PMS(月経前症候群)の症状と受診の目安(何科?) 生理前のイライラ・落ち込み・眠気を産婦人科医が解説。
更新日:2026.02.22
生理前になると、
イライラが止まらなかったり、急に涙が出たり、ひどい眠気に襲われたり……。
つらさが重なると、
つい「どうしてこんな風に思ってしまうのだろう」
と自分を責めてしまいがちです。
しかし、それは性格のせいではなく
PMS(Premenstrual Syndrome/月経前症候群)
という、治療や相談ができる状態かもしれません。
PMS(月経前症候群)とは?
生理前(目安:3〜10日前ごろ)に心や体の不調が強くなり、生理が始まると急に症状が軽くなることが多い状態です。
症状の種類よりも、「生理前に強くなり、生理で軽くなる」変化がくり返されるかが大切なポイントになります。
目次
結論|PMS(月経前症候群)かも?の判断軸と受診のタイミング
PMS(月経前症候群)の見分け方
不調が
「生理前に悪化」→「生理が始まると軽くなる」 なら、PMS(月経前症候群)として整理しやすいです。
チェックポイント
“完全にゼロになる”必要はなく、生理が始まって軽くなる傾向があればPMS(月経前症候群)として整理しやすいです。
受診の目安
つらさで 仕事・家事・対人関係・家族関係に支障 があるなら、我慢し続けず、相談して大丈夫です。
チェックポイント
「死んでしまいたい/自分を傷つけそう/感情のコントロールが効かない」など強く危険サインがある場合は、次の生理を待たずに 相談してください。
受診準備
生理 2回分(約2か月) 以上の「症状」「困りごと」「症状の出現時期」を簡単にメモしておくと、診察が進みやすくなります。
チェックポイント
※生理後も続く/パターンが曖昧なときは、PMS(月経前症候群)“以外も含めて”婦人科で整理しましょう(必要に応じて他科も併用します)。
病院に行くべき?迷ったときの目安(🟥🟨🟦)
PMS(月経前症候群)など生理前の不調は、「ご自身が感じるつらさの強さ」と共に、生活への影響(支障)で見ると判断しやすくなります。
ここでは、PMSに加えて、
気分症状がより強い
PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder/月経前不快気分障害)の可能性も含めて受診の目安を整理します。
※診断を確定するものではありません。
PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)のつらさはホルモン変動だけでなく、睡眠不足・ストレス・人間関係などの環境要因で強まることがあります。
※安全に関わる不安があるときは、PMS(月経前症候群)の整理より“安全確保”が最優先です。そのため、この目安にも含めています。
| 目安 | こんな状態がある | 今日やること | 相談先の目安 |
|---|---|---|---|
| 🟥 今すぐ相談 | 「死にたい/消えたい」気持ち、自傷衝動、生活が立ち行かない(欠勤・不眠・家事ができないなど) | 次の生理を待たずに受診 | 精神科/心療内科 |
| 🟨 早めに相談 | 生理前に毎回つらく、仕事・家事・対人に支障/月1回以上予定が崩れる | 早めに婦人科で相談(2か月以上のメモがあると進めやすい) | まず婦人科(必要に応じて心療内科) |
| 🟦 記録して整理 | 生活は回るが毎月つらい/生理との関係がはっきりしない | 2か月以上のメモで整理→支障がある/続くなら受診 | 婦人科/心療内科などで相談 |
表で迷う人は、この3つだけ確認
- 生理前に悪化し、生理が始まると軽くなりますか?
- 仕事・家事・人間関係に影響が出ていますか?
- 死んでしまいたいと思いますか?
チェックポイント
「病院に行くほどではないかもしれない」と迷うこと自体が、つらさのサインです。
早めに受診すると、原因の整理と対策が進みやすくなります。
PMS(月経前症候群)って何?PMDD(月経前不快気分障害)とどう違うの?
