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生理・妊娠

生理前の腹痛・腰痛がいつもと違う…妊娠初期との見分け方と受診目安を産婦人科医が解説。

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多くの生理前の腹痛・腰痛は、重い病気ではなくホルモンや体質によるものです。

ただ、一部には命に関わる病気や妊娠のサインが隠れていることもあるため、

「どこまで様子を見ていいか」
「いつ受診すべきか」

をこの記事で一緒に整理していきましょう。

 

「いつもと違う下腹部痛…」

「ズキッと刺すような腰の痛み…」

「毎月つらいけれど、今月はいつもより明らかに痛い」

「1週間以上、お腹や腰の痛みが続いている」

そんなときは、単なる生理前の不調だけでなく、
何らかの病気や妊娠のサインが隠れている可能性もあります。

 

この記事では、あなたの不安な気持ちに寄り添い、痛みの種類から考えられる原因、危険なサインの見分け方、そして「次に何をすべきか」が明確にわかるように、産婦人科医の視点から具体的に解説します。

読み終える頃には、漠然とした不安が、安心できる次の行動に変わっているはずです。

この記事の要点

痛みの見分け方

痛みの「種類・部位・持続時間・伴う症状」の4つのポイントで判断します。

危険なサイン(赤旗サイン)

片側だけの急な激痛、出血を伴う強い痛み、発熱や悪化が見られる場合は、ためらわずに受診してください。

妊娠の可能性

生理周期が順調な方は、妊娠の可能性がある場合は、妊娠検査を生理予定日以降に試してみましょう。陰性でも偽陰性の可能性があるため、数日〜1週間ほどあけて再検査し、それでも生理がこない場合は産婦人科の受診をおすすめします。

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「今月はとくに痛みが強い」
「ここ数ヶ月で、生理前の腹痛や腰痛がどんどんひどくなっている気がする」

というご相談も少なくありません。

ストレスや冷え、生活リズムの乱れなどが重なり、一時的にホルモンバランスが崩れて痛みが強くなることもあります。一方で、その陰に子宮内膜症や子宮腺筋症などの病気が隠れているケースもあります。

「一時的なゆらぎ」
「受診したほうがよいサイン」
の違いが分かるように整理していきます。

 

目次

生理前の腹痛・腰痛が「いつもと違う」と感じたときのチェック早見表

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「生理前の腹痛がいつもよりひどい」「生理前になると腰痛が強くなる」と感じるときに、まずは次のチェック表でご自身の状態を整理してみましょう。

評価項目 「いつもと違う」サインの例
痛みの強さ 日常生活に支障/鎮痛薬が効かない/夜間に目が覚める
痛む部位 下腹部の片側(右/左)だけが強い/右脇腹・左脇腹など横腹だけがズキズキする/背中〜骨盤に痛みが広がる
持続時間 48〜72時間以上、改善しない/生理周期と関係なく続く
伴う症状 鮮血・レバー状の出血/発熱/悪臭のおりもの/めまい・冷や汗

Check point

1項目以上あてはまれば注意。出血を伴う場合は早めに受診してください。

 

生理前の腹痛・腰痛の主な原因(婦人科で多いもの)

生理前に起こる腹痛や腰痛は、なぜ起こるのでしょうか。

多くはホルモンバランスの変化によるものですが、中には病気が隠れていることもあります。

【メカニズム解説】痛みを引き起こすホルモンの影響

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「腹痛」の主な要因(プロスタグランジン)

