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院長ブログ

妊婦健診の特徴

当クリニックの妊婦健診の特徴

 

熱血医師だったころ、私は、埼玉医科大学総合慰労センター、総合周産期母子医療センター母体胎児部門の講師および病棟医長を務めさせていただいておりました。そのころの経験を生かして、開業医になったら世の中に必要とされる産科医療をしようと思いました。ここで、当院の妊婦健診について、お伝えいたします。

 

1. 土曜日、日曜日、祝日、夜などの働く女性が妊婦健診に通いやすいクリニックにしよう。

開業の時から方針を決めておりました。一般的には、妊婦健診の時に、もし、切迫早産の兆候があったり、緊急手術が必要になったりすることがあった場合、提携している病院にスムーズに受け入れてもらいたいため、妊婦健診の受診時間は総合病院の受診時間と一緒が紹介しやすいと産科医は考えがちです。しかしながら、実際は、お休みの時に勤務に支障がなく妊婦健診を受けたいというニーズが高いと思います。実際11年前は、土曜日、日曜日、祝日に妊婦健診をしている施設がとても少なく、遠い方は京都から妊婦健診に通っていた妊婦さんもいらっしゃいました。決して安全な妊婦健診とは思えないのですが、そのようなニーズにこたえるのも医療なのでは。と思って、妊婦健診を施行しております。

2. 3D4D超音波検査による妊婦健診

11年前は、まだ、胎児の動画が見える妊婦健診はまだ普及しておりませんでした。理由は、動画が見える超音波装置があまりにも高価で、導入が困難という理由でした。しかしながら、動画で赤ちゃんが見たいという妊婦さんの要望は強く、また、パパやご家族様も一緒に動画を見たいという夢を叶えたいと思い、妊婦健診の時に使用する超音波検査装置はVolson E10を購入いたしました。動いている赤ちゃんが家族一緒に見ることができるようになり、皆様に喜んでいただき、赤ちゃんがママのおなかにいる、大きく育って赤ちゃんが生まれてくると実感していただけるようになりました。動画の見ることができる超音波検査装置の導入は本当に良かったと思います。

3. セミオープンシステム導入

高度医療施設が充実することにより、日本での周産期死亡率が世界トップレベルまで低下するようになりました可能であれば総合周産期母子医療センターや大学病院での出産安全・安心と思われます。埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター母体胎児部門の病棟医長および講師を務めさせていただいた経験から、高度周産期医療が必要な沢山に妊婦さんにお会いしました。この経験から、妊婦さんの妊婦健診の基準は高度医療施設に一致した内容にすること、リスクが生じたら速やかに高度医療施設と連携をとることが必要です。当クリニックでは、日本赤十字医療センター、愛育病院、順天堂大学附属病院、東京慈恵会医科大学付属病院、昭和大学病院、昭和大学江東豊洲病院をはじめ、山王病院、東京済生会中央病院、都立広尾病院、NTT関東病院、厚生中央病院とセミオープンシステムを導入しております。妊娠初期に当クリニックで妊婦健診を開始されている妊婦さんには、こちらの病院をご紹介させていただいております。また、お里帰りの方の妊婦健診も妊娠36週まで行っております。分娩先を悩まれている方は、遠慮なくご相談ください。母乳育児や母子同室、立会分娩や無痛分娩に関しましても、知っている限り情報を提供させていただきます。

4. 乳がん検診について

当クリニックでは、妊娠中に乳がん検診を施行することを推奨しております。近年、乳がんの罹患率は上昇し、さらに妊娠年齢の上昇から妊娠中の乳がん検診乳がんの早期発見と治療にとても大切です。妊娠中はマンモグラフィ撮影ができませんので、可能な限り早い時期での乳腺超音波検査をお勧めしております。妊娠中の乳腺超音波検査の診断は、非妊娠時の所見と異なります。熟練した女性の臨床検査技師及び乳腺外科医により診断させていただきます。

 

 

5. 骨密度測定

当クリニックでは、妊娠中に超音波による骨密度測定を行っております。妊娠中に胎児の発育のためにカルシウム摂取はとても大切です。カルシウム摂取が足りない場合には、母体の骨から胎児の骨に移行することもあるくらい、胎児の成長にカルシウムが必要です。しかしながら、最近は低栄養の妊婦さんも多く、出産後に圧迫骨折するママも増加して知るという報告もあります。妊娠中に母児の骨密度を保持していただきたいという信念から、開業当初より妊婦健診の項目に骨密度検査を実施しております。妊婦さんの半数以上骨量減少を認め、妊娠中の食事およびサプリメントからのカルシウムおよびビタミンDの摂取を推奨しております。当クリニック1階にある「Y.A.BAR」では、妊婦さんの必要な栄養バランスを摂取できる管理栄養士監修のランチをご提供させていただいております。

6. 子宮がん検診

妊娠初期の検査に子宮頸がん検診は必須です。子宮頸がん検診で異形成が疑われる方は、組織診を行うことも可能です。妊娠前から異形成のフォローアップが必要な方も診察可能ですのでご相談ください。

7. 管理栄養士による食事指導

妊娠中のお食事の管理は、母子の健康のために非常に重要です。サプリメントにより栄養の補助も必要ですが、長寿の国ニッポンのお食事はとても優秀です。当クリニックでは、日本人の健康に基づいた栄養のある食事指導を行っております。妊娠中の貧血や骨粗しょう症妊娠糖尿病に注意した食事指導行っており「Y.A.BAR」で実際召し上がっていただくこともできます。

