白いおりもの大丈夫?ねばねば・塊・さらさら・かゆみの有無などの原因・対処法を産婦人科医が解説。
更新日:2025.05.16

日々診療をしていると、本当にたくさんの方が、おりもののお悩みで来院されます。
「おりものが白くなったけど、これって普通?」
「何か病気だったらどうしよう…」
と不安に感じていませんか?
おりものは、常に同じではありません。
自然な変化として白いおりものが出ることは誰にでもありますが、色や量、状態によっては注意が必要な病態かもしれません。
この記事では、白いおりものが出る様々な原因と、それぞれの対処法、そして医療機関を受診すべきサインについて、産婦人科医監修のもと詳しく解説いたします。
ご自身の状態と照らし合わせながら、不安の解消にお役立てください。
この記事では以下をご紹介したいと思います。
・白いおりものが出る生理的な原因
・正常な白いおりものと異常な白いおりものの見分け方
・注意が必要な白いおりものと関連する病気
・妊娠中や更年期などライフステージ別の白いおりものの特徴
・白いおりものに関するQ&A
目次
「おりもの」の基礎知識 正常な状態は?

まずは、おりものの役割や、本来のおりものの状態について知ることからはじめましょう。
おりものの役割
おりものは、腟や子宮頚部、子宮内膜からの分泌物です。
子宮内膜などから剥がれた古い細胞も混じっており、年齢を問わず、多かれ少なかれ誰にでも分泌されています。
おりものには、主に2つの役割があります。
1.腟内の自浄作用
これは、腟内の常在菌であるラクトバチルスによる効果です。
デリケートゾーンの周辺は雑菌が多く存在していて、腟の中にも入り込みやすい構造ですが、ラクトバチルスという乳酸菌が酸を作り出すことにより、腟内に入り込んだ雑菌が繁殖しないようにコントロールしています。
2.受精のサポート
排卵期の前後では、おりものの粘度が高くゼリーのように変化し、精子が卵子の元へスムーズに辿り着けるよう、サポートしています。
正常なおりものの状態
正常なおりものの状態は、個人差もありますが、おおむね次のようなものです。
・色は透明〜乳白色
・あまり匂いはない、またはやや酸っぱいような匂いがある
月経周期や年齢によって、少し変動があります。
おりものは、女性ホルモンの影響を受けるためです。この記事でも、詳しくご紹介していきます。
【原因別】白いおりものの正体 これって大丈夫?

おりものが白くなるのは、何らかの異常のサインのこともありますが、異常のないケースもあります。ここでは、おりものが白くなるケースをいくつかご紹介いたします。
生理的な変化による白いおりもの
おりものに変化があっても、生理的なものであり問題のないケースも多いです。日頃からご自身の「通常」の変化を知っておくことで、慌てずに対処できるでしょう。
次のような原因で、おりものは変化します。
・月経周期によるもの
・ストレスや体調不良による一時的な変化
色や性状、量の変化はあるものの、かゆみはほとんどないのが特徴です。
月経周期による変化については、この後にも詳しくご紹介します。
また、おりものが下着やおりものシートに付着して時間が経過すると、乾燥して白〜黄色のカスのように見えます。これも自然な変化です。
注意が必要な白いおりもの

