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更年期・閉経

背が縮んだ・猫背が進んだのは圧迫骨折?骨粗しょう症のサインと受診目安・DEXA検査を女医が解説。

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こんな変化はありませんか?

  • 「以前より背が縮んだ気がする」
  • 「家族から猫背を指摘されるようになった」
  • 「背中や腰が重だるく痛む」
  • 「マッサージしても腰痛が治らない」

 

こうした変化を、

単なる加齢や姿勢の乱れだと思い込み、そのままにしていませんか?

 

実は、50代以降の女性にとって、こうした症状は、

女性ホルモンの減少に伴う骨粗しょう症を背景とした、背骨の変形(椎体〔ついたい〕圧迫骨折)のサインである可能性があります。

 

本記事では、痛みの背後に隠れたリスクの見逃しを防ぎ、産婦人科・女性内科の視点も踏まえて、どのような順番で専門機関を受診すべきかを整理して解説します。

※更年期に伴う全身的な腰痛や、反り腰の改善については別記事で詳説しています。

ここでは「骨の健康と骨折予防」に絞ってお伝えします。

 

目次

【まず確認】今すぐ整形外科での画像評価を優先したいサイン

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背中や腰の痛みの中には、骨密度の確認よりも先に、骨折の状態や神経への影響を急いで確認すべき「緊急サイン」があります。

以下のような症状がある場合は、

DEXA(骨密度検査)より先に、整形外科での画像(レントゲン・MRI 検査など)評価を優先してください。

  • 外傷後の強い痛み:転倒・尻もち・重い物を持った直後から強く痛む
  • 可動制限:激痛で動けない、歩くのが難しい
  • 神経症状:足のしびれ、脱力感がある
  • 排泄の異常:排尿・排便の急な異常(尿が出にくい、漏れる など)
  • 全身症状:発熱を伴う背中の強い痛み

これらは神経圧迫や急性骨折などを考慮する必要があるため、まず「現在の損傷状態」を画像で確認することが最優先です。

※しびれや脱力が急に強い、排尿・排便の異常がある、動けないほど痛い場合は、救急受診を含めて早めの対応をご検討ください。

 

産婦人科・女性内科で「骨」の相談をするメリット

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「背中の痛みや骨の相談を、なぜ産婦人科で?」

と感じる方もいるかもしれません。

しかし、女性の骨密度は、女性ホルモン(エストロゲン)の変化と深く関係しています。

エストロゲンが減少することにより骨を作る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞の活性バランスが変化し、骨吸収が進み骨密度が低下します。

更年期以降の体の変化を診ているからこそ、骨の相談につなげやすいのが、産婦人科・女性内科の強みです。

 

ホルモンバランスと骨の関係をふまえて相談できる

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閉経に伴うエストロゲンの低下は、骨密度低下の主要な要因のひとつです。

閉経を契機に一気に骨密度が低下することがあり、その予防は健康寿命を維持するために非常に重要です。

当院での治療内容

当院では更年期の症状に応じては骨の状態を判定して、全身症状に合わせた更年期治療をご提案いたします。

必要に応じてHRT(ホルモン補充療法)や骨粗しょう症治療薬、食事療法や運動療法も大切です。カルシウム摂取やビタミンD摂取、荷重をかけた運動は、骨密度維持を促します。

女性特有の不調をまとめて相談しやすい

背中や腰の違和感に加えて、ほてり・不眠・気分の波など、更年期の不調が重なっている方も少なくありません。更年期障害の中に、骨密度が低い病態が重なることは非常に多いです。

一緒にご相談いただけると、治療のご提案がしやすいです。

骨密度が女性内科・更年期診療の視点があることで、症状を切り分けるだけでなく、体全体の変化として整理しながら相談しやすくなります。

女性医師に相談しやすい体制

「この程度で受診していいのかな」「うまく説明できるか不安」という方もいらっしゃいます。

当院では、女性医師が診療を担当し、女性特有の悩みやライフステージの変化に配慮しながら診療を行っています。

 