8. 医療用VIO脱毛

妊婦健診の時に、VIO脱毛を行っております。出産後にお子様とプールに入る機会も増えることがあります。脱毛の処理に時間がかかることは子育て中にはとても大変だという妊婦さんのお声から、医療用脱毛を開始しました。妊婦健診の始まる8週から~36週までに、健診時に行わせていただいております。VIO脱毛は疼痛を伴うため、麻酔クリームを使用してから脱毛を行っております。料金も通常料金55000円(税込)ですが、ママ応援プランにより1回38500円(税込)で行っております。ご興味ある方は、妊婦健診時にお申し出ください。

9. 産後ボディケアメニュー

早く体形を戻したい、尿漏れがない出産前の日常生活に戻りたいと産後のママが思うことは当然のことと思います。一般的には、産後6週間で子宮の形状はほぼ回復しますが、母乳育児で疲れているママが多いと思います。

 

産後ママ応援プランをご用意しました。

尿もれ、膣のゆるみに~

モナリザタッチ」

通常料金55000円(税込)→ママ応援プラン38500円(税込)

産後の尿漏れや膣からの湯漏れ、膣のゆるみなどが気になる方が沢山いらっしゃいます。産後徐々に良くなっていくものですが。きちんとたんぱく質の多い栄養のあるお食事と休息をとり、時間が経つにつれ良くなっていく実感のない方には、膣レーザー「モナリザタッチ」をお勧めしております。炭酸ガスレーザーによる膣周囲のコラーゲン組織を収縮させることにより、皮膚のリモデリングを促します。

「エムセラ」

通常料金55000円(税込)→ママ応援プラン33000円(税込)

モナリザタッチは外陰膣部の組織の修復に加え、出産で衰えた骨盤底筋群を高密度焦点式磁器のエネルギーを使用することにより、骨盤底筋全体を刺激します。

モナリザタッチとご一緒にお試しください。

「モナリザエムセラプラン」

通常料金110000円(税込)→ママ応援プラン55000円(税込)

モナリザタッチ施術時に表面麻酔での御待ち時間の間、エムセラを20分ほどア試しいただけます。産後で緩んだ骨盤底筋群の引き締めに最適です。

産後1年まで、毎月お試しいただけます。

 

お腹ケア

お腹ケアのための医療機器をご用意しております。

 「バンキッシュ」

通常料金33000円(税込)→ママ応援プラン22000円(税込)

腹部全体をRFで温めて、脂肪燃焼を促します。

 「エムスカルプト」

通常料金110000円(税込)→ママ応援プラン88000円(税込)

約2万回の筋収縮により妊娠中に伸展した筋肉線維の復古および脂肪量の減少を促します。

 「ボディハイフ」

通常料金110000円(税込)→ママ応援プラン880000円(税込)

腹部に超音波による熱エネルギーによりコラーゲンとエラスチンの生成を促進します。

 ☆「お腹ケアプラン」

通常料金253000円(税込)→初回お試し110000円(税込)

               →2回目以降165000円(税込)

2週間に1回施術をお受けいただけます。

10. 母子の愛着形成

 1997年~1998年にかけて、厚生労働省の班研究である産後うつの発症およびそのケアに関する研究に参加させていただいておりました。周産期メンタルヘルス研究会を主宰させていただいたことを懐かしく思います。そのころから、母子の愛着形成に関して興味がありました。産後うつの母親が子供への愛着障害を生じさせるのか、子どもへの愛着障害があるから産後うつになるのか。答えは非常に難しいものですが、児童虐待予防のための愛着障害の形成は、産科医にとって大きなテーマであります。母親が家庭から社会に居住空間を移し、出産した赤ちゃんはどこに居住するのか。家なのか、保育施設なのか。赤ちゃんにとって必要な空間は、母親と一緒の安全かつ安心な空間。この世の中に生まれて、孤独を感じずに大きく育つためには、母乳と体温、母子を取り巻く温かい家庭環境が必要。この温かい環境を提供するために、医師は何ができるのか。母の環境はさまざまです。それぞれのママにあった情報提供を心がけております。

まず、専業主婦の場合。毎日の家事が思うようにできなくなることがあるので、早めに家族のサポートを求めましょう。特に妊娠初期にはつわりがつきものなので、食事の臭いで家事ができなくなることが多いです。できるだけ、水分を多く摂取し、休みながら家事をするようにしましょう。

仕事をしている場合、職場にどのようにお話しするか悩む方が多いように思います。妊娠判定が陽性であっても、流産の可能性が高い時期は会社に告げない方もいらっしゃるようですが、流産の時に出血が大量になり、急に病院受診の必要がある場合もあるため、可能であれば早めの報告をお勧めします。また、超音波検査で胎児心拍が安定してくると流産率も低くなるため、各自治体の窓口や保健所に母子手帳を取りに行きましょう。母子手帳には、母児の記録と妊婦健診時に使用できる補助券が渡されますので、すべてお持ちになってご来院ください。当クリニックでは、土曜日、日曜日、祝日も妊婦健診を行っております。ご家族様と一緒にご受診いただき、ベビーの動画をみながら、どの様な質問にもお答えしたいと思っております。

 

妊娠期間を人生の最も価値のある時間であってほしいと願っています。

 

院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

オンライン診療

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