乳がんになりやすいのはどんな人？

乳がんの直接的な原因については、まだはっきりとしたことは分かっていません。しかし、統計的な調査によって、乳がんの危険因子が次第に明らかになっています。 乳がんの危険因子 1.年齢（40歳以上） 2.未婚の人 3.高齢出産の人（出産をしていない人） 4.初潮が早く、閉経が遅い人 5.肥満の人（閉経後） 6.血縁者の多くに乳がんになった人がいる 7.乳がんになったことがある 8.閉経後ホルモン補充療法、経口避妊薬使用の経験がある 乳がんが増加している背景には、女性の社会進出に伴う晩婚化などで乳腺がエストロゲンにさらされている期間が長くなったことが要因として考えられています。また、閉経後はエストロゲンが脂肪組織で作られるため、閉経後に肥満している女性では乳がんのリスクが高くなるとも言われています。