妊娠初期の頭痛は大丈夫? 寝ても治らない原因・受診目安・妊娠中に使われることが多い薬(カロナール/アセトアミノフェン)を解説。
更新日:2026.01.02
妊娠検査薬で陽性が出たばかりの時期に起きる「頭痛」。
「薬は飲んでいい?」
「流産のサイン?」
「脳の病気だったら…」
と不安になりますよね。
妊娠初期の頭痛は、
ホルモン変化や寝不足・脱水など“よくある理由” で起きることが多い一方、“続く・悪化する・いつもと違う” 頭痛は、念のため原因を整理することが大切です。
この記事では、妊娠初期の頭痛の原因、受診の目安(危険なサイン)、妊娠中に使われることが多い解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)の考え方を、産婦人科医の視点でわかりやすく解説します。
突然の激痛、しびれ・麻痺、ろれつが回らない
視覚異常(チカチカ・見えにくい)、けいれん
意識が遠のく、発熱+首の硬さがあれば、
週数にかかわらず、救急相談・救急受診も含めて早めに医療機関へ相談してください。
危険なサインがない場合も、水分を少量ずつこまめに+分食を行い、それでも数日続く・悪化する・吐き気が強く水分が取れない・薬を迷うなら産婦人科で原因を整理すると安心です。
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目次
妊娠初期の頭痛は“よくある”一方、危険なサインがあれば自己判断しない
妊娠初期の頭痛は、ホルモン変化や睡眠不足・脱水などが重なって起きることが多く、体調や生活が整うにつれて軽くなる方もいます。一方で、妊娠中を通して続く方もいます。
大切なのは「我慢する」よりも、危険なサインがないかを確認し、つらいときは早めに相談して楽になる選択肢を一緒に探すことです。
ただし、突然の激しい頭痛や神経症状、視覚異常など「危険なサイン」がある場合は、妊娠週数にかかわらず早めの相談が必要です。具体例は次章「寝ても治らない…」と受診目安表にまとめています。
妊娠初期の頭痛が「寝ても治らない」…まず確認したい原因と受診目安
寝ても治らない頭痛は、「睡眠不足が原因ではなかった」か、脱水・低血糖・睡眠の質低下(細切れ睡眠)などが残っているケースが少なくありません。
次の順に切り分けましょう。
1)まずは危険なサイン(赤旗)がないか
突然の激しい痛み、しびれ・麻痺、ろれつが回らない、視覚異常(チカチカ・見えにくい)、けいれん、意識が遠のく、身体が動かない、発熱+首の硬さがあれば、週数にかかわらず早めに医療機関へ相談してください。
2)脱水・低血糖のケアを先に当てる
つわりで水分や食事量が落ちていると、睡眠をとっても頭痛が抜けにくいことがあります。水分は少量ずつこまめに、可能なら軽食を少しずつ(分食)を意識しましょう。
3)可能なら血圧をメモ
頭痛のタイミングの血圧は、受診時の判断材料になります(例:時間をあけて2回以上)。血圧160/90mmHg 以上であれば、病院を受診しましょう。 また、140/90mmHg以上が複数回続く場合や、強い頭痛に加えて見えにくさ・チカチカ、しびれなどを伴う場合も、我慢せず早めに医療機関へ相談してください。
4)寝ても改善しない状態が続くなら相談へ
危険なサインがなくても、寝ても治らない頭痛が数日続く/頻度や強さが増える/吐き気が強く水分が取れない/薬を飲むべきか迷う場合は、産婦人科で原因を整理しておくと安心です。
Check
当院では周産期診療の経験を踏まえ、必要時は高次医療機関とも連携しながら安全に切り分けます。
受診の目安チェック
| 判定 | 当てはまる症状(例) | 推奨アクション |
|---|---|---|
| 至急 | 危険サイン
|
救急相談・救急受診も含めて検討 |
| 当日〜数日以内 | 受診検討
|
かかりつけ産婦人科へ連絡・受診を検討 |
| 20週以降は特に注意 | 高血圧関連の可能性
|
早めに医療機関へ相談 |
| 様子見(セルフケア) | セルフケア可
|
セルフケア優先 繰り返す・続くなら相談 |
- 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)
- 視覚異常
- しびれ・麻痺
- ろれつが回らない
- けいれん
- 意識が遠のく
- 発熱+首の硬さ
- 身体が動かない
推奨アクション
- 寝ても改善しない
- 数日以上続く
- 日に日に悪化する
- 吐き気が強く水分が取れない
- 日常生活や仕事に支障
推奨アクション
- 強い頭痛+急なむくみ
- みぞおちの痛み
- 目のチカチカ(妊娠高血圧・子癇前症などの可能性)
推奨アクション
- 軽い〜中等度で、水分+軽食+休息で落ち着く
