子宮頸がん検診だけで大丈夫?子宮体がん検査・卵巣の超音波検査も一緒に
更新日:2026.11.01

こんにちは。白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長の海老根真由美です。
皆さんは「子宮がん検診」と聞くと、どのような検査を思い浮かべますか?
実は、一般的に「子宮がん検診」と呼ばれているものの多くは、子宮頸がん検診のことです。
子宮には、子宮頸がんと子宮体がんという異なる2つのがんがあり、さらに子宮の両側には卵巣があります。
当クリニックでは、婦人科がん検診をお勧めしております。子宮頸がん検診の際に、ご希望や症状に応じて、子宮体がん検査や卵巣・子宮を確認する経腟超音波検査を追加することができます。
目次
① 子宮頸がん検診では何がわかるの?
子宮頸がんは、主にHPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染が関係する病気です。
子宮頸がん検診では、子宮の入り口にある細胞を採取して、がんや前がん病変につながる細胞の変化がないかを調べます。ご希望により、HPVの感染を調べる検査を受けることもできます。
定期的な検診によって、がんになる前の段階で異常を発見できることが大きな特徴です。
ただし、子宮頸がん検診だけでは、子宮体がんや卵巣がんを調べることはできません。
子宮頸がん検診を詳しく知りたい方へ 子宮頸がん検診の内容・痛み・費用・検査結果の見方 検査で何を調べるのか、結果に「要精密検査」と書かれていた場合にどうするのかを解説しています。② 子宮体がんは、子宮頸がんとは違う病気です
子宮体がんは、子宮の頸部より奥にある子宮内膜から発生するがんです。
特に40代後半以降、閉経前後から注意したい病気の一つです。
子宮体がんでよくみられる症状は、不正出血です。
- 月経以外の時期に出血する
- 閉経後に少量でも出血がある
- 月経が長引く、出血量が変化した
- 茶色いおりものや血液の混じったおりものが続く
このような症状がある場合は、子宮体がんを含めた原因の確認が必要です。
子宮体がん検査では、必要に応じて子宮内膜の細胞を採取します。超音波検査で子宮内膜の厚さや状態を確認することも重要です。
③ 卵巣は超音波検査で確認できます
卵巣は子宮の左右にある小さな臓器です。
卵巣に腫瘍ができても、初期には症状がほとんどないことがあります。
経腟超音波検査では、卵巣の大きさや形、嚢胞や腫瘤の有無などを確認できます。
また、卵巣だけでなく、子宮筋腫や子宮内膜の状態なども同時に観察できます。
ただし、超音波検査ですべての卵巣がんを早期発見できるわけではありません。
一方、私のこれまでの診療経験では、治癒可能な段階で卵巣がんが見つかった患者様の中に、症状が現れる前の検診で異常が確認された方がいらっしゃいます。
そのため、当クリニックでは、症状やご家族の病歴、ご本人の希望や病状を確認したうえで検査をご案内しています。
④ 子宮頸がん検診の際に、一緒に検査できます
- せっかく婦人科に来たので、子宮や卵巣も確認しておきたい
- 閉経が近づいてきたので、子宮体がんも心配
- 以前、卵巣嚢腫があると言われたことがある
このようなお声を診察室でもよく伺います。
当クリニックでは、子宮頸がん検診に加えて、必要に応じて子宮体がん検査や経腟超音波検査を同じ日に行うことができます。
⑤ 特に不正出血がある方は、検診を待たずに受診してください
閉経後の出血や、月経以外の出血が続いている場合は、通常の検診ではなく、症状に対する診察が必要です。
出血の原因は、ホルモンの変化、ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜の病気、子宮体がんや卵巣がんなど、さまざまです。
大切なのは、自己判断で様子を見続けないことです。
閉経後の出血について詳しく知りたい方へ 閉経後の不正出血|鮮血・茶色・少量の出血と考えられる病気 閉経後に出血が起こる原因や、婦人科で行う検査について解説しています。女性の健康を、長く守るために
私は、婦人科検診を単に「がんがあるかどうかを調べる機会」だけではなく、ご自身の身体の変化を知る機会にしていただきたいと考えています。
20代、30代、40代、50代、そして閉経後。
女性の身体は年齢とともに変化します。
その時々に必要な検査を選び、病気の早期発見と適切な治療につなげることが大切です。
子宮頸がん検診を受ける際には、子宮体がん検査や超音波検査についてもお気軽にご相談ください。
白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、土曜日・日曜日・祝日も診療しております。
皆さんが安心して、健康で豊かな毎日を過ごせるように、これからも女性の健康をサポートしてまいります。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック
院長 海老根真由美
子宮・卵巣の検査について、お気軽にご相談ください
どの検査を受ければよいかわからない方も、診察時にご相談いただけます。年齢や症状、これまでの検査結果などを踏まえて、検査をご案内します。
受診前のご相談を希望される方は、オンライン診療のご案内をご確認ください。検診・検査は来院が必要です。出血などの症状がある場合は、来院での診察をご案内します。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。



