第16回海老根会
更新日:2025.05.28
第16回海老根会。2025年5月23日に開催いたしました。今回のテーマは「歯科衛生士が考えるオーラルケア 口腔内フローラを考える」
最近、EBINEフローラを発売し、膣内細菌叢に注目しております。私が作ったサプリメントは、膣内の善玉菌である乳酸の生菌ラクトバチルス。サプリメントとして、生菌がいいか、死菌がいいかは議論の分かれるところとなりますが、今回私は、膣内に生菌を使用したいと考えて膣ピル「EBINEフローラ」を発売いたしました。ヒトの膣から培養されたラクトバチルスの生菌で作られております。
一般的にサプリメントは口腔内投与が一般的で、その際に口腔内の常細菌、胃酸での抵抗性、腸内での常在菌の様々な状態によりその効果を発揮することは、本当に難しいことだなあと感じております。そこで、バイオガイアというスウェーデンの会社のラクトバチルス ロイテリ菌に詳しい増岡さんにご講演いただきました。この会社のロイテリ菌はヒトの母乳から生成されたプロバイオティクス。安全性を詳しく検討して、アメリカのFDA承認が得られております。ペルー人の母乳から分離しているとのこと。そして、このロイテリ菌が歯周病菌や虫歯菌を抑制すること、ひいては、腸内細菌叢が整うお話まで、詳しく説明していただきました。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。