PMS(月経前症候群)
生理前に心や体の不調が出て、生理が始まると軽くなるのが特徴です。症状は人によりさまざまで、イライラ・眠気・頭痛・むくみ・胸の張りなどが重なって「いつもの自分でいられない」と感じることがあります。
PMDD(月経前不快気分障害)
一方、気分の落ち込み・不安・怒りなど“こころの症状”が特に強く、仕事や家事、人間関係が崩れるほどの支障が出る場合は、PMDD(月経前不快気分障害)として整理することがあります。
PMDD(月経前不快気分障害)は「気持ちの問題」や「性格」の問題ではなく、月経周期に関連して症状が悪化する状態として、治療の選択肢が整理されます。
チェックポイント
※PMDD(月経前不快気分障害)の判断は、日々の記録(生理2回分以上=約2か月以上)をもとに医師が行います。
※大事なのは分類名よりも、困り方に合った対策(治療・環境調整・受診先)を選ぶことです。
PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)で迷うときの整理ポイント
「PMS(月経前症候群)かPMDD(月経前不快気分障害)か」を厳密に自分で決める必要はありません。
迷ったら、次の2点を抑えてください。
- “こころの症状”が主役か(落ち込み・不安・怒り・絶望感が強い)
- 生活への影響がどれくらい出ているか(欠勤、対人トラブル、家事が回らない 等)
チェックポイント
とくに、落ち込みや不安が強くて日常が回らない場合は、PMDD(月経前不快気分障害)も含めて早めに受診した方が、治療選択肢が広がります。
PMS(月経前症候群)はいつから始まる?何日前くらい?いつまで続く?
PMS(月経前症候群)は多くの場合、生理の数日前〜10日前くらいから強くなります。
人によっては1〜2週間前から始まることもあります。
症状は生理開始とともに軽くなり、遅くても数日以内に落ち着くことが多いのが目安です。
・生理が始まると軽くなる
→ PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)として整理しやすい
・生理が終わっても続く/むしろ強い
→ PMS(月経前症候群)“以外も含めて”婦人科で整理しましょう(必要に応じて他科も併用します)。精神科もためらわずに受診しましょう。
PMS(月経前症候群)だけではない可能性も|似ている不調の見分け方
「生理前だからPMS(月経前症候群)」と決めつけず、放置したくないサインがないか確認してください。
PMS(月経前症候群)に似ている症状
更年期・うつ・不安障害などでも起こり得るため、背景要因の見落としを防ぐことが大切です。周期と関係がありそうでも、貧血・甲状腺・妊娠・強いストレスが重なることがあります。
重なると、必要な検査や相談先が変わります。
PMS(月経前症候群)として整理しやすいサイン
生理前に悪化し、生理が始まると軽くなる(毎月ある程度パターンがある)PMS(月経前症候群)以外も含めて相談した方がよいことが多いサイン
- 生理後もつらさが続く/むしろ生理後に強い
- いつもより急に悪化した(今までと違う)
- 眠れない・動悸・強い不安・焦燥感が続き、生活に支障が出ている
- だるさ・息切れ・動悸が強く、貧血や甲状腺など体調要因が隠れていそう
チェックポイント
まずは婦人科で相談し、必要に応じて内科・心療内科/精神科も併用します。
妊娠の可能性が少しでもある場合
生理が遅れている/いつもと違う体調→ 先に以下記事で整理すると不安が軽くなります。
>>「妊娠初期とPMS(月経前症候群)の見分け方」を詳しく見る
よくあるPMS(月経前症候群)の症状(心・体・行動)
PMS(月経前症候群)は「気分の変化」だけでなく、体の不調や行動の変化がセットで出ることがあります。
症状の出方は人それぞれで、同じ人でも月によって強さや組み合わせが変わることがあります。
気分の変化(こころ)
- 落ち込み、涙もろい
- 不安、緊張
- イライラ、怒りっぽい
- やる気が出ない、気力が続かない
- 「自分が自分ではない感じ」「いつもの自分と違う」
行動・生活の変化(仕事・日常に出やすい)
- 集中できない/ミスが増える
- 人に会いたくない、連絡がしんどい
- 過食(甘いものが止まらない)、食欲の変化
- 眠れない/逆に眠気が強い(寝てもだるい)
体の不調(からだ)
- 頭痛
- 胸の張り・痛み
- むくみ
- 下腹部の張り・腹痛
- 腰痛
- 便秘・下痢 など
チェックポイント
「全部当てはまる必要」はありません。
いつも出る症状が1〜3個でも、生活に支障があれば相談対象です。
なぜ生理前はつらくなるの?悪化しやすいきっかけ
生理前のつらさは、ホルモン変動に加えて、睡眠・食事・ストレスなどの生活要因が重なると強く出やすくなります。
「今月だけひどい」「最近悪化した」というときは、生活側の引き金が増えていないかを見るのも重要です。
- 睡眠不足/夜更かし(眠りが浅い・中途覚醒を含む)
- 欠食・栄養の偏り(特に過度なダイエットや忙しい時期の食事抜き)
- 強いストレス(仕事・家庭・対人)
- カフェインが多い(不安・動悸・不眠が出やすい人は影響しやすい)
- アルコールが多い(睡眠の質が落ちやすい)
- 運動不足/体を動かせない期間が続く(気分・睡眠・むくみに影響)
PMS/PMDDはどうやって診断する?