「背が縮んだ」「猫背」「背中〜腰の痛み」で疑いたいこと

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緊急の激痛がなくても、じわじわと進む体型の変化や違和感には、骨の強度低下が関係していることがあります。

骨強度が低下すると椎体が徐々に圧迫され、そのことから背が低くなったり、猫背になったり、時には痛みを伴う場合があります。

骨密度を測定し、状況により筋肉を強化することで、進行を食い止めることができます。

 

椎体圧迫骨折とは

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背骨を構成する一つひとつの骨(椎体)が、上下からの圧力に耐えきれず、押しつぶされるように変形してしまう状態です。

少しずつ変形が進むこともあり、初期には「はっきりした外傷がない」「強い痛みではない」というケースもあります。

強い痛みを伴うこともありますが、少しずつ進行する場合もあり、小さな骨折が少しずつ治癒して生活に支障がでずに進行する場合もあります。

骨密度を保つこと、骨を支える筋肉を強化することが悪化予防に大切です。

 

転倒がなくても起こることがある

「転んでいないから骨折ではない」とは言い切れません。

骨粗しょう症が進行していると、くしゃみや布団の上げ下ろし、前かがみ姿勢など、日常の動作をきっかけに背骨が変形することがあります。

体位変換時に痛みが生じて、骨折していたというのは、比較的よくあることです。

 

身長低下・猫背進行がヒントになる

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背骨が変形すると、物理的に身長が低くなります。

また、背骨の前側が変形しやすいため、自然と前かがみの「猫背」が進行することがあります。「若い頃より身長が縮んだ(目安として2cm以上)」という変化は、背骨の変化や骨粗鬆症を疑う客観的な指標のひとつです。

 

セルフチェック(背中の痛み・身長低下があるときの受診の目安)

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以下の項目は、骨の強度が低下している、あるいはすでに骨の変化が起きている可能性の目安です。

1つだけで直ちに骨折と決まるわけではありませんが、複数当てはまる場合や不安が強い場合は、受診を検討する目安になります。

※これらは診断ではありません。あくまで受診の目安として活用してください。

  • 若い頃に比べて身長が縮んだ(目安として2cm以上)
  • 壁に背中をつけて立った際、後頭部が壁につきにくい(猫背)
  • 背中から腰にかけて、重だるい痛みや違和感が続いている
  • 起き上がりや立ち上がりの瞬間に、背中に痛みが走る
  • 閉経を迎えて数年が経過している
  • 家族に骨粗しょう症の人や、骨折(特に足の付け根)をした人がいる
  • 過去に、大きな怪我ではないのに骨折した経験がある

※姿勢の癖や反り腰による負担が気になる方は、

別記事「反り腰の原因とセルフケア」で詳しく解説しています。

 

何科に行けばいい?(骨に関する判断の整理)

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「整形外科に行くべきか、まず骨密度を見ればよいのか」は迷いやすいポイントです。

症状の強さや経過で、受診の優先順位を分けて考えると判断しやすくなります。

 

強い痛み・怪我の直後・しびれあり → 整形外科

「今、折れているか」
「神経を傷つけていないか」

を画像(レントゲン・MRI など)で確認する必要があります。

まずは整形外科を受診してください。

痛みはないが不安・身長低下がある → 当院へ相談(DEXA検査)

「急な激痛はないが、将来が心配」
「身長が縮んできた」
「健診で骨密度低下を指摘された」

という場合は、全身の骨密度を精密に測定できるDEXA(デキサ)法による評価が役立ちます。

※骨密度検査(DEXA)の流れや測定部位を詳しく知りたい方は、以下記事をチェックしてください。

DEXA検査はどこで受ける?
数値の見方と放置リスクを解説


 

当院の精密骨密度検査(DEXA)で分かること

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当院では、GE社製のDEXA測定装置を導入し、腰椎・大腿骨近位部などの骨密度を精密に評価しています。