この物質は子宮を収縮させ、生理の経血を排出する働きがあります。

しかし分泌が過剰になると収縮が強くなりすぎ、生理痛のような腹痛や腰痛を引き起こします。

胃腸の働きにも影響するため、吐き気や下痢の原因になることもあります。生理前の腹痛に下痢や吐き気を伴うのも、このプロスタグランジンの影響によるものが多いです。

腰痛」の要因

骨盤周りの靭帯や筋の影響、黄体期のホルモン変動により骨盤帯の不安定感や筋緊張が増し、腰痛が起きやすくなります。

PMS(月経前症候群)/黄体期の子宮収縮

上記のホルモンの影響で、生理痛に似た鈍い腹痛や、腰が重だるく感じる症状です。

痛みの特徴

・下腹部全体の鈍痛、腰の重だるさ。
・左右差はあまりないことが多い。体を温めると楽になる傾向がある。

排卵痛の残存

排卵(生理開始の約2週間前)の際に感じた痛みが、数日間続いている可能性もあります。

痛みの特徴

・下腹部の片側(排卵した卵巣側)がチクチクと痛む。
・痛みは比較的軽く、短時間で自然に軽快することが多い。

子宮内膜症・子宮腺筋症

子宮内膜に似た組織が、子宮以外の場所で増殖・出血を繰り返す病気です。

痛みの特徴

・生理のたびに強くなる腹痛、腰痛。
・生理期間以外にも慢性的な腰痛や骨盤痛、排便痛、性交痛を感じることがある。

卵巣嚢胞・茎捻転(けいねんてん)

卵巣にできた袋状の腫瘍がねじれてしまう状態で、緊急手術が必要になることがあります。

痛みの特徴

・片側の突然の激しい下腹部痛。
・じっとしていられないほどの痛みで、吐き気や冷や汗を伴うことが多いです。

「生理前になると右脇腹だけがズキズキする」
「お腹というより横腹だけが急に強く痛くなる」
と訴える方もいます。

このような症状が出た場合は、様子を見ずに早急な受診を検討してください。

妊娠関連(異所性妊娠・流産の兆候)

妊娠の可能性がある方で

「生理前のような腹痛」
「いつもと違う腰痛」

が続くとき、

医師が特に見逃したくないのが、

・異所性妊娠(子宮外妊娠)
・流産の前ぶれ

などの妊娠に関連するトラブルです。

 とくに異所性妊娠(子宮外妊娠)は、卵管など子宮の外に受精卵が着床してしまう状態で、放置すると破裂や出血のため、命に関わる危険な状態になることもあります。

 痛みの特徴の例

・片側の下腹部だけがズキズキ、キリキリと強く痛む
・少量の性器出血(茶色〜鮮血)を繰り返す
・痛みが時間とともに強くなっていく、立っていられないほどの痛みになる
・めまい、ふらつき、冷や汗、肩のあたりの痛み などを伴う

こうした症状がある場合は、「そのうち治るだろう」と様子を見ずに、妊娠検査薬で陽性・陰性にかかわらず、できるだけ早く産婦人科(必要なら救急)を受診してください。

妊娠の有無を早く確認し、超音波検査などで子宮の中に妊娠しているかどうかを確かめることで、異所性妊娠や進行中の流産を早期に見つけ、重症化を防ぐことができます。

 

生理前の腹痛・腰痛は「いつからいつまで」続くのが普通?

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「生理前1週間くらいからお腹が痛い」
「生理前5日前くらいから腰が重い」

という方も多いですが、これはどこまでが「普通」なのでしょうか。

PMS(月経前症候群)による痛みの場合

早い人で生理の310日前ごろ(黄体期の後半)から下腹部痛や腰痛が出始め、生理が始まるころにピークを迎えます。一般的には、生理開始〜2日目くらいまでに少しずつ軽くなることが多いです。

月経困難症や子宮内膜症・子宮腺筋症など

「毎月決まって生理前〜生理中ずっと強い腹痛や腰痛が続く」
「昔よりも年々痛みがひどくなってきている」

といった特徴が見られます。

 【早急に受診】要注意サイン

・生理の1週間以上前から強い腹痛・腰痛が続く
・生理が終わっても、痛みがほとんど引かない
・生理前だけでなく、生理周期と関係なくほぼ毎日お腹や腰が痛い

このような場合は、「生理前だから仕方ない」と思い込まず、一度婦人科で原因を確認することをおすすめします。

 

生理前の腹痛・腰痛だけど、婦人科以外の病気が原因のことも

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・尿路感染〜腎盂腎炎

膀胱や腎臓の感染症で、腰痛や背部痛、発熱が現れます。

腎盂腎炎の場合、背部の打痛が強く現れます。
排尿時痛や頻尿を伴う場合は、泌尿器科や内科の受診を検討しましょう。婦人科でも対応できることがあります。

・筋骨格系の問題

デスクワークなどで同じ姿勢が続くと、骨盤周りの筋肉が緊張し腰痛を引き起こすことがあります。

・消化器系の問題

便秘や腸炎なども腹痛の原因となります。
下痢・便秘・お腹の張りが主で痛みが増す場合は、詳しくは関連記事をご覧ください。

※関連記事:生理前の下痢・便秘・お腹の張り

右下腹部痛の場合、虫垂炎の可能性があります。

>>右下腹部の痛みについて

 