量・ニオイ・性状・随伴症状によく注意して、おりものを観察しましょう。
・おりものの量が多い
月経周期による自然な変化、感染症、子宮腟部びらん、妊娠などさまざまな原因でおりものの量は増えます。そのほかの情報と合わせて原因を検討します。
・ねばねば、粘つきが強い
排卵期〜月経直前はねばねばした粘つきの強いおりものがでます。
・さらさら、水っぽい
クラミジア感染症や細菌性腟症、子宮体がんなどは、水っぽいおりものが特徴的です。妊娠の場合も、初期はサラサラとしたおりものがでます。
・白い塊、ポロポロと崩れるような性状
カンジダ腟炎は、カッテージチーズやヨーグルトなどと表現されるような白い塊、ポロポロとした性状のおりものが特徴的です。
・生臭いニオイ
細菌性腟症、トリコモナス腟炎などの可能性が高いです。
・ニオイが強い
ストレスなどで一時的にニオイが強くなっている場合もあります。カンジダ腟症や細菌性腟症などの感染症も考えられます。
・かゆみ、ヒリヒリ感がある
カンジダ腟炎、トリコモナス腟炎などの可能性が考えられます。
・不正出血がある
子宮頸がんや子宮体がん、萎縮性腟炎、カンジダ腟炎、細菌性腟炎などさまざまな病態が疑われます。
・性交時痛がある
カンジダ腟炎や萎縮性腟炎の可能性があります。
・下腹部痛がある
クラミジアや淋菌などの細菌による子宮頸管炎や子宮内膜炎かもしれません。
ポイント解説!
それぞれの原因については、この後にさらに詳しくご紹介していきます。また、性感染症をはじめとするさまざまな腟炎については、こちらの記事 でも詳しく解説しておりますので、参考にしてください
【病気】白いおりものから考えられる婦人科系の病気

婦人科系の疾患のうち、白いおりものが生じうるものについていくつかご紹介します。
カンジダ腟炎
カンジダ腟炎は、デリケートゾーンのトラブルで非常に多いものの1つです。
カンジダは、時々腟内に存在する常在菌で病原性は高くありませんが、何らかの原因で過剰に増えてしまうとカンジダ腟炎を起こします。
おりものは白っぽく、ヨーグルト状・カッテージチーズ状で、ややボソボソとした質感、白い塊です。デリケートゾーンの強いヒリヒリ感・かゆみを生じます。ニオイが強くなることも少なくありません。
抗真菌作用のある腟錠やクリームを使って治療することで、数日から1週間程度で症状の改善が見込めます。
カンジダ腟炎は再発が多く、厄介です。寝不足、体調不良、ストレスなどで免疫の低下したタイミングや、抗菌薬を使用したタイミング、おりものシートやストッキングによる蒸れが原因となります。
症状や匂いが特徴的ですので、過去にカンジダ腟炎になったことがある方は、「またカンジダ腟炎だ」とおわかりになるでしょう。
細菌性腟症
細菌性腟症も、非常に多いトラブルです。
腟内の細菌バランスが乱れ、バクテロイデス属などの悪玉菌が過剰に増えることで、さまざまな症状があらわれます。
おりものは白〜灰色でさらさらとしており、生臭いような強いニオイが特徴です。 かゆみは軽度で抗菌作用のある腟錠やクリームを使った治療で、数日から1週間程度で症状は改善できます。
細菌性腟症も、カンジダ腟炎と同様に再発を繰り返しがちです。
疲労やストレスが原因の1つのため、細菌性腟症になりやすい方は、ご自身のためにも生活スタイルを改めることを考えましょう。また、性行為の際に、手や口、性器が不衛生だった場合にも、細菌性腟症のきっかけとなる場合があります。
パートナーも一緒に、衛生面に気をつけることが大切です。
萎縮性腟炎(老人性腟炎)
エストロゲンの減少に伴って腟内のラクトバチルスが少なくなり、血流障害を伴うことから、腟内酸度を保てなくなり、細菌が腟内に住み着いておりものが増えてしまうという病態です。
更年期前後から徐々に増え、60歳代以降ではほとんどの方が萎縮性腟炎の状態ではないかと思います。
おりものは、白〜黄色で水っぽく、人によっては膿のような性状になるケースもみられます。
そのほか、デリケートゾーンの嫌なニオイや乾燥、擦れによる痛み、下着が食い込みやすい、頻尿、性交時痛、不正出血といった症状があれば、萎縮性腟炎を疑います。
ステロイド軟膏や女性ホルモン剤の腟錠を使った治療が主ですが、場合によっては抗生剤の腟錠必要です。また、治療・悪化予防のため、保湿ジェルで日々のケアをすることに加え、当院ではモナリザタッチなどの施術もおすすめしております。
性感染症
クラミジアやマイコプラズマ、淋菌などの性感染症により、子宮頸管炎を生じ、起こしておりものが変化しているケースもよくあります。
泡状のおりものは、トリコモナス腟炎で特徴的な症状です。おりものは非常に強い悪臭を放ちます。
水っぽく、白や黄色のような場合は、クラミジア感染症を考えます。
性感染症は、無症状の場合も多く、発見が遅れがちです。少しでも違和感があれば、しっかりと検査をして原因を特定しましょう。放置していると不妊の原因になったり、腹腔内で感染が進展して重症化したりとリスクがあります。
子宮頸がん、子宮体がん
子宮頸がんや子宮体がんの初期症状としては、不正出血が代表的です。
子宮頸がんの場合、あまり多くはありませんが、おりものの量が増えた、おりものがねばついているなどの症状を感じる方もいます。子宮体がんの場合、悪臭がひどい場合があります。
定期的ながん検診を受けておくことが重要です。
【ライフステージ別】白いおりものの特徴と注意点
ライフステージによっても、おりものの状態は変化します。自然な変化を知っておきましょう。
妊娠中の白いおりもの

