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萎縮性腟炎(老人性腟炎)の症状、原因、治療法を婦人科女医が丁寧に解説!

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閉経後に、歩くと下着が擦れたり違和感があったり、下着が食い込んで痛くなるということはありませんか?

萎縮性腟炎(老人性腟炎)という言葉は、聞きなれない言葉だと思いますが、

子宮がん検診の結果のコメント欄に書いてある
婦人科がん検診の受診時に、陰部が痛くて検査が受けられず、萎縮性腟炎と言われた
外陰部の違和感やピンクのおりものなどで婦人科を受診したときに医師に診断された

このような方が多いようです。

 

萎縮性腟炎とは?

主に更年期以降の女性ホルモン低下により、腟や外陰部の粘膜が薄くなり、乾燥・ヒリヒリ感・かゆみ・性交痛・出血・頻尿などが起こりやすくなる状態です。

近年では、腟だけでなく外陰部や尿道・膀胱まわりの不調まで含めて「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」という考え方で捉えられることもあります。

「年齢のせいだから仕方ない」と我慢される方も少なくありませんが、保湿ケア、局所ホルモン療法、HRT、腟レーザー、ホームケアなど、症状や背景に合わせた治療・ケアの選択肢があります。

乾燥やヒリヒリが続く、性交痛がある、出血を伴う、排尿時の違和感や頻尿がある場合は、自己判断せず婦人科で相談することが大切です。

多くの方が悩む萎縮性腟炎

どのくらいの人がこの状態になっているかは統計学的データがないのでわかりませんが、おそらく60代以降で萎縮性腟炎でない方はほとんどいないと思われます。

と考えると約2000万人。驚きの数です。

当院では、3,000人以上の患者様に萎縮性腟炎の治療・施術をさせていただいておりますが、更年期以降、特に子宮頸がん検診の結果の時に言われることも多いですね。

耳慣れない言葉ですが、閉経近くの時期や、閉経後に多い症状で病院に行くと、外陰部や腟の皮膚が薄くなって萎縮してしまう萎縮性腟炎、または老人性腟炎といわれることがあります。

また最近では、20代や30代の方でも皮膚が薄くなったり、子宮がん検診ができないほどの腟萎縮が起こる場合があります。

この記事でわかること

デリケートゾーンのかゆみや乾燥、違和感の原因として、更年期から閉経後の女性に多く見られる「萎縮性腟炎」について、原因・症状・治療法をわかりやすく解説します。

 

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目次

萎縮性腟炎とGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)

萎縮性腟炎は、
主に女性ホルモンの低下によって腟粘膜が薄くなり、乾燥・ヒリヒリ感・かゆみ・性交痛などが起こる状態を指します。

一方でGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)は、
腟だけでなく、外陰部、尿道、膀胱まわりの不調まで含めて考える概念です。

たとえば、次のような症状が重なる場合は、
萎縮性腟炎だけでなくGSMとして総合的に考えることがあります。

・腟や外陰部の乾燥
・ヒリヒリ感、かゆみ
・性交痛
・排尿時の違和感
・頻尿
・尿漏れ
・繰り返す膀胱炎のような症状

つまり、萎縮性腟炎はGSMの一部として考えられることがあり、症状が腟だけでなく尿トラブルや性交痛まで広がっている場合は、GSMの視点で相談することが大切です。

GSMの治療はこちら

 

萎縮性腟炎(老人性腟炎)の症状

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嫌なにおいがしたり、下着に外陰部や腟口が擦れたりこすれたりすることによって痛みが生じ、状況によっては座ることや下着をつけることができない状態になってしまったりすることもあります。性交痛も出現します。

このようなことを考えると、閉経以降、外陰部や腟に違和感を感じたり、尿意が変だなあと思ったら、産婦人科受診をお勧めいたします。

【更年期の性交痛】濡れない原因・対処法や治療法などを解説

 