生理前の腹痛と妊娠初期の腹痛の見分け方

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「この痛みは、生理前だからなのか、妊娠初期だからなのか、それとも病気なのか…」と不安になる方も多いと思います。

痛みだけで100%見分けることはできませんが、目安となる違いをまとめました。

比較ポイント 生理前の痛み
(PMS・月経困難症など)
妊娠初期の痛み
(ごく初期〜妊娠超初期)
注意が必要な病気の痛み
(子宮外妊娠・茎捻転など)
痛みの表現 ズーンと重い・締め付けられるような生理痛に近い痛み チクチク・ピリピリ・足の付け根が引っ張られるような違和感 刺すようなズキズキした激痛・うずくまるほどの強い痛み
痛む場所 下腹部全体、腰全体が重い・だるい 下腹部全体、腰全体が重い・だるい(持続時間が長い) 下腹部の片側だけ・右脇腹/左脇腹など「一点〜片側」に集中
出やすいタイミング 生理予定日の3〜10日前から出始め、生理開始〜2日目までがピーク 生理予定日ごろ〜予定日を過ぎても続くことがある 生理周期と関係なく突然出る/時間とともにどんどん悪化する
痛みの続き方 断続的に出たり引いたりする/数時間〜数日で軽くなる 断続的に出たり引いたりする じっとしても楽にならない・体勢を変えても改善しない
一緒に出やすい症状 腰の重だるさ、イライラ、むくみ、軽い頭痛、胸の張りなど 基礎体温の高温期が続く、強い眠気、だるさ、胸の張りなど 少量〜不正出血、めまい・冷や汗・息苦しさ、肩の痛み、発熱など
市販鎮痛薬の効き方 用法・用量を守れば、多くは鎮痛薬である程度おさまる 軽い痛みなら和らぐこともあるが、なくならないこともある 鎮痛薬を飲んでもほとんど効かない・すぐに痛みがぶり返す

※この表はあくまで目安です。

どの列にも当てはまらない場合や、3列目の特徴に近い痛み・症状がある場合、「そのうち治るだろう」と様子を見続けず、早めに産婦人科を受診してください。

妊娠しているかどうかの最終的な判断は、妊娠検査薬と医師の診察で行うことが大切です。

>>生理前症状と妊娠初期症状の違いの解説記事

>>生理前の出血と着床出血の違いについて

>>生理前のおりものの変化と妊娠との違いはこちら

 

生理前の腹痛腰痛を和らげるセルフケアと痛みを繰り返さないための習慣

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つらい痛みを和らげ、毎月の不調を根本から見直すための具体的なセルフケアをご紹介します。

体を温める具体的な方法

・ぬるめのお湯で半身浴
3840度のぬるめのお湯に10~20分程度浸かりましょう。

・腹巻やカイロの効果的な使い方
お腹(へその下)と、腰の少し下にある仙骨(せんこつ)を温めるのがポイントです。

・温かい飲み物
温かい白湯・麦茶・生姜湯など、ノンカフェイン中心が安心です。

痛みを和らげる簡単ストレッチ&ツボ押し

ここでは、一般的に体を整えると言われているストレッチやツボをご紹介します。

・猫のポーズ
四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、吸いながら反らせる動きを繰り返します。

・骨盤周りをほぐすストレッチ
仰向けに寝て両膝を立て、揃えたまま左右にゆっくり倒します。

・覚えておきたいツボ
三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上のツボ。
血海(けっかい):膝のお皿の内側、指3本分ほど上のくぼみ。

日頃からできること(予防・体質改善)

・症状日記をつける
基礎体温と一緒に痛みの特徴などを記録すると、自分の不調のパターンが見え、医師への説明にも役立ちます。

・体を冷やさない食生活
ビタミンB6(マグロ、バナナ)、ビタミンE(アーモンド、かぼちゃ)、マグネシウム(ほうれん草、豆腐)、イソフラボン(納豆、豆乳)などを意識し、冷たい飲食物やカフェインは控えめにしましょう。