妊娠中は、ホルモンバランスの影響で、妊娠していないときとはおりものの状態が変わります。自然な変化についてお伝えいたします。
【妊娠初期:白くサラサラ】
妊娠が成立すると、女性ホルモンの分泌量がぐっと増えます。そのため、妊娠中は全期間を通じておりものの量が多めです。
妊娠初期はおりものが白やクリーム色に変化し、サラサラとした性状に変化します。ニオイが強くなったように感じることもあるようです。
カンジダ膣炎にも注意を
妊娠初期に限りませんが、妊娠中は免疫が低下しやすく、カンジダ腟炎を繰り返す方もおられます。デリケートゾーンの強いかゆみや悪臭、おりものの色の異常(黄色、緑色、茶色など)がある場合は、早めに産婦人科で相談しましょう。
妊娠中の赤ちゃんへの影響は少ないですが、分娩時に赤ちゃんがカンジダや細菌にさらされることになってしまうため、分娩までには治療を完了したいです。妊娠中に治療をおこないましょう。
【妊娠中期:量が多め】
妊娠中、出産に向けて少しずつおりものの量は増えていきます。初期の頃と比べて、少しおりものが多くなってきていると感じるでしょう。色も、初期の頃と同様に白やクリーム色です。
【妊娠後期:量が増え粘つきも増す】
出産に向けて、おりものがさらに増え、粘り気も出てきます。これは、赤ちゃんが産道を通るとき、おりものが潤滑剤として働くためです。
粘液栓とおしるしについて
粘液やおりものが透明なゼリー状の塊となり、子宮内に細菌が入り込まないようフタの役割をしているものが、粘液栓です。出産が近づいてくると、子宮口が開き、粘液栓が出てきます。数センチくらいの大きさで、透明や白のことが多いです。
おしるしは、子宮口が開くのに伴って、卵膜と子宮の壁が剥がれて出血したものを指します。おりものに混ざって少量の出血のこともあれば、月経と同じ程度の出血をする方もいます。
粘液栓が一緒に出てくることも多く、厳密に区別はされません。
月経周期とおりものの変化

おりものは女性ホルモンの影響を受けるものなので、月経周期に伴って変化します。
・月経直後
おりものの量が少なく、サラッとしています。
・排卵期
排卵期の前後では、おりものの量が増えます。透明からクリーム色で、やや粘つきがあるのが特徴です。
・排卵期のあとから月経
黄体ホルモンの分泌量が増える影響でおりものが白濁します。量は減りますが、おりものの粘り気は強いです。
「白っぽいおりものが出る」のが月経の少し前の時期であれば、自然な変化であり、大きな心配はいらないでしょう。
白いおりものと更年期との関連