こんな症状があれば要注意【萎縮性腟炎セルフチェック】

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萎縮性腟炎はデリケートゾーンのさまざまな不快症状を引き起こします。ご自身の体調をチェックする際の参考にしてください。

主な症状を以下で解説します。

1.外陰部や腟の乾燥感

日常的に感じる不快な乾燥感。
通常の分泌液が減少し、ティッシュペーパーでデリケートゾーンを拭くと痛みを感じたり、切れてしまうこともあります。

2.かゆみやヒリヒリ感

じっとしていても気になる不快感や、軽い刺激でもヒリヒリと痛みを感じる。
特に就寝時や入浴後、運動後に症状が強くなることが多い。

3.性交痛

潤滑不足による痛みや不快感。
「以前は問題なかったのに、最近痛みを感じるようになった」という変化に注目を。

4.おりものの変化

・量の減少
通常より明らかに少なくなる

・色や性状の変化
透明から黄色や褐色に変化

・血液の混入
軽い刺激でも出血することがある

・においの変化
いやなにおいがする

萎縮性腟炎に関連する症状

1.排尿時の痛み・頻尿

  • トイレが近くなる(日中8回以上、夜間2回以上)
  • 排尿時に刺すような痛みやヒリヒリ感
  • 残尿感(おしっこをした後も尿が残っている感覚)
  • 尿漏れが増える
  • 尿意を感じると我慢できない
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おりものとの違いや、尿漏れ・頻尿の見分け方に迷う方は、「おりもの尿漏れみたい?」見分け方と原因の記事も参考になります。

>「おりもの尿漏れみたい?」見分け方と受診の目安

2.外陰部の変化

  • 皮膚が薄くなり、赤みを帯びる
  • 触ると痛みを感じる
  • 外陰部の皮膚にひび割れやすり傷のような小さな傷ができやすい
  • 皮膚が固くなる

3.腟の構造的変化

  • 腟口が狭くなった感覚
  • タンポンの挿入が困難になる
  • 内診時に痛みを感じることが増える
  • 性交痛

セルフチェックポイント

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以下の質問に「はい」と答える項目が増えるほど、萎縮性腟炎の可能性が高まります。

  1. 閉経をしていますか?(または閉経の時期に近づいていますか?)
  2. デリケートゾーンの乾燥感を日常的に感じますか?
  3. 性交時に以前より痛みを感じるようになりましたか?
  4. おりものの量が明らかに減少していますか?
  5. かゆみやヒリヒリ感が続いていますか?
  6. トイレが近くなった、または排尿時に痛みを感じることがありますか?
  7. 下着との摩擦で不快感を感じることがありますか?
  8. デリケートゾーンのケアをしても症状が改善しませんか?
3つ以上当てはまる場合は、婦人科への受診をご検討ください。
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閉経後の乾燥・ヒリヒリ・性交時の痛みなど、デリケートゾーンの不調全体を整理したい方は、更年期のデリケートゾーンケアの記事もご覧ください。

>更年期のデリケートゾーンケア

注意すべき危険信号

以下の症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。

  • 不正出血(性交とは関係なく出血がある)
  • 強い痛みや違和感で日常生活に支障がある
  • 市販の保湿ジェルを使用しても全く改善しない
  • 尿路感染症の症状(排尿痛・頻尿・発熱)を繰り返す
萎縮性腟炎の症状は他の婦人科疾患と似ていることもあります。

自己判断せず、気になる症状があれば専門医に相談することが大切です。当院では、いくつかの施術をご提案しながら、最適な治療をご提案しています。

 

「ヒリヒリ・乾燥の症状」必ずしも萎縮性腟炎とは限りません

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陰部のヒリヒリ感や乾燥は、更年期や閉経後の萎縮性腟炎でよく見られる症状ですが、それだけが原因ではありません。

カンジダ腟炎や細菌性腟症などの感染症、下着やナプキンによるかぶれ、若い世代でもホルモンバランスの乱れによって起こることがあります。

萎縮性腟炎以外の原因や年代別の特徴については、こちらで詳しく解説しています。

陰部のヒリヒリや乾燥でお悩みの方>

 