※検査部位や検査の順番は、症状や目的に応じて医師が判断します。

症状やリスクがある方にとって、今後の方針を考えるうえで重要な判断材料になります。

精密な測定

2種類のX線エネルギーを使い分けることで、骨と軟部組織を分離して骨密度を測定します。骨折リスクを反映しやすい部位(腰椎・大腿骨)を直接測定し、現在の骨の強度を評価します。

負担の少ない検査

痛みはなく、測定台に数分間横になるだけで終了します。

被ばくは非常に少ない検査です。

結果を考慮した相談

検査結果をもとに、生活習慣・栄養・必要な治療の検討など、今後の方向性を相談できます。

※DEXAは骨の強度(骨粗しょう症リスク)を評価する検査であり、今起きている骨折そのものの診断にはそのほかの画像検査(レントゲン・MRI)などが必要です。

※食事や生活習慣の見直しについては、院内外の支援も含めてご案内できる場合があります。

 

>>当院のDEXAについて

 

費用が心配な方へ

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背中や腰の痛み、身長低下などの「症状」がある場合は、医師の判断により保険診療で検査ができることがあります。

まずは診察で症状や経過を確認し、必要な検査の順番を整理します。

自費診療ありきで進めることはありませんので、現在の不安をそのまま医師にお伝えください。

 

まとめ

  • 危険なサイン(強い痛み・外傷後・しびれ等)がある場合は、まず整形外科で画像評価を優先します。
  • 身長低下・猫背・背中の違和感が続く場合は、痛みが強くなくても骨の変化が隠れている可能性があります。骨粗鬆症の検査を行いましょう。
  • 産婦人科・女性内科では、ホルモン変化もふまえながら骨の健康を相談しやすいというメリットがあります。

「もう歳だから」と諦めず、まずはご自身の状態を正しく把握することから始めましょう。

 

FAQ(よくある質問)

Q1:背が少し縮んだだけでも受診した方がいいですか?

A: 身長低下は、痛みが強くなくても背骨の変化が隠れているサインになることがあります。すぐに骨折と決まるわけではありませんが、目安として2cm以上の変化がある場合や不安がある場合は、骨粗鬆症の可能性があります。医療機関で相談しましょう。

Q2:更年期障害の治療(HRT)をすると、骨にもいい影響がありますか?

A: 適応がある方では、HRTは更年期症状の改善に加えて、骨密度低下の抑制に役立ちます。一方で、既往歴や基礎疾患(乳がん・子宮体がん・血栓症など)によってHRTを行うことができない症例もあります。

Q3:椎体圧迫骨折が心配なときは、何科を受診すればいいですか?

A: 強い痛みやしびれがある場合は、まず整形外科で診断を優先してください。そこまで強い痛みがない場合や、身長低下や将来の骨の脆さが気になるときは、DEXA検査ができるクリニックで相談してください。

Q4:DEXA検査は痛いですか?どのくらい時間がかかりますか?

A: 痛みはありません。測定自体は数分程度で終わり、比較的受けやすい検査です。

Q5:DEXAを受ければ、圧迫骨折かどうかまで分かりますか?

A: DEXAは骨密度(骨粗しょう症リスク)を評価する検査です。圧迫骨折そのものの診断には、レントゲンやMRIなどの画像検査が必要になります。

 

「背が縮んだ気がする」「背中や腰の違和感が続く」とお悩みの方へ

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白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、精密な骨密度測定(DEXA)に対応しています。

女性医師が、これまでの経過や更年期以降の体の変化も含めて確認し、必要な検査の順番を整理してご案内します。

まずは診察で、整形外科での画像評価を優先すべきか、当院で骨密度評価(DEXA)やその後のケアを検討するのがよいかを一緒に確認していきましょう。

当院は土日祝日も診療しています。

将来も自分らしく活動的な毎日を過ごすために、まずは一度、お気軽にご相談ください。

>>当院のDEXAについて

 

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院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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