40代、50代の更年期の時期には、女性ホルモンの減少により腟内の自浄作用が低下し、多くの方が異臭性のある腟炎を引き起こしています。
萎縮性腟炎の場合、白〜黄色で水っぽく、人によっては膿のような性状のおりものが生じ、デリケートゾーンの乾燥、性交時痛、不正出血なども伴うことがあります。
また、自浄作用が低下していることから、細菌性腟症やカンジダ腟炎も生じやすいです。デリケートゾーンの強いニオイ、かゆみ、ヒリヒリ感などがある場合は、細菌性腟症やカンジダ腟炎を疑いますので、婦人科での検査・治療をおすすめします。
「閉経後」の白いおりもの
閉経後は、基本的におりものが少なく、透明に近い色味で、あまりニオイもありません。
しかし、更年期と同様に、萎縮性腟炎の方は多く、また、細菌性腟症やカンジダ腟炎にも注意が必要です。
閉経後に、不正出血を伴うおりものがでた場合、1度であっても、すぐに婦人科を受診してください。
50代ごろから子宮体がんが増えるためです。初期の段階から不正出血の症状が出ます。
「性交後」の白いおりもの

性行為後に白いおりものが増加することも、珍しくありません。
性行為によって腟内へ雑菌が侵入し、それを排出するためにおりものが増加するものと考えられます。また、精液が混じって、白く見えるケースもあります。2.3日程度は様子を見てもよいでしょう。
ただし、数日以上が経過してもおりものの色が白いまま、ニオイやかゆみもあるといった場合には、性感染症や、性行為をきっかけとした細菌性腟症などの可能性があります。
白いおりものが気になるときのセルフケアと予防法

白いおりものが出ていると、何か病気なのではないか?不衛生にしてしまったのか?など不安になってしまうでしょう。乳酸菌であるラクトバチルスが多くいる場合もあるので、心配しすぎず婦人科を受診しましょう。
デリケートゾーンの正しいケア方法をお伝えします。
洗いすぎない
おりものの量やデリケートゾーンのニオイを気にして、洗いすぎている方が多いです。頻繁に洗うこと、弱アルカリ性ソープを使うことにより、腟内環境が悪化する場合があります。
また、ウォッシュレットの使いすぎもやめましょう。洗浄後は皮膚表面の保湿のために、デリケートゾーン専用保湿剤を使用しましょう。洗浄はデリケートゾーン専用のソープをおすすめします。
通気性のよい下着、衣服をえらぶ
デリケートゾーンの蒸れによって、雑菌が繁殖し、おりものが白く変化することがあります。コットンなど、自然素材で通気性のよい下着、締め付けの少ない洋服を選びましょう。
おりものシートはこまめに取り替える
おりものシートを使う方は、こまめに取り替えましょう。シートにより蒸れやすくなり、雑菌が繁殖しやすいためです。おりものシートがおりものを悪化させているケースもあります。おりものシートを使わず、通気性のよい下着で過ごしてみてはいかがでしょうか。
規則正しい生活、十分な睡眠
規則正しい生活で、十分に睡眠をとることは、デリケートゾーンケアに限らず健康のための基本です。心身のストレスによりホルモンバランスが乱れれば、腟内の環境も乱れてしまいます。
バランスの取れた食事
腟内環境を整えるためには、食事に気を使うことも大切です。女性の場合、腸内環境が腟内環境にも影響しています。
食物繊維をよくとり、お味噌や発酵食品などで乳酸菌を取り入れましょう。腟ケアのために開発した「EBINE flora」もおすすめしております。糖質の多い食事を摂取する方に、カンジダ腟炎になる方も多いです。
性交渉時にも注意
性行為の前には、男女ともに性器や手を清潔にしましょう。コンドームの着用も大切です。
医療機関を受診する目安 こんなサインは病院へ