萎縮性腟炎(老人性腟炎)の原因

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どうしてこのような病態になるのかといえば、やはり加齢性変化、女性ホルモン(エストロゲン分泌)の減少が原因です。

腟内の常在菌であるラクトバチルスが少なくなり、腟内環境の低下の結果、雑菌が腟内に住み着いてしまい、おりものが増えてしまう病態です。

・腟粘膜が薄くなり、弾力性が失われる
・腟内の水分量が減少し、乾燥状態になる
・腟内の自浄作用が低下し、弱酸性の環境が保てなくなる
・血流が減少し、組織が萎縮する

これらの変化によって腟粘膜が傷つきやすくなり、炎症を起こしやすい状態になります。

閉経後の女性の約50%が何らかの形でこの症状を経験するといわれています。

エストロゲンは腟だけでなく、尿道や膀胱の健康維持にも関わっているため、これらの機能にも影響が出ることがあります。

月経のある若い女性が萎縮性腟炎を主訴にご来院されることは非常にまれです。

閉経になると、月経があったころに比べると女性ホルモンであるエストロゲンが低下します。このことにより女性性器萎縮が生じます。

女性性器は一般的に生殖に必要な臓器であるため、生殖年齢が過ぎると自然に退化するようになっていると思われます。

しかしながら、女性性器である腟や外陰部は、機能性を維持しなければならない尿道や肛門に近い臓器であるため、可能であれば機能が維持されることが望ましいです。

腟炎や性交痛の原因にも

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近年、閉経以降の人生が長いことから、この泌尿生殖器系の臓器の萎縮が頻尿の原因となったり、排泄物が接触しやすい場所であることから免疫力の低下により腟炎を繰り返すと生活しにくい状況になります。

また、性交痛の原因として、腟や外陰部がしぼんでしまったり、分泌物が減少することで痛みが生じたりすることもあります。

腟の嫌な臭い、または、腟の痛みで受診される患者様もいらっしゃいます。

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性交痛の治療法について>

20代・30代で萎縮性腟炎になる場合も

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萎縮性腟炎は更年期以降にみられることが多い症状ですが、長期低用量ピルを内服している20〜30歳代で起こることもあります。

以下のような状況にある方は注意が必要です。

長期低用量ピル服用者

低用量ピルに含まれるプロゲステロンの影響で、腟の潤いが低下することがあります。

産後・授乳中の女性

出産後や授乳中はエストロゲンレベルが低下し、一時的に腟の乾燥症状が現れることがあります。

早発閉経の方

40歳未満で閉経症状が現れる早発閉経の場合があります。

抗がん剤治療中・治療後の方

特に婦人科系がんや乳がんの治療中や治療後は、低エストロゲンのため、強い症状が出現する場合があります。

抗うつ薬などの薬剤服用中の方

一部の薬剤は腟の乾燥を引き起こすことがあります。

若い世代も注意!

若い世代では疼痛や違和感の理由がよくわからず、誰に相談していいかもわからないため、受診が遅れがちです。
しかし、以下のような兆候があれば、年齢に関わらず婦人科を受診しましょう。

  • 性交痛が続く、会陰部が切れる
  • 腟内の乾燥感や不快感が長期間(2か月以上)続く
  • 日常生活に支障をきたすほどのかゆみや痛みがある
若年層の腟萎縮は適切な治療で改善することが多いため、早めの対応が大切です。

 

萎縮性腟炎は自然に治る?放置してはいけない理由

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萎縮性腟炎は基本的に自然治癒が期待できる疾患ではありません。

萎縮性腟炎は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少に伴う症状であるため、閉経後はホルモン状態が自然に回復することはありません。つまり、何も対策を取らない場合、症状は継続するか、徐々に悪化していく可能性があります。

ただし、若年層(20代・30代)で発症した場合や、薬剤の副作用、授乳期などによる一時的な症状の場合は、原因が解消されれば自然に改善することもあります。

放置するとどうなる?

