モナリザタッチ後の過ごし方 |入浴・運動・性交渉・生理中の注意点を解説
更新日:2026.07.27
患者さんからよくいただくご質問
- 「当日はお風呂に入ってもいいですか?」
- 「運動はいつからできますか?」
- 「性交渉はいつ再開できますか?」
モナリザタッチの施術後について、このようなご質問をよくいただきます。
モナリザタッチは、フラクショナルCO₂レーザーを点状に照射し、組織に制御された微細な刺激を与える治療です。その刺激をきっかけに生じる自然な修復反応を利用して、腟や外陰部の粘膜・結合組織の状態を整えることを目指します。
治療後に大きな生活制限はありませんが、照射した組織が落ち着くまでの数日間は、熱や摩擦、腟内への挿入を避けることが大切です。
先に結論
当日はシャワー浴とし、性交渉・タンポンの使用・過度な運動・飲酒は3日間控えてください。
翌日以降も痛みやヒリヒリ感が残る場合は、日数だけで判断せず、症状が落ち着くまで無理をしないことが大切です。施術部位や照射範囲によって個別の注意事項がある場合は、診察時の説明を優先してください。
モナリザタッチ施術後の過ごし方|6つの目安
施術後の生活で迷いやすいこと
浴槽には入らず、ぬるめのシャワー浴にしてください。熱いお湯を長く当てることも避けましょう。
強い痛みや出血がなければ、通常どおり入浴できます。公衆浴場・温泉などは1週間程度控えてください。
ウォーキングなどは、体調を見ながら再開できます。痛みやヒリヒリ感が出たら中止してください。
自転車、乗馬、激しいランニングなど、強い摩擦や負荷がかかる運動と飲酒は控えてください。
腟性交や腟内への挿入は控えてください。3日後も違和感があれば、症状が落ち着いてから再開します。
月経が始まった場合は、タンポンではなくナプキンをご使用ください。
※上記は当院における一般的な目安です。外陰部・腟前庭部への照射範囲、皮膚や粘膜の状態、施術後の症状によって、控える期間を延ばすことがあります。
施術当日の入浴はシャワーがおすすめです
施術当日は浴槽への入浴を控え、シャワー浴にしてください。
レーザー照射後の組織には、一時的に熱感やヒリヒリ感が出ることがあります。長時間の入浴や熱いお湯によって身体が温まると、熱感や刺激を強く感じる場合があります。
ぬるめのお湯を使い、照射部位をこすらず、やさしく流してください。強い洗浄剤を使ったり、腟内まで洗ったりする必要はありません。
翌日からは自宅で普段どおり入浴できます
強い痛みや出血がなく、症状が落ち着いていれば、翌日から自宅で通常どおり入浴していただけます。特別な入浴剤や消毒は必要ありません。
ただし、熱いお湯や長風呂でヒリヒリ感が強くなる場合は、もう1日シャワー浴にするなど、症状に合わせて調整してください。
公衆浴場、温泉、サウナなどは1週間程度控えることをおすすめしています。施設を利用する場合は、出血や分泌物、痛みなどが落ち着いていることを確認してください。
運動は軽いものから再開し、強い摩擦は3日間避けてください
モナリザタッチ後に、すべての運動を長期間禁止する必要はありません。ウォーキングや軽いストレッチなどは、翌日から体調を見ながら再開できます。
一方、外陰部や腟の入口に強い摩擦・圧迫が加わる運動や、身体への負荷が大きい運動は、施術後3日間控えてください。
施術後3日間は控えたい運動の例
- 長時間の自転車・エアロバイク
- 乗馬
- 激しいランニング
- 強い摩擦が生じるスポーツ
- 重量物を扱うトレーニング
3日経過後も、運動中に痛み、擦れる感じ、ヒリヒリ感が出る場合は無理をせず、症状が落ち着いてから再開しましょう。
性交渉は施術後3日間お休みしてください
当院では、施術後3日間は性交渉を控えていただいています。
レーザー照射後は、粘膜や皮膚の修復反応が始まる時期です。腟性交や腟内への挿入による摩擦を避けることで、治療部位への刺激を減らします。
ただし、3日が経過したからといって、必ず性交渉を再開する必要はありません。痛み、熱感、ヒリヒリ感、出血などが残っている場合は、症状が落ち着くまで待ってください。
日数だけでなく、ご自身が「無理なく再開できそう」と感じられることが大切です。乾燥や摩擦が気になる場合は、医師から案内された保湿や潤滑の方法を取り入れ、痛みを我慢して続けないようにしましょう。
性交痛の変化は施術から約2週間後に感じる方もいます
性交痛を主訴に来院される患者さんから、「いつ頃から変化を感じますか?」とご質問をいただくことがあります。
当院の診療経験では、施術から約2週間前後に「痛みが少し楽になってきた」と感じる方もいらっしゃいます。ただし、変化を感じる時期や程度には個人差があり、1回の施術だけでは十分な変化が得られない場合もあります。
組織が落ち着く時期
軽い熱感、ヒリヒリ感、分泌物、少量の出血などがみられることがあります。
変化を感じる方も
乾燥感や摩擦による痛みなどに、少しずつ変化を感じる方がいます。
経過を確認
症状と組織の状態を確認し、必要に応じて次回の施術や併用するケアを検討します。
当院では、初期治療として約1か月ごとの施術を一つの目安にしながら、症状、照射部位、治療への反応に応じて治療回数と間隔を調整しています。
施術後に生理が始まった場合は?