おりものの変化は、月経周期や年齢によって自然に生じることも多いです。変化したからといって、正常のおりものの場合もあります。
次のような特徴に当てはまる場合は、婦人科を受診してください。
・ おりものの色が明らかにいつもと違う(黄色、緑色、灰色、茶褐色など)
・おりものの性状がいつもと違う カッテージチーズ状、酒粕状、泡状など、形状の異常
・デリケートゾーンの強いかゆみ、痛み、ヒリヒリ感がある
・おりものの異臭( 魚臭い、腐敗臭、ニオイが強いなど)
・ 下腹部痛や発熱を伴う
・不正出血もある
・妊娠の可能性がある、または妊娠中
・おりものやデリケートゾーンの症状が数日以上続く、悪化している
・ 市販薬を使用しても改善しない(とくにカンジダの場合)
婦人科でおこなう検査と治療について

おりものの異常で受診された場合、おこなう検査や治療について簡単にお伝えします。
・問診
いつから、どのような性状・ニオイなのか、ほかに症状はあるかなど、状況をお伺いします。性交渉の時期との関連も重要です。
・内診、検査
実際におりものの状態を目視で確認するほか、腟分泌物培養検査やPCR検査をおこないます。
・治療
おりものの検査は、結果が出るまでに数日時間がかかるものも多いです。
まずは問診や内診で得た情報から原因を推測し、腟錠やクリームなどの処方をいたします。検査結果を受け、治療の変更が必要になる場合もあります。
白いおりものに関するよくある質問

白いおりものが出ることに関して、よくあるご質問にお答えします。
Q. 白いおりものに少し血が混じるのは大丈夫?
おりものに血が混じる場合、子宮頸がんや子宮体がん、萎縮性腟炎、カンジダ腟炎、細菌性腟炎、子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープなどさまざまな病態が疑われます。
とくに、閉経後に血が混じってくる場合は、がんの可能性もあるため、すぐの受診が必要です。
Q. ピルを飲んでいると白いおりものはどうなる?
低用量ピルのうち、3相性のピルを服用されている場合は、ホルモンバランスの変化が作られているため、自然に近いおりものの変化も生じると思われます。
一方で、1相性のピルの場合は、あまりおりものの変化は生じなくなるでしょう。
Q. 子供でも白いおりものが出ることはある?
思春期前のお子さんの場合、おりものはほとんどありません。ですが、小さなお子さんでも、排尿・排便後にうまくペーパーで拭けなかったり、砂場遊びや海水浴などで雑菌が繁殖したりすることで、おりものが出ることはあります。
小さなお子さんのおりものについては、こちらで詳しく解説しております。
また、初潮の1年ほど前から、おりものが出てくるようになります。女性ホルモンの分泌が安定していないため、日によって量がまちまちです。
初めてのおりものに戸惑うお子さんも多く、おりもので汚れた下着を長時間つけていたり、気にして洗いすぎたりすると、細菌性腟症やカンジダ膣症を引き起こす可能性も。思春期が近づいてきたら、おりものの役割や正しいケア方法について教えましょう。
Q. カンジダ腟炎の市販薬(オキナゾールなど)は使ってもいい?
カンジダ腟炎の治療を医療機関でおこなったことがある方で、カンジダ腟炎だと思うような症状がある場合は、市販薬を試してもよいです。ただし、薬局の薬剤師と相談しないと購入できません。細菌性腟症との区別は自覚症状だけでは難しく、「カンジダではなかった」ということも、よくあります。
使用してもよくならない場合、早めに婦人科を受診しましょう。医師の診断を受けることが、早く治療するためには重要です。
まとめ
白いおりものは、生理的なものがほとんどではありますが、中には注意が必要なケースもあります。
色、量、匂い、性状など、おりものの状態を日頃からよく観察し変化を見逃さないようにしましょう。
おりものの変化で不安な場合は自己判断せず、早めに婦人科を受診してください。
多くの方が、おりもののお悩みで受診されています。恥ずかしいことではありませんので、お気軽にご相談ください。
この記事が、あなたの不安解消と健康管理の一助となれば幸いです。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。