1.症状の慢性化・悪化

違和感やかゆみ、痛みがさらに強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

2.性生活への影響

痛みにより性生活を避けるようになり、パートナーとの関係にも影響が出ることもあります。

3.排尿障害のリスク

頻尿、排尿時痛、尿失禁などの尿路トラブルが増加する可能性があります。

4.感染症リスクの上昇

腟内環境の変化により、尿路感染症や腟感染症にかかりやすくなることがあります。

5.腟の構造的変化

長期間放置すると、腟の狭窄や癒着が進行することもあります。

適切な治療を受けることで、これらの問題を予防し、QOL(生活の質)を維持することができます。「年だから仕方ない」と諦めず、気になる症状があれば専門医に相談しましょう。

萎縮性腟炎の治療期間について|いつまで続くの?

「萎縮性腟炎はいつまで続くのだろう」「治療はいつまで続ける必要があるの?」というご質問は多くの患者さんから寄せられます。ここでは、萎縮性腟炎の経過と治療期間について詳しく解説します。

治療期間の目安

治療期間は症状の程度や治療法、個人差によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

症状改善までの期間

・腟内投与のエストロゲン療法
有効な場合には、使用開始から24週間程度で症状の改善が実感できます。

・保湿ジェルなど
軽症であれば保湿剤を1日に数回、継続的に使用することにより12か月で徐々に症状が和らぐことがあります。

治療継続の期間

・中長期的な維持療法
症状が改善した後も、多くの場合、維持療法として治療を継続します。
例えば、腟内投与のエストロゲン療法は最初は毎日使用し、症状が改善したら週23回に減らすなど、頻度を調整することが可能です。

・治療期間の目安
基本的にはエストロゲンが自然に出るようにはならず、症状が続く限り、何らかの形でケアを続ける必要があります。
多くの場合、数年から場合によっては閉経後の期間(数十年)継続することもあります。

再発は?治療を中断するとどうなる?

萎縮性腟炎の治療を中断すると、多くの場合、数週間から数か月で症状が再発することがあります。特に腟内投与のエストロゲン療法を中止した場合は、再び腟粘膜が薄くなり、乾燥やかゆみなどの症状が戻ってくることが多いです。

 

萎縮性腟炎(老人性腟炎)の治療方法

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萎縮性腟炎の治療は、症状の程度、年齢、閉経の有無、性交痛や排尿症状の有無、感染の有無などによって異なります。

軽い乾燥や摩擦による違和感であれば、保湿ケアや生活習慣の見直しで症状が和らぐこともあります。

一方で、性交痛、出血、強いヒリヒリ感、頻尿や尿漏れなどを伴う場合は、萎縮性腟炎だけでなくGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の視点で治療を検討することがあります。

 

主な治療・ケアの選択肢は以下の通りです。

治療・ケア 主な目的 向いているケース
保湿ケア 乾燥・摩擦の軽減 軽度の乾燥、ヒリヒリ、違和感がある場合
潤滑ゼリー 性交時の摩擦軽減 性交時の痛み、濡れにくさがある場合
軟こうの塗布 炎症やかゆみの軽減 外陰部の赤み、かゆみ、炎症がある場合
腟内洗浄・抗生物質投与 感染や細菌性腟炎への対応 おりものの変化、におい、感染が疑われる場合
局所ホルモン療法 腟粘膜の萎縮改善 乾燥・性交痛・萎縮が強い場合
HRT(ホルモン補充療法) 全身の更年期症状も含めた改善 ほてり、発汗、不眠など更年期症状もある場合
モナリザタッチ 腟・外陰部の萎縮や乾燥に対する自費治療 ホームケアや保険診療で改善しにくい場合
EBINEジェル・ムース等 日常の保湿・清潔ケア 乾燥・摩擦・違和感のセルフケアをしたい場合
EBINE flora 腟内環境のケアをサポート におい・かゆみ・腟内環境が気になる場合