PMS(月経前症候群)の診断でいちばん大切なのは、「生理前に強くなり、生理が始まると軽くなる(消える)」という周期性です。
目安として、生理の3〜10日前ごろ(黄体期)に心身の不調が出て、生理開始後数日以内(目安:4日以内)に軽くなる流れが繰り返されます。
チェックポイント
PMS(月経前症候群)/ PMDD(月経前不快気分障害)は、血液検査などの“客観的な検査だけで確定する病気”ではありません。
医療の現場では、症状のパターン(いつ始まり、いつ楽になるか)と、生活への影響(支障)をセットで確認し、必要に応じて他の病気の可能性も含めて整理したうえで診断します。
診断のポイント
・時期との関係
生理前に悪化し、生理開始後に軽くなる
・再現性
同じような症状が、複数周期(目安:2周期以上)で繰り返される
・重症度(支障)
仕事・家事・学校・対人関係など日常生活に影響が出ている
・除外(ほかの原因)
うつ病・不安障害、甲状腺の病気、貧血、薬・アルコールなど、別の要因だけで説明できないか
診断をスムーズにするコツ!思い出しより「日々の記録」
PMS(月経前症候群)/ PMDD(月経前不快気分障害)は、つらい時期ほど記憶が曖昧になりやすく、“思い出しだけ”だとズレが出ることがあります。
そのため診断や治療方針の検討では、症状日誌(ダイアリー)やアプリでの記録がとても役立ちます。
「いつから始まり、いつ軽くなるか」
「何がいちばん困るか」
「生活への影響はどれくらいか」
を、2か月(生理2回分)〜3か月程度記録して持参できると、診察が進みやすくなります。
PMDD(月経前不快気分障害)との違い
PMSの中でも、特に気分の落ち込み・不安・イライラ・怒りなどの精神的症状が強く、社会生活が難しいほどの支障が出る場合は、PMDD(月経前不快気分障害)として整理されることがあります。
大切なのは病名を自分で決めることではなく、困り方に合った対策(治療・受診先・環境調整)につなげることです。
診断の軸(周期性+支障)が整理できると、治療は「あなたの困り方」に合わせて選びやすくなります。
受診がスムーズになる「2か月メモ」|書き方テンプレート
受診前にメモしておくと話が早くなります
ここは「診断を確定するため」ではなく、困りごとを医師に伝えやすくするための整理です。まずは当てはまるものにチェックしてください(※2カ月以上の記録を推奨/受診時に見せるだけでOKです)。
気分・行動
□ 落ち込み/涙もろい □ 不安 □ イライラ□ 集中できない/ミスが増える □ 過食(甘いものが止まらない) □ 食欲が落ちる
□ 眠れない □ 強い眠気(寝てもだるい) □ 人に会いたくない □ 死にたくなる □ 今まで楽しかったことが楽しめない
体の不調
□ 頭痛 □ 胸の張り □ むくみ □ 腹痛・張り □ 腰痛 □ 便秘/下痢 □ 倦怠感 □ 動悸生活への影響(ここが大切です)
□ 欠勤・遅刻/仕事のミスが増える□ 家事・育児が回らない
□ 対人トラブルが増える/連絡や会話がつらい
□ 予定が立てられない/不安が強い
□ 「自分が自分ではない」感じが強い
□ 月1回以上、予定や生活が崩れる(頻度の目安)
生理2回分以上のメモがあると、診察がスムーズになります
PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)は、思い出しだけだとズレやすいため、医療の現場では 生理2回分以上(約2か月以上)を“その都度”記録することが重視されます。
病院によっては専用の記録表を使うこともあります(DRSP/PSSTなど)が、まずは以下の簡単メモを参考にして下さい。
★コピペ用:1日1分のメモ(点数なし)
・日付:・生理の状態:(生理前/生理中/生理後)
・気分:(落ち込み・不安・イライラなど)
・体:(頭痛・むくみなど)
・困ったこと:(仕事・家事・対人)
・睡眠:(眠れた/不足)
・メモ:(ストレス・薬・出来事・仕事)
補足(任意):「いつから始まり、いつ楽になるか」(例:生理○日前から/生理○日目で軽くなる)も記録することをお勧めします。
(例)
「生理の7日前からイライラ+頭痛。仕事でミスが増える。生理2日目で楽になる」
PMS(月経前症候群)は何科?まずどこに相談する?
