教育新聞の取材を受けました|東京都ユースクリニック事業と学校・医療の連携
更新日:2026.09.04
目次
東京都ユースクリニック事業について、教育新聞の取材を受けました
本日、教育新聞報道記者の水野拓昌さんと東京都福祉局の山井秀仁さんに、クリニックに取材にお越しいただきました。今回は、東京都福祉局からのご紹介で、当院が取り組んでいる「東京都ユースクリニック事業」についてお話しする機会をいただきました。
東京都が始めたユースクリニック事業は、若い方が抱える、
「婦人科へ行きたいけれど、お金がかかるのが心配」
「保護者に知られたら、怒られるかもしれない」
「周囲の人に、どう思われるだろう」
「こんなことを相談してもよいのかわからない」
という不安やためらいを、公的な仕組みによって少しでも小さくしようとする、大変意義のある取り組みです。
婦人科へ行きたいと言えない子どもたち
若い方の中には、身体のことで不安を感じていても、身近な大人に相談できない方がいます。
「婦人科へ行きたい」と言ったら怒られるのではないか。
何があったのか、厳しく問い詰められるのではないか。
自分が悪いことをしたと思われるのではないか。
そのような心配から、誰にも言えないまま、一人で抱え込んでしまうことがあります。
しかし、若い方が直面する問題の中には、子どもだけでは解決できないことがあります。助けを求められない背景に、それまでの経験から大人を信頼できなくなっている場合もあります。
だからこそ、そのためらう気持ちを汲み取り、責めずに話を聴く大人が必要です。
相談するだけでも大丈夫です
当院では、東京都内に在住・在学・在勤している24歳以下の方から、無料でご相談をお受けしています。
また、条件を満たす24歳以下の東京都在住の学生の方には、
- 初回の妊娠判定
- 緊急避妊薬(アフターピル)
- 相談のみ
を無料で提供しています。
「妊娠しているかもしれない」
「避妊がうまくいかなかった」
「生理が来なくて心配」
「性に関することで悩んでいる」
「誰に相談したらよいかわからない」
そのようなときは、相談だけでも構いません。
うまく説明できなくても大丈夫です。
何から話したらよいかわからなくても大丈夫です。
私たちは、皆さんを叱るためにいるのではありません。皆さんの身体と心、そしてこれからの人生を一緒に守るためにいます。
土日祝日も、当日のご相談に対応します
当院では、通常の診療時間内であれば、土曜日・日曜日・祝日も、可能な限り当日のご予約に対応しています。
特に緊急避妊薬は、服用までの時間が重要です。
「どうしよう」と悩みながら、何日も一人で抱え込まないでください。困ったその日に相談できる場所があることを、ぜひ覚えておいてほしいと思います。
当院には、産婦人科医をはじめ、若い方の気持ちに寄り添いながら一緒に考えるスタッフがいます。
学校と医療を、もっと自然につなぎたい
今回、教育新聞の取材をお受けしたのは、この取り組みを学校や教育に携わる皆さまにも知っていただきたいと考えたからです。
学校は、若者の変化に最も早く気づける場所です。
医療は、その悩みに専門的に応えられる場所です。
その二つがもっと自然につながれば、助けられる若者が増えるはずです。
特に、日頃から子どもたちの身体と心の変化を見守っている養護教諭の先生方との連携は、非常に重要だと考えています。
今後は、学校や大学、養護教諭、スクールカウンセラー、保健室、自治体、児童養護施設などの皆さまと連携し、支援を必要とする若い方が、できるだけ早く適切な場所へつながれる仕組みをつくっていきたいと思います。
一人で抱え込まないでください
若い皆さんには、これから先、たくさんの可能性があります。
今起きていることが、皆さんの未来のすべてを決めるわけではありません。たとえ自分に責任があるように感じていても、助けを求めてよいのです。
相談したからといって、すぐに診察や治療を受けなければならないわけではありません。まずはお話を聴き、一緒に考えます。
一人で悩まず、どうぞ相談にいらしてください。
私たちは、皆さんが来てくださるのを待っています。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。