症状や既往歴によって適した治療は異なります。
出血、強い痛み、においの変化、感染が疑われる症状がある場合は、セルフケアだけで判断せず、医師の診察を受けましょう。

 

保湿ケア

腟保湿ジェル

ホルモンを含まない専用の保湿ジェルを使用します。乾燥や摩擦によるヒリヒリ感、違和感がある場合に、日常的なケアとして取り入れやすい方法です。

潤滑剤

性交時の痛みを軽減するために、水溶性の潤滑剤を使用することがあります。性交痛がある場合は、摩擦を減らすことも大切です。

使用方法

少量(小指の先程度)の保湿剤を清潔な指先につけ、外陰部や腟口周辺に優しく塗布します。
※就寝前に使用すると、一晩中保湿効果が持続できることもあります。

メリット

・市販品を使用することでも効果が期待できる。
・入手しやすく、日常的に続けやすい。

注意点

・腟内への使用については医師に相談してください。
・腟内感染症がある場合は使用を控え、医師の指示に従ってください。
・しみる、赤みが出る、症状が悪化する場合は使用を中止し、婦人科で相談しましょう。

軟こうの塗布

外来治療として行われることが多い治療のひとつに、軟こうの塗布があります。

かゆみや炎症が強い場合には、一時的に症状が和らぐことがありますが、長期連用には注意が必要です。

細菌性腟炎が合併している場合、感染の悪化を防ぐため、抗生物質の腟錠や軟膏で治療を行うことがあります。さらに、症状や状態によっては、ホルモン剤の腟錠が有効な場合もあります。

腟内洗浄

エストロゲンが低下することにより、腟内の常在菌であるラクトバチルスが減少して、細菌性腟炎を生じることがあります。まず、腟分泌細菌培養検査を施行し、腟内洗浄により細菌を除去します。

抗生物質投与

病原菌である細菌数を最小限に低下させ、原因菌に合った抗生物質を腟内に挿入します。
ご自身で挿入可能な方には、必要に応じて腟錠を処方します。

女性ホルモン投与(局所的・全身的)

局所的投与

萎縮性腟炎の原因は、女性ホルモンの低下です。腟の萎縮の強い方は腟内に挿入する女性ホルモンの製剤を処方します。

全身的投与

女性ホルモンの低下を全身的に補う必要がある場合、女性ホルモンの内服治療、塗り薬や貼り薬などの外用薬治療があります。どのタイプの製剤を選択しても、効き目はほぼ変わりません。乳がん検診、子宮がん検診、血栓症に関する検査をお勧めいたします。

上記治療方法は、一般的な治療として保険適用で行える場合があります。

 

腟内環境を整えるサプリ「EBINE flora」

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女性の身体の中心にあり、命を育むために欠かせない子宮、卵巣、腟。

これらは、胎児の頃から大人になるまで、乳酸菌の一種であるラクトバチルスによって守られています。しかし、このバリア機能が低下すると、さまざまな不調が現れることがあります。

そこで、腟内の細菌叢を整え、健やかで活力あふれる毎日をサポートするサプリメントとして「EBINE flora」をご案内しています。

におい、かゆみなどデリケートゾーンの不快な症状を呈する腟炎を防ぐためのケアとして、月経前のお子様から閉経後の方までご相談いただけます。

細菌性腟症を繰り返す方、慢性的な便秘に悩む方、つらいアレルギー症状を抱える方にもおすすめです。

「EBINE flora」について

 

ホームケアや保険診療で改善しにくい場合の選択肢

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上記の治療を順に進め、保湿などのホームケアを行うことで、症状が軽快することもあります。