PMS(月経前症候群)の相談は、基本的に 婦人科(産婦人科) で問題ありません。
迷うときは、「生理との関係」×「生活への影響(支障)」で整理すると判断しやすくなります。
1.生理前に悪化し、生理が始まると軽くなる/体の不調もつらい
→ まず婦人科
2.気分のつらさが強く、日常が回らない(欠勤・不眠・対人トラブルなど)
→ 婦人科に加えて精神科/心療内科の併用も検討
3.生理後も続く/周期との関係がはっきりしない
→ まず婦人科で整理(必要に応じて心療内科などへ紹介)
病院では何をする?受診の流れ
婦人科では、まず 「症状が出るタイミング(周期性)」 と 「生活への影響」 を整理し、状態に合う治療を選びます。
※PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)は“原因を1つに決める”より、困り方に合う対策を組み立てるイメージです
初診でよく確認すること
- つらくなるのは 生理の何日前〜何日目?(いつ始まり、いつ楽になる?)
- いちばん困る症状は?(落ち込み/イライラ/眠気/頭痛など)
- 生活への影響は?(欠勤・遅刻、家事、対人トラブル など)
- 妊娠の可能性は?(診断・治療選択に影響)
- 服薬・サプリ、持病は?
- 生理2回分以上のメモ(あると話が早い/完璧でなくてOK)
必要に応じて追加で確認すること
症状や経過によって、貧血・甲状腺などの身体的要因、睡眠の問題、抑うつ・不安の影響などを含めて整理します。
当院でも「生理前だけ別人のように感じる」「仕事に支障が出るのが怖い」という相談は多くあります。
受診の前に準備しておくと安心なこと
- 生理2回分以上のメモ(簡単でOK)
- いちばん困っていることを1つ(例:欠勤が出る/衝突が増える/眠れない)
- 使っている薬・サプリのメモ
- 妊娠の可能性(ある/ない/分からない)
PMS(月経前症候群)はどうやって治療する?今日からできること
PMS(月経前症候群)の治療は、状態に合わせて ピル・漢方・生活調整 などを組み合わせて検討します。
「何が正解か」よりも、あなたの困り方に合う選択を見つけることが大切です。
主な治療の選択肢
- 低用量ピル:ホルモン変動を小さくして、症状を軽くする
- 漢方:体質や症状に合わせて調整する
- こころの症状が強い場合の治療:PMDD(月経前不快気分障害)なども含めて検討(必要に応じて心療内科/精神科と併用)
- 生活調整:睡眠・予定・食事など、悪化要因を減らす
今日からできること(3つ)
- 生理前は予定を詰めすぎない(重要タスクは前倒し)
- SNSやニュースは見る時間を決めて閉じる(刺激を減らす)
- 就寝時刻を30分だけ早める(できる日だけでOK)
※サプリ(ビタミン・ミネラル等)は合う人もいますが、持病や薬との相性もあるため、気になる場合は受診時に相談してください。
→ PMS(月経前症候群)の治療(ピル・漢方・受診の流れ)を詳しく見る
家族・パートナーへ:こんな声かけが助けになります
PMS(月経前症候群)は「本人の気合・根性」でコントロールできるものではなく、周りの声かけ次第で 楽になることも、つらくなることも あります。
ポイントは、評価や正論よりも “状況の確認”と“具体的な手助け” です。
また、PMS(月経前症候群)/PMDD(月経前不快気分障害)は 本人が「大げさかも」「病院に行くほどではない」と我慢したり、認めたくなくて受診を先延ばしにしたり することも少なくありません。
だからこそ、家族・パートナーが 「一緒に整理する」「必要なら同行する」 など、伴走して支えることが大切です。特に症状が強いほど、ひとりで抱え込みやすくなります。
つらくなりやすい言い方(避けたい例)
- 「気のせいじゃない?」
- 「いつも生理前はそうだよね」(決めつけ・軽視に聞こえやすい)
- 「病院行けば?」(突き放された感じになりやすい)
- 「頑張って」「考えすぎだよ」(本人の努力不足に聞こえやすい)
助けになる言い方(そのまま使える例)
- 「今つらい時期だよね。何が一番しんどい?」
- 「今日、楽になるためにできそうなことってある?」
