バルトリン腺膿瘍とは
バルトリン腺という外陰部に分泌液を出す腺があります。
その腺が何らかの理由で閉鎖してしまい、袋状に腫れてしまうのが、バルトリン腺のう胞です。
さらに、疲れがたまって免疫力が低下したり、物理的に下着や洋服がこすれて炎症を起こしてしまったときに、感染のために痛みが生じる場合があります。
この病態をバルトリン腺膿瘍と言います。
痛みが強い場合、当日に外陰部レーザー治療が可能です。
症状
外陰部の腫れや外陰部の痛みです。
治療
- 小さいのう胞で痛みを伴わない場合は、経過観察します。
- のう胞が大きく、生活に支障が出る場合、のう胞内の液体を針で穿刺して抜くことができます。
- のう胞に感染が生じている場合(膿瘍)、穿刺して内容液をぬいた後に、抗生剤外用薬の塗布及び内服薬を投与します。
- 3の症状を何度も繰り返す場合、開窓術を行います。
当クリニックでは、外来診療で局所麻酔を行い、当日に切開いたします。
切開後、状況により、消毒に通院していただく場合がございます。
切開後の傷がふさがってしまうと、再発するため、当クリニックでは創部を医療用レーザーを用い施術いたします。
傷の治りもよく、再発頻度が非常に少ないため、この治療法をお勧めしております。保険適応で治療が可能です。
当院で行う処置
リンパ・バルトリン腺のう胞
バルトリン腺腫瘍 の場合(20mm以上)
- 局所麻酔
- レーザーで切開及び止血
- 内腔を消毒
- ガーゼ挿入
- 翌日ガーゼ抜去(院内または自宅)
- 毎日自己消毒、又は通院
- 2週間及び4週間後、再診
小さな腺構造をキープしていれば1か月ほどでピンホール程度になります。
※閉じてしまうと再発することがあります。
処置後について
処置後の注意点
- 処置当日はできるだけ安静にお過ごし下さい。
- 出血が持続する時は、患部をガーゼの上から押さえてください。
外陰部腫瘤の場合
- 超音波検査にて確認
- 腫瘤切除が必要か判断
- MRIを撮影後、治療方針決定
バルトリン腺膿瘍の医療用レーザー治療はこんな方におすすめ
- 再発を繰り返している
- バルトリン腺膿瘍が大きい
- 通院が難しい
- 再発したくない
- 生活に支障が出るほど不快
- 傷がきれいに治りたい
- 再感染したくない
- 入院での治療が難しい
大学に勤務していた時代には、バルトリン腺膿瘍の患者様が来院されると、多くは入院を必要とした手術になることがあり、何度も外来に足を運んでいただく必要がございました。
また、切開部の閉塞の再発予防のため、何度も外来受診をしていただき、さらに、創部を糸で縫合する場合、その糸の感染から、難治性となる場合がありました。
医療用レーザーを導入後、多くの患者様に、当日の処置及び通院の少なさ、再発しにくさ、傷のきれいさに大変好評をいただいております。お気軽にご相談くださいませ。
当院の特徴
※8:30 - 17:00まで
また待合室での混雑を軽減することができます。
オンライン診療
当院は皆様の健康と快適な生活をサポートするため、オンライン診療サービスを提供しております。
オンライン診療は、体調が悪く外出が辛い時や感染症リスクを減らしたい時、ご自宅から医師の診療を受けることができます。移動時間や待合室での待ち時間を削減できます。
※LINEドクターはLINEのビデオ通話を通じた医師の診療、お薬の処方、配送までワンストップで受ける事ができるオンライン診療サービスです。
※医師からの指示により、通院が必要となる場合があります。
医院概要
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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8:30 - 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
15:00 - 19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | ▲ |
▲ 15:00 - 17:00