・骨盤周りの血流を意識する
デスクワークの方は1時間に1度は立ち上がって軽く伸びをするなど、長時間同じ姿勢を避けましょう。

【重要】鎮痛薬の使用について

妊娠の可能性がある方の中には、「薬を飲んだら赤ちゃんに悪いのでは…」と、痛みを我慢してしまう方も少なくありません。

 市販されている多くの鎮痛薬は、妊娠中に大きな影響が出ないものが多いです。

ロキソニン®などの市販の鎮痛薬について

いわゆるロキソニン®などのNSAIDs〈非ステロイド性抗炎症薬〉)は、プロスタグランジンの働きを抑えることで、生理前の腹痛や腰痛を和らげるタイプの薬です。

妊娠初期中期にはほとんど胎児に影響を与えないものがほとんどですが、妊娠後期には胎児の感受性が変わり、胎児に影響を与えることがあるので、内服は控えましょう。
妊娠中は特に、主治医に相談しましょう。
痛みがつらい場合

「我慢するしかない」と思い込まず、主治医に相談し、必要に応じて妊娠中でも比較的安全に使えるお薬を処方してもらうのがおすすめです。

 当院の対応

当院でも、妊娠の可能性や基礎疾患の有無、痛みの程度などを確認したうえで、妊娠中でも安全性が高いと考えられるお薬を選んで処方しています。

「どの薬なら飲んで大丈夫か分からない」
「ネットの情報が不安」

という方は、自己判断で我慢してしまう前に、一度ご受診ください。

 

受診したら何をする?検査内容と伝え方のポイント

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「病院に行くべきなのは分かったけど、何をされるんだろう」そんな不安を感じる方のために、安心して受診していただくためのポイントをお伝えします。

婦人科ではどんな検査をするの?

・問診

いつから、どんな痛みが、どのくらい続いているかなどを詳しくお伺いします。

・内診

子宮や卵巣に異常がないか、痛みや圧痛の場所はどこかなどを、医師が直接触れて確認します。

・超音波(エコー)検査

モニターで子宮や卵巣の様子をリアルタイムに確認します。

経腟超音波検査は膣内にプローブを入れて検査します。状況により経直腸で診察することもあります。経腹超音波はやや精度が落ちる場合があります。

医師に症状を上手に伝える3つのコツ

1.痛みの特徴を具体的に
「いつから」「どこが」「どんな風に(チクチク、ズーンなど)」

2.痛み以外の症状も伝える
出血の有無、おりものの変化、発熱、吐き気など。

3.一番不安なことを言う
「妊娠の可能性が一番心配です」「悪い病気ではないかと不安です」など。

 

生理前の腹痛・腰痛で病院に行くべきタイミング(フローチャート)

ご自身の状況に合わせて行動してください。

1

今すぐ受診を検討

次のような症状がある場合は、救急受診も含めて「今すぐ」の受診を検討しましょう。

2

数日以内に婦人科を受診

急ぎの危険サインではないものの、放置せず「数日以内の受診」をおすすめするケースです。

3

妊娠の可能性を考えて行動

STEP 1

妊娠の可能性がある場合は、妊娠検査を生理予定日以降に試してみましょう。
生理予定日を1週間過ぎても生理がこない場合は、必ず一度検査して確認しましょう。

STEP 2-A(検査が陽性の場合)

検査薬で陽性が出たら、適切な時期(目安:妊娠5〜6週ごろ)に産婦人科を初診しましょう。

STEP 2-B(検査が陰性の場合)

陰性でも痛みが続く場合、または生理が2週間以上遅れる場合は、婦人科を受診して原因を確認しましょう。

 

FAQ】生理前の腹痛・腰痛に関するよくある疑問

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Q1. 下腹部の片側だけが痛いのは普通ですか?

A1. 排卵に伴う痛みや卵巣出血、卵巣嚢腫のことがあります。痛みが非常に強い、持続する場合は一度ご相談ください。

Q2. 差し込むような痛みは妊娠の兆候ですか?

A2. 痛みだけでは判断できません。妊娠の可能性がある場合は、妊娠検査を生理予定日以降に試してみましょう。

より確実に判定したい場合は、生理予定日から1週間後を目安に再検査してください。

Q3. 腰痛だけでも婦人科へ行くべきですか?

A3. 生理周期と連動してひどくなる場合は、婦人科疾患が隠れている可能性もあるため、受診をご検討ください。

Q4. 体勢によって痛みが変わる場合、目安はありますか?

