ、ヒツジから抽出した内服薬のプラセンタも使用できますが、保険診療適応外のため、やや高価です。

ホットフラッシュが起きたときの対処法

治療をしていても、ホットフラッシュが起きることはあります。ホットフラッシュが起きたときは、次に紹介するような対策をとってみてください。一時的に症状を緩和できるかもしれません。

体を冷やす

ホットフラッシュが起きたときは、ハンディファンや冷却剤などを用いて、顔や首周りを冷やしましょう。冷たい飲み物のペットボトルを首筋に当てる、冷たいものを飲むのも効果的です。酸っぱい食べ物が効果的という方もいらっしゃいます。
ホットフラッシュの頻度が多い方は、体を冷やすためのグッズを持ち歩いてはいかがでしょうか。

洋服で調整する

ホットフラッシュは、気温とは無関係に前触れなく生じます。そのため、ホットフラッシュが起きた場合に体温調節がしやすいように、洋服を工夫しましょう。
とくに冬は厚着をしますので、調節を意識して洋服を選ぶことが大切です。たとえば、タートルネックのニットを着ていると体温調節が難しいことはイメージできますね。首元は、ストールやマフラーを使ってみましょう。
また、汗をかいたときのため、通気性のよい素材の服を選ぶようにしてください。

ホットフラッシュの予防法

ホットフラッシュを軽減するために、よいとされる生活習慣を2つご紹介します。

適度に運動する

有酸素運動をおこなうことで、血流障害が緩和され、ホットフラッシュの頻度や程度を軽減できることがあります。1回30分、息が弾んで汗ばむくらいを目安にしてください。

ウォーキング、サイクリング、ピラティス、キックボクシングなど、ご自身の生活でできそうなもの、やってみたいものに取り組んでみましょう。運動をすることで、ストレス解消になる、血圧が下がり心血管疾患のリスクが低下するなど、ホットフラッシュの対策以外にもメリットがあります。大きな疾患がない場合は、積極的にお勧めしております。

アルコール、刺激物を減らす

アルコール、スパイシーな食べ物は、体温上昇や血流増加により、ホットフラッシュの引き金になる可能性があると考えられています。これらを摂取したときに症状が悪化される方は、すこし減らして、変化をみてはいかがでしょうか?

まとめ

更年期障害なのかでも、比較的頻度の高いホットフラッシュついてご説明させていただきました。

ちょっと熱く感じる方から、びしょびしょになるくらい発汗する方まで、程度は様々です。生活が難しくなるようなことがあれば、すぐにでも治療をおすすめします。

また、症状があまり強くならない場合、自然に消失してしまう人もいますので、個人差の多いこの症状の時期をうまく乗り越えてください。

診療のご案内

ちょっと言いにくいお悩みかもしれません。
お気軽に外来にご相談にいらしてください。

担当医師は全て女性になります。

当クリニックでは、LINEドクターを使ったオンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用下さい。
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尿漏れの原因と治療法を女医が丁寧に解説!

尿漏れ

「ちょっとしたはずみで、尿もれしてしまう」「尿意を感じてから長く我慢できない」のように、尿もれや尿意の切迫感でお困りではありませんか?

どの診療科にかかったらいいかわからない、恥ずかしいといった理由から、誰にも相談できずにいる女性が多くいらっしゃいます。女性は男性と比べて尿道が短いため尿もれが起きやすいので、決して恥ずかしいものではありません。尿もれでお悩みの女性は、婦人科へお越しください。

今回は、女性の尿もれの原因と、当クリニックで行っている治療法についてご紹介します。

尿もれに悩む女性は多い

尿もれに悩む女性はとても多いです。

医学的には「尿失禁」と呼び、尿がもれるのをコントロールできない状態を指します。

健康な女性であっても、尿もれの経験がある方は40%以上にのぼります。女性は男性よりも尿道が短いこと、排尿に関係する骨盤態底筋群が女性ホルモンからの影響を受けること、妊娠・出産にてこの骨盤底筋群が緩むことなど、生涯を通して男性よりも尿もれが起きやすいのです。

尿もれにより自信を失ってしまったり、日常生活に制限が出てしまったりと、自分らしく暮らすことができないのはかなしいこと。

当クリニックでは、女性が心身ともに生き生きと暮らすための尿もれに関するトータルサポートを目指しております。尿もれの日常生活に関するご相談から積極的な治療にまで幅広く力を入れていますので、お気軽にご相談ください。

尿もれの種類と原因

女性の尿もれには大きく2種類あり、それぞれ原因が異なります。ほとんどの方が腹圧性尿失禁または切迫性尿失禁、あるいはそれらの混合型です。

腹圧性尿失禁

若い世代の尿もれで最も多いタイプです。お腹に力が入ったときに尿がもれるため、尿意がなくても生じます。最近では、日頃から運動不足の方やパソコン上の仕事などで長時間座りっぱなしの仕事の方も多く、骨盤底筋群の筋力が低下し、出産経験がなくても尿もれを起こす方が増えているようです。