一方で、萎縮や乾燥が強く、保湿ケアや腟剤などで十分に改善しにくい場合には、腟レーザー治療であるモナリザタッチをご提案することがあります。

特に、性交痛、腟の乾燥、ヒリヒリ感、外陰部の違和感が続く場合は、GSMの治療選択肢の一つとして検討します。

外陰部や腟の萎縮している部位に炭酸ガスレーザーを照射することにより、血流を回復させ、上皮細胞分裂を促進させ、さらにコラーゲン線維の再生を促します。

自費診療で1回5万円(税別)の施術になりますが、2〜3回の治療で症状の緩和を実感される方もいます。

当院では、症状の程度やご希望、既往歴を確認したうえで、保険診療・ホームケア・自費治療を含めて無理のない方法をご提案しています。

「モナリザタッチ」について

 

自宅でのセルフケア方法

日常生活の工夫

・デリケートゾーン専用の洗浄剤を使用する。
・通気性の良い下着(綿素材など)を選ぶ。
・十分な睡眠と水分摂取を心がける。
・きつい下着や合成繊維のパンティライナーの長時間使用を避ける。

特にご自宅でのケアとしては、洗浄後の保湿が大切と思います。
外陰部の違和感や嫌な臭いで、ウォッシュレットを頻回に使用する方は、特に注意が必要です。

洗浄後は必ず保湿することが大切です。
朝晩のデリケートゾーンのスキンケアに加えて、ウォッシュレット使用後は保湿をお勧めいたします。

萎縮性腟炎・GSMのセルフケアに使いやすい当院独自のホームケア

乾燥や摩擦によるヒリヒリ感がある場合は、日常的な保湿ケアが症状緩和につながることがあります。

当院では、症状や目的に応じて、以下のようなホームケアをご案内しています。

  • EBINEジェル:乾燥や摩擦が気になる方の保湿ケアに
  • EBINEムース:デリケートゾーンをやさしく洗いたい方に
  • EBINE フローラ:腟内環境が気になる方に
  • EBINEセラム:外陰部のハリやうるおいケアをしたい方に
Check point

ただし、出血、強い痛み、においの変化、感染が疑われる症状がある場合は、ホームケアだけで様子を見るのではなく、婦人科で原因を確認しましょう。

ホームケア

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当クリニックで販売しているエビネジェルは使用感もよく、保湿効果が高いため好評を得ております。Amazonでもご購入頂けますので、ぜひ、お試しください。

ホームケアの詳細は以下よりご覧ください。

「エビネジェル」について

「EBINEムース」について

「EBINE flora」について

「EBINEセラム」について

生活習慣の改善

▼適度な運動
血行促進により症状が緩和することもあります。

▼禁煙
喫煙はエストロゲンの働きを阻害する可能性があります。

▼バランスの良い食事
皮膚の構成成分であるコラーゲンやビタミン、タンパク質などのバランスの良いお食事と、大豆イソフラボンなどの植物性エストロゲンを含む食品の摂取も検討しましょう。

 

当院の治療について

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4,100人以上の患者様に腟レーザー施術(モナリザタッチ)をさせていただいておりますが、どの方に対しても一定の評価を得ております。

萎縮性腟炎に対して以下のような特徴ある診療を提供しています。

女性医師による診療

女性特有の悩みについて、同性の医師に相談できることで、より安心して症状や不安をお話しいただけます。

プライバシーに配慮した環境

デリケートな症状の相談や診察も、プライバシーを最大限に尊重した環境で行っています。

オーダーメイドの治療提案

患者さん一人ひとりの症状や生活スタイル、価値観に合わせた治療プランをご提案します。ホルモン療法を希望されない方には、非ホルモン療法の選択肢もご用意しています。

受診の流れ・費用について

初診時には問診と診察を行い、必要に応じて検査を実施します。診察料は保険適用で、処方される薬剤によって費用は異なります。詳しくはお問い合わせください。自費診療のオプションもあります。

 

萎縮性腟炎のよくある質問

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Q: 萎縮性腟炎は何歳くらいから起こりますか?