A4. 筋骨格系の痛みの可能性が考えられますが、自己判断はせず、痛みが続く場合は一度ご相談ください。卵巣嚢腫の茎捻転の場合があります。

Q5. 温めたら逆に痛みが悪化しました。どうすればいいですか?

A5. 体内で炎症が起きている可能性があるため、温めるのを中止し、早めに医療機関を受診してください。

Q6. 妊娠の可能性がある場合、鎮痛薬は飲んで良いですか?

A6. 必要なときは、薬で痛みをやわらげることも大切ですが、一度産婦人科医に相談し、今の状態に合ったお薬を使うようにしましょう。

Q7. 妊娠検査薬で陰性なのに痛みが続くときはどうすればいいですか?

A7. 生理予定日前など早い時期の検査は、妊娠していても陰性(偽陰性)となることがあります。

数日〜1週間ほどあけて再検査しても陰性なのに、痛みや生理不順が続く場合は、一度婦人科でご相談ください。

Q8. 足の付け根がチクチクするのは何ですか?

A8. 痛みだけでは判断できません。妊娠初期症状の可能性もありますが、性感染症や性器ヘルペス、他の原因も考えられます。

Q9. 生理1週間くらい前からお腹(下腹部)が痛いです。普通のことですか?

A9. 生理前の腹痛は、早い人では生理予定日の310日前ごろ(黄体期の後半)から出てくることもあり、「生理前1週間くらい前からお腹が痛い」「生理前5日前くらいから下腹部が重い」と感じる方も少なくありません。

この場合、多くはPMS(月経前症候群)による生理前の不調の一つと考えられます。

ただし、次のような場合は注意が必要です。

・寝込むほどつらい強い痛みが毎月のようにある
・年々、生理前の腹痛や腰痛がひどくなってきている
・生理が始まっても痛みがほとんど引かない

こうした場合には、月経困難症や子宮内膜症・子宮腺筋症などが隠れている可能性もあります。「生理前だから仕方ない」と我慢せず、一度婦人科で相談し、必要に応じて検査を受けることをおすすめします。

Q10. 生理前の腹痛と一緒に下痢や吐き気があります。大丈夫ですか?

A10. 生理前の腹痛に下痢や吐き気を伴う症状は、珍しいものではありません。

子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質が多く分泌されると、腸の動きも一緒に活発になり、生理前〜生理中の下痢や気持ち悪さとして現れることがあります。

一方で、次のような場合は注意が必要です。

・水のような下痢が何日も続く
・血の混じった便が出る
・高い発熱や、強い吐き気・嘔吐を伴う
・お腹全体が激しく痛む

このような症状があるときは、胃腸炎などの消化器疾患が原因のこともあるため、内科の受診も検討してください。

Q11. 病院に行くほどか分からず、受診を迷っています。

A11. 「こんなことで受診していいのかな?」と迷う方はとても多いですが、婦人科は「命に関わる病気を早く見つける場所」であると同時に、「今のつらさを軽くする場所」でもあります。

検査の結果「大きな病気ではなかった」と分かるだけでも、夜ぐっすり眠れるようになった、とおっしゃる方は少なくありません。「迷ったら一度相談」を合図にしていただければ十分です。

 

不安な痛みは我慢せず、専門家にご相談ください

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「いつもと違う」というあなたの感覚は、体からの大切なサインです。
一人で悩まず、専門家に相談することが、安心への第一歩です。

白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、

お一人おひとりの不安に寄り添い、最適な解決策を一緒に見つけていくことを大切にしています。

・デリケートな悩みへの配慮

女性医師による診療ですので、生理や妊娠に関するお悩みも気兼ねなくご相談いただけます。
最新の診療体制・担当医については、当院サイトの「お知らせ」をご確認ください。

・あなたの生活に合わせた通院

土日祝日の診療や平日の8:30より診療を行っております。
最新の診療時間については、当院サイトの「お知らせ」よりご確認の上、ご予約ください。

・幅広い女性の不調に対応

当院は産婦人科だけでなく、女性内科や泌尿器科も併設しており、院内で連携し、適切かつ迅速な診断・治療が可能です。

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「この腹痛や腰痛は婦人科なのか、内科なのか、整形外科なのか分からない」

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当院であれば、まず婦人科として診察を行い、必要に応じて院内の他科と連携しながら原因を絞り込んでいくことができます。

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院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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