【腹圧性尿失禁が起きるタイミング】

・重たいものを持ち上げたとき
・くしゃみや咳をしたとき
・走ったりジャンプをしたりと動いたとき
など

腹圧性尿失禁の原因は、骨盤底にある「骨盤底筋群」という筋肉のゆるみです。骨盤底筋群は骨盤の下側にある筋肉で、尿道や肛門、腟を引き締める役割があります。

妊娠中に骨盤底筋群がゆるんだり、赤ちゃんが産道を通るときに骨盤底筋群が広がることにより骨盤底筋群はダメージを受けます。産後には約40%の方が尿もれを自覚され、産後6週間ほどで症状は軽快しますが、産後2年が経過しても20%ほどの方で尿もれが残ってしまうという報告もあります。

また、出産経験のない方や、産後は尿もれがなかったという方であっても、更年期のエストロゲン減少によって骨盤底筋群がゆるむと、尿もれに悩まされることがあります。若い方からご高齢の方まで、原因は異なりますが腹圧性尿失禁はたいへん身近なものなのです。

切迫性尿失禁

切迫性尿失禁は、急に尿意を感じて、我慢できずにもれてしまうタイプの尿失禁です。過活動膀胱という疾患で、年代が上がるにつれて割合が増える傾向にあります。「トイレに間に合わないかも」という不安から、外出や旅行、長時間の交通機関利用を避ける方も少なくありません。

ほとんどの場合、原因ははっきりとしません。

通常であれば、排尿は意識的にコントロール可能です。トイレへ行き、「排尿しても大丈夫」というタイミングになってから、脳の命令を受けて膀胱が収縮します。

ところが、何の原因もなく排尿のコントロールがうまくいかなくなり、勝手に膀胱が収縮するようになることがあります。これが切迫性尿失禁です。加齢に伴い、切迫性尿失禁の方は増えます。治療薬が非常に有効です。

そのほか、脳血管障害、パーキンソン病、子宮脱、膀胱瘤などの病気が原因で切迫性尿失禁となる場合もあります。

尿漏れの治療方法

尿漏れの治療方法

当クリニックでは、治療薬のない腹圧性尿失禁に対して、さまざまな方法を組み合わせた「尿もれプログラム」を用意しております。

尿漏れプログラム詳しくはコチラ

運動療法

腹圧性尿失禁の改善には、運動療法が効果的です。
ご自宅でできる骨盤底筋体操を指導いたします。短時間で行えますので、日々の生活の中で実施してください。ほかの治療を行う場合でも、骨盤底筋体操を併用しましょう。

内服治療

① 切迫性尿失禁には内服治療を行っております。

②漢方薬
いくつかの漢方薬も、腹圧性尿失禁を改善するための一助となる可能性があります。

② ホルモン補充療法
閉経後の尿漏れに対しては、ホルモン補充療法も選択肢の一つです。女性ホルモン「エストロゲン」を補充すると、粘膜の栄養状態を改善したり、尿道壁の厚みを改善したりすることで尿漏れの改善が期待されます。

エムセラ

エムセラは骨盤底筋群を鍛えるための高密度焦点式電磁機器で、腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁のいずれにも高い効果があります。軽い尿漏れから、頻度や程度の重い尿漏れまで幅広く対応可能です。

骨盤底筋体操は、正確に、かつ継続して行うのはなかなか難しく、挫折してしまう方もおられます。ぜひ、エムセラをご検討ください。骨盤底筋群への働きかけは、エムセラが有効です。

椅子のような形の機器に、1回30分ほど座るだけで107040回の筋収縮が誘発され、筋肉が強化します。尿漏れの程度によりますが、週に2回、合計6〜8回の治療を行い、80%の方に尿漏れが40%以下に減少したとの報告もあり、この施術をおすすめしております。

エムセラ詳しくはコチラ

モナリザタッチ(腟レーザー)

モナリザタッチは、顔のリフトアップやたるみ改善に使用されることの多いCO2レーザーを膣外陰部治療に応用したものです。1回5〜10分ほどの治療でデリケートゾーンの血流改善が期待でき、尿漏れや頻尿に効果があります。
尿もれの頻度が高い場合、エムセラと組み合わせての治療がおすすめです。尿漏れ以外にも、デリケートゾーンの乾燥や萎縮、かゆみ、性行痛、産後の腟のゆるみなどにも高い効果が得られます。