- 「生理前に悪化して、生理が始まると軽くなる? 一緒にパターン確認しようか」
- 「受診のとき用に、メモだけ一緒にやってみようか(完璧じゃなくてOK)」
- 「もしよかったら、一緒に受診に行こうか(予約や付き添いも手伝うよ)」
- 「今日は家事や予定、少し手伝うので減らそうか?」
コツ:助けになる“聞き方”はこの3つ
- 否定しない(気のせい/いつものこと、を言わない)
- 詰めない(原因追及より、今の困りごとを聞く)
- 具体を手伝う(メモ、予定調整、家事分担、予約・同行など)
チェックポイント
※危険サイン(「死にたい/消えたい」、自傷衝動、生活が立ち行かない等)があるときは、次の生理を待たずに相談が優先です。家族・パートナーだけで抱えず、医療機関や支援窓口もあわせて検討してください。
よくある質問(FAQ)
-
Q1. PMS(月経前症候群)はいつ病院に行くべき?
生理前に悪化して生理で軽くなる感じがあり、仕事・家事・人間関係などに支障が出ているなら、早めの相談がおすすめです。「死にたい/消えたい」「自分を傷つけそう」などの危険サインがある場合は、次の生理を待たずに今すぐ相談してください。 -
Q2. PMS(月経前症候群)は何日前から?
多くは数日前〜10日前くらいです。
人によっては1〜2週間前から始まることもあります。 -
Q3. PMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)の違いは?
PMDD(月経前不快気分障害)(月経前不快気分障害)は、特に落ち込み・不安・怒りなど“気分のつらさ”が強く、生活への影響が大きい状態です。
判断は、生理2回分(約2か月)以上の記録などをもとに医師が行います。 -
Q4. 受診の目安は?
先述した🟥🟨🟦は診断ではなく、受診の目安として役立ちます。
ポイントは「つらさ」そのものより、生活への影響(支障)が出ているかどうかです。危険サインがある場合は、表の通り次の生理を待たずに相談してください。 -
Q5. 自分でチェックして診断できますか?
チェックは、症状や困りごとを整理するための目安です。
診断はできません。つらい場合は医療機関へ相談してください。 -
Q6. 毎月同じように症状が出ますか?
毎月同じとは限りません。
睡眠不足やストレスなどで強さが変わることがあります。生理2回分(約2か月)以上の記録があると、周期との関係が見えやすくなり、整理が早くなります。 -
Q7. 病院では何をしますか?
「生理との関係(いつからいつまで)」「生活への影響」「症状」を整理し、状態に合わせて治療(ピル・漢方・生活調整など)や必要な確認(例:貧血、甲状腺など)を検討します。 -
Q8. 何科に行けばいい?
基本は婦人科(産婦人科)で問題ありません。
気分のつらさが強く日常が回らない場合は、婦人科に加えて心療内科・精神科の併用も検討します。 -
Q9. 生理後もつらいのはPMS(月経前症候群)?
生理後も続く場合は、PMS(月経前症候群)以外の要因が重なっている可能性もあります。まず婦人科で整理し、必要に応じて他科の併用や検査を検討するのが近道です。
まとめ:迷ったら、まず相談で問題ありません
PMS(月経前症候群)は、生理前に悪化して生理で軽くなるという変化がヒントになります。
生活に影響が出ているなら、我慢し続けるより早めに相談した方が、結果として楽になることが多いです。
- 迷ったら 「生理前に悪化するか」→「生理で軽くなるか」 を確認
- 仕事・家事・人間関係に支障があるなら相談のタイミング
- 生理2回分(約2か月)以上の記録があると診察がスムーズ
白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、症状と生活への影響を一緒に整理し、状況に合わせた選択肢(治療・セルフケア・必要な検査)をご提案しています。迷う段階でも、まずはご相談ください。
【関連記事】合わせて見る
2026年最新無料WEBセミナーのご案内 3/3(火)
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。



