HPVワクチンは未来を守るワクチンです | 日本小児科学会からの改訂版留意点を受けて
更新日:2026.08.02
現在は、HPVワクチンの積極的勧奨と個別勧奨が再開されており、改めて「効果」と「安全性」を十分に説明した上で、安心して接種を受けられる体制づくりが求められています。
今回の留意点では、
* 接種前に効果と副反応について十分に説明すること
* 発熱や接種部位の痛み・腫れなど、よくある副反応について事前に伝えること
* 注射が苦手なお子さんにはリラックスできるように配慮すること
* 接種後15~30分はアナフィラキシーや迷走神経反射に備えて院内で経過観察すること
* 接種後に広い範囲の痛みや手足の動かしにくさなどの症状があれば、丁寧に話を聞き、必要に応じて専門医療機関へ紹介すること
などが改めて示されています。
私がHPVワクチン接種を続けてきた理由
私は勤務医時代、子宮頸がんの若い患者さんを数多く担当してきました。まだ20代、30代という人生のこれからという時期に、子宮頸がんと診断され、手術や治療、妊娠への影響に悩みながら懸命に病気と向き合う姿をたくさん見てきました。
診療をしながら、「この病気を予防できる方法がもっと広く普及していれば」と何度も感じたことを今でも覚えています。
その経験があるからこそ、HPVワクチンが日本で積極的勧奨を控えられていた時期も、私は必要性をご理解いただいた患者さんには接種を続けてきました。
HPVワクチンは、子宮頸がんをはじめとしたHPV関連疾患を予防できる、非常に意義の大きいワクチンです。
もちろん、どのワクチンにも副反応はあります。しかし、そのリスクと予防できる病気の大きさを正しく理解した上で判断することが大切だと考えています。
当院では安心して接種していただけます
当院では、日本小児科学会の提言に沿って、* 接種前の丁寧な説明
* 接種後の院内での経過観察
* 万が一の副反応への適切な対応
を心掛け、安全に接種を受けていただける体制を整えています。
また、学校やお仕事で平日の受診が難しい方にも接種していただけるよう、
土曜日・日曜日・祝日もHPVワクチン接種を行っています。
「接種した方がよいか迷っている」「子宮頚がんがどのような病気かわからない」など、ご不明なことがあればお気軽にご相談ください。
一人でも多くの方が子宮頸がんを予防し、将来安心して生活できるよう、これからも微力ながら貢献していきたいと思っています。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。