モナリザタッチ詳しくはコチラ

尿もれ予防のためにできること

尿もれを抑えるために、改善した方がよいとされるものをいくつかご紹介します。

運動不足や長時間の座位

尿もれは骨盤底筋群の筋力低下により出現します。動く、歩くという日常的な動作を持続的に行うことは大切です。可能であれば、バレエ、キックボクシングなど、足を上げる動作は、尿もれ防止に役立ちます。

肥満

急激な体重増加は、尿失禁を悪化させるといわれております。妊娠と同様に、お腹に常に圧力がかかり、骨盤底筋群に圧がかかり、負担となるためです。女性は産後や閉経後に体重が増加しやすいですので、体重管理をしましょう。

タバコ

タバコに含まれるニコチンは、膀胱を収縮させる作用があるため、尿失禁を悪化させることがあります。可能な限り、禁煙をおすすめします。

便秘

便秘によって膀胱が圧迫され、尿もれを悪化させている可能性があります。排便時の腹圧増強が原因と思われます。女性は、むくみ出現予防のため水分摂取を控える傾向にあり、冷えや運動不足、妊娠、ホルモンバランスなどさまざまな影響で便秘になりがちです。

食物繊維を多く摂取するような食事内容に気を使ったり、パン食を控えたり、適度に運動をしたりすることも便秘解消に有効です。ご自身でのケアには限界もあります。難治性の場合には、便秘薬についても、当クリニックでご相談ください。

まとめ

尿もれは、加齢性変化によって女性にとって避けられない大きな問題です。

この尿もれケアは早期に始めることが大切です。日常できることから始めていただき、ご自身でコントロールが難しい時には、悩まずにご受診をおすすめいたします。一緒に解決策を探させてください。

診療のご案内

ちょっと言いにくいお悩みかもしれません。
お気軽に外来にご相談にいらしてください。

担当医師は全て女性になります。

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フロア別の診療内容のご案内

クリニックでどのような診療内容を行われているかを、3フロアあるフロアをそれぞれ説明させていただきます。

7階

フロア紹介

明るい空をイメージしたフロアです。

天井の青は、「湘南の貫けるような青い空をイメージして、風彩堂の小澤正弘さんに塗装していただきました。

受付右手にあるルイスポールセンの球状の照明は「太陽」、左手のR状のドームは「海」をイメージしてこのフロアをご用意させていただきました。

診療内容

一般保険診療

産婦人科、乳腺外科、内科、泌尿器科、小児科、超音波検査を行っております。

母乳マッサージもこのフロアで行っております。3D4Dエコーで妊娠中の赤ちゃんの画像も人気です。

頭痛の専門外来も行っております。

6階

フロア紹介

皮膚をイメージしたダイアモンド型のサイン「Croissance」を使用して、建築家小倉薫雄さんにデザインしていただきました。Croissanceは増殖する、成長するという意味。メディカルエステで、グロースファクターを使用した施術を中心に行っていくお部屋です。

アンドリュー・ワイエスの絵画「Wind from the Sea」の風をイメージしたフロアをご用意させていただきました。

診療内容

メディカルエステ・検査室

手前のお部屋でメディカルエステではハイフやエレクトロポレーション、奥のお部屋でマンモグラフィと骨密度検査装置を設置しております。

5階

フロア紹介

和を基調とした書とモダン家具を調和させたインテリアのフロアです。落ち着きのある光を意識したデザインで、建築家小倉薫雄さんにデザインしていただきました。小倉さんは書家でもあり、その作品を季節ごとにあわせて展示させていただいております。

診療内容

点滴・レーザー・脱毛・エムセラ・エムスカルプト

点滴は、高濃度ビタミンC点滴(マイヤーズカクテル)、白玉点滴、幹細胞培養液点滴などを行っております。

膣レーザーの「モナリザタッチ」や脱毛レーザーなどのマシン、エムセラやエムスカルプトなどの高密度焦点磁器機器など、様々なマシンとお部屋を用意して、自費診療を行っております。

グロースファクターを用いた注射なども行っております。

オンライン診療

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港区の妊婦健診からパパママ教室まで最新情報をお届けします

海老根ウィメンズクリニックでは、港区の女性がん検診から妊婦健診、ブライダルチェックまで幅広く健診や検査を承っております。検査や担当医のスケジュールなど、最新情報をご確認のうえ、お気軽にご予約ください。
海老根ウィメンズクリニックの産婦人科ではプレママ教室やパパママ教室、ベビーマッサージ教室や産前産後ケアのピラティス教室まで、幅広いメニューもご用意しております。品川区からも多数ご利用いただいておりますので、区外の方もぜひご参加ください。
海老根ウィメンズクリニックは平日はもちろん、土日や祝日も診療時間を設けております。お仕事やご家庭の都合で平日にご来院が難しい方や、品川区で産婦人科がお休みの時もお気軽にご相談ください。


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