A: 一般的には閉経後(50歳前後)に多く見られますが、個人差があります。早発閉経や卵巣摘出手術後、また授乳中など、エストロゲンが低下する時期にも症状が現れることがあります。閉経後23年という方が多いです。

Q: 性交痛があるのですが、萎縮性腟炎が原因でしょうか?

A: 閉経後の性交痛は萎縮性腟炎が原因であることが多いですが、他の疾患の可能性もあります。正確な診断のために婦人科医の診察を受けることをおすすめします。

Q: 萎縮性腟炎は何科に行けばよいですか?

A: 婦人科で相談できます。乾燥、ヒリヒリ感、性交痛、出血、かゆみ、おりものの変化、頻尿や尿漏れなどがある場合は、萎縮性腟炎やGSM、感染症などを含めて確認します。

Q: 萎縮性腟炎とGSMは違いますか?

A: 萎縮性腟炎は、主に腟粘膜の萎縮や炎症に注目した呼び方です。一方、GSMは腟だけでなく、外陰部、尿道、膀胱まわりの症状まで含めて考える概念です。性交痛や頻尿、尿漏れを伴う場合は、GSMとして総合的に考えることがあります。

Q: 萎縮性腟炎は自然に治りますか?

A: 閉経後の女性ホルモン低下が背景にある場合、自然に元の状態へ戻ることは期待しにくいと考えられます。ただし、授乳中や薬剤の影響など一時的な原因による乾燥は、原因が解消されると改善することもあります。

Q: 市販薬で治療できますか?

A: 一時的な症状緩和には市販のデリケートゾーン用の保湿ジェルが役立つこともあります。難治性の場合や、出血、強い痛み、においの変化、かゆみが続く場合には医療機関を受診しましょう。

Q: 市販の保湿剤だけで様子を見てもよいですか?

A: 軽い乾燥や摩擦による違和感であれば、保湿ケアで症状が和らぐこともあります。ただし、出血、強い痛み、においの変化、かゆみが続く場合、性交痛や排尿症状がある場合は婦人科で相談しましょう。

Q: 治療はどのくらいの期間続けるのですか?

A: 症状の改善が見られるまでは集中的な治療を行い(通常24週間)、その後は維持療法として継続することが多いです。個人差がありますので、医師と相談しながら最適な治療期間を決めていきます。

Q: エストロゲン療法は乳がんのリスクを高めますか?

A: 局所的なエストロゲン療法(腟錠・クリームなど)は血中のエストロゲン濃度をほとんど上げないため、乳がんリスクへの影響は小さいと考えられています。ただし、乳がんの罹患率も上昇しているため、事前の乳がん検診をお勧めしております。また、乳がんの既往がある方は医師と十分に相談してください。

Q: モナリザタッチは萎縮性腟炎に使えますか?

A: 腟や外陰部の萎縮、乾燥、性交痛などが強く、ホームケアや保険診療だけでは改善しにくい場合に、治療選択肢の一つとして検討することがあります。適応は症状や既往歴によって異なるため、診察時にご相談ください。

 

まとめ

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萎縮性腟炎はわかりにくい病態ではありますが、生活に支障をきたす場合、ためらわずに受診をお勧めいたします。

萎縮性腟炎は閉経後の女性に多く見られる症状ですが、「年齢のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。

適切な治療やケアにより、症状は大幅に改善することが可能です。デリケートゾーンの不快感やかゆみ、痛みは我慢せず、早めに専門医に相談することをおすすめします。

当院では、一人ひとりの悩みに寄り添い、快適な毎日を取り戻すためのサポートをいたします。

女性の健康は、人生の質に大きく関わります。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

診療のご案内

ちょっと言いにくいお悩みかもしれませんが、お気軽に外来にご相談にいらしてください。

担当医師はすべて女性になります。当クリニックでは、オンライン診療も受け付けております。

時間がない・遠方にいる等、ご来院が難しい方はオンライン診療をご利用ください。
※土日祝日も診療しています。

院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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