施術後に月経が始まることもあります。その場合は、施術後3日間はタンポンの使用を控え、ナプキンをご使用ください。
タンポンの挿入によって、照射直後の腟粘膜に摩擦が加わるためです。3日経過後も痛みや違和感がある場合は、無理に使用せず、症状が落ち着くまでナプキンを使用してください。
出血量が通常の月経より明らかに多い、血の塊が出る、強い腹痛を伴う、出血が長引く場合は、月経やレーザー後の一時的な出血と自己判断せず、当院へご相談ください。
保湿とやさしいケアで治療後の環境を整えます
レーザー治療後は、照射した組織への刺激を減らし、乾燥や摩擦を防ぐことも大切です。
治療後に意識したい3つのホームケア
やさしく洗う
こすり洗いや洗いすぎを避け、外陰部をやさしく清潔に保ちます。
乾燥を防ぐ
医師から案内された保湿剤を用い、外陰部や腟入口部の摩擦を減らします。
状態に合うケアを選ぶ
腟内環境や症状を確認し、必要に応じて日常的なケアを組み合わせます。
ホームケアはレーザー治療の代わりになるものではありませんが、乾燥や摩擦を抑え、治療後の状態をできるだけ良好に保つための一助になります。
施術後に当院へ連絡していただきたい症状
軽い熱感、ヒリヒリ感、水様性の分泌物、少量の出血などは、施術後の一時的な反応としてみられることがあります。
一方、次のような症状がある場合は、レーザー後だからと自己判断せず、施術を受けた当院へご連絡ください。
早めにご相談いただきたい症状
症状が強い場合、時間の経過とともに悪化する場合、数日たっても落ち着かない場合は診察が必要になることがあります。
- 強い痛み・腫れ・熱感
- 出血量が多い、または出血が続く
- 悪臭のあるおりもの
- 黄色・緑色などのおりもの
- 発熱・下腹部痛
- 強い排尿痛・血尿
- 尿が出にくい
- ただれ・水疱・潰瘍
モナリザタッチ施術後のよくある質問
仕事は翌日からできますか?
デスクワークなどは、体調に問題がなければ通常どおり行えます。長時間座ることで外陰部に圧迫感や痛みが出る場合は、こまめに姿勢を変え、無理をしないようにしてください。
施術後におりものや少量の出血があっても大丈夫ですか?
水様性の分泌物や少量の出血は、一時的にみられることがあります。悪臭、発熱、強い痛み、多量の出血、症状の悪化を伴う場合は当院へご連絡ください。
3日後なら、痛みがあっても性交渉を再開してよいですか?
痛みや違和感が残っている場合は、3日経過後も無理に再開する必要はありません。症状が落ち着いてから再開し、痛みが続く場合は診察で原因を確認しましょう。
市販の保湿剤や腟洗浄剤を使ってもよいですか?
製品によって成分や使用部位が異なります。照射直後の組織には刺激となることもあるため、施術時に案内された製品・方法を優先し、迷う場合は使用前にご相談ください。
治療後も安心して過ごしていただくために
モナリザタッチ後の生活は、想像されているほど大きく制限されるものではありません。
当日はシャワー浴にし、性交渉・タンポンの使用・強い運動・飲酒を3日間控えていただく以外は、症状を見ながら日常生活へ戻っていただけます。
治療後の経過には個人差があります。「この症状は通常の経過なのか分からない」「性交渉や運動を再開してよいか迷う」という場合も、遠慮なくご相談ください。
モナリザタッチについて
- モナリザタッチは自由診療です。
- 主な料金は、1回55,000円、3回スタンダードプラン149,400円、ポイントモナリザタッチ1回33,000円、腟前庭部レーザー1回33,000円です。初診料6,600円、再診料3,300円、表面麻酔3,300円、シェービング3,300円が別途必要になる場合があります。価格は税込みです。
- 施術後に痛み、ヒリヒリ感、熱感、腫れ、分泌物、少量の出血、排尿時の刺激感などが生じることがあります。
- 症状の変化や治療への反応には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
- 施術の適応、料金、治療回数、施術後の注意事項は診察時にご説明します。最新情報はモナリザタッチの治療ページをご確認ください。
治療・受診をご検討の方へ
施術前の診察から治療後の経過まで、丁寧に確認します
モナリザタッチを希望される場合も、まず診察で症状の原因、照射部位、治療の適応を確認します。
オンライン診療では症状や受診先についてご相談いただけますが、視診・触診・内診・検査・レーザー施術はできません。出血、強い痛み、発熱、急な悪化、悪臭のあるおりもの、排尿困難などがある場合は、来院による診察をご検討ください。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。