- 上の危険なサインがない
推奨アクション
可能なら、頭痛のタイミングで血圧を測ってメモしておくと、受診時の判断がスムーズになります(例:時間をあけて2回以上)。
血圧160/90mmHg 以上であれば、病院を受診しましょう。
また、140/90mmHg以上が複数回続く場合や、強い頭痛に加えて見えにくさ・チカチカ、しびれなどを伴う場合も、我慢せず早めに医療機関へ相談してください。
なお、「頭痛=流産のサイン」とは限りません。
頭痛は妊娠初期によくある症状の一つですが、出血や強い腹痛、急に増えるお腹の痛みなどを伴う場合は、頭痛とは別に切り分けて早めに相談してください。
【薬の成分早見表】まずは成分を確認(自己判断で追加服用しない)
「今痛いけれど、薬を飲んでいいかわからない」という方は、まずお手元の薬の成分を確認してください。
薬の見分け方:まずは“成分”で判断
| 成分/タイプ | 例(検索されがち) | 記事内のスタンス |
|---|---|---|
| アセトアミノフェン | カロナール (アセトアミノフェン) | 妊娠中に相談のうえで用いられることが多い成分です。 必要時・適量・短期間が前提となります。 |
| NSAIDs | ロキソニン イブプロフェン | 自己判断での使用は避けるのが基本です。 特に妊娠20週以降は医師に確認してください。 |
| 複合薬 | 総合感冒薬 市販の頭痛薬 | 成分が複数含まれるため、自己判断しないことが重要です。 飲んでしまった場合は、次章で確認(相談の目安・対応)へ進みましょう。 |
記事内のスタンス
必要時・適量・短期間が前提となります。
記事内のスタンス
特に妊娠20週以降は医師に確認してください。
記事内のスタンス
飲んでしまった場合は、次章(相談の目安・対応)へ進みましょう。
※同じブランド名(商品名)でも、製品によって成分が異なることがあります。箱・写真を用意して産婦人科医に相談しましょう。すでに飲んでしまった場合は、次の「頭痛薬(市販薬)を飲んでしまった:まずやること」をご確認ください。
頭痛薬(市販薬)を飲んでしまった:まずやること
妊娠に気づく前に「頭痛薬や風邪薬を飲んでしまった」と不安になる方は多いです。
まず大切なのは、自己判断で追加服用をしないこと、そして“いつ・何を・どれだけ”を整理して相談できる状態にすることです。
妊娠超初期(〜4週頃)の服用について
妊娠に気づく前(妊娠超初期)に薬を飲んでしまった場合、多くの場合、すぐに結論を急ぐ必要はありません。
妊娠超初期は「影響が大きいと妊娠が継続しにくいことがある(全か無かの法則)」と説明される時期でもあり、飲んでしまったことだけで直ちに結論づけることはできません。
ただし、薬の種類によっては妊娠週数にかかわらず個別評価が必要なこともあるため、「飲んでしまった=大丈夫」と自己判断せず、情報を整理して相談しましょう。
【不安な場合の対処法】メモをして相談
影響は「何を・どれくらい・いつ」受けたかで評価が変わります。不安がある場合は、以下の情報をメモして医師にご相談ください。
- いつ飲んだか(妊娠週数/日付/回数)
- 何を飲んだか(商品名だけでなく成分名が重要です。箱や説明書を持参するとスムーズです)
- どれくらい飲んだか(錠数・回数)
Check
一部の薬(体内に長く残るものなど)は例外として個別評価が必要になることがあります。自己判断で悩まず、診察室でお話しください。
妊娠初期に頭痛が起きやすい理由(生理的な変化)
妊娠初期、多くの妊婦さんが頭痛に悩まされます。まずは、体が赤ちゃんを迎えるために変化しているサインとして、主な原因を知っておきましょう。
ホルモン変化・自律神経のゆらぎ
妊娠を維持するためのホルモン(プロゲステロンなど)が急激に増加します。これにより血管が拡張したり、自律神経のバランスが崩れやすくなったりすることで頭痛が引き起こされることがあります。
寝不足・疲労・脱水・低血糖(日常生活の落とし穴)
実は、診察室でよく見受けられる最大の原因は「寝不足」と「疲労」です。
また、つわりで水分が取れないことによる「脱水」や、食事の間隔が空きすぎることによる「低血糖」も頭痛の引き金になります。
つわりで水分が取れず、妊娠前より体重が5kg以上減っている場合や、尿が極端に少ない場合は、重度の脱水(妊娠悪阻)の可能性があります。我慢せず受診してください。
「最近、無理をしていないか?」をまずは振り返ってみましょう。
また、妊娠をきっかけにコーヒーを急に減らしたことで、カフェインの離脱症状として頭痛が出ることもあります。妊娠中のカフェインは「完全にゼロ」にこだわらず、量を調整していきましょう。
【まず見分けたい】よくある頭痛(緊張型・片頭痛)
妊娠中の頭痛の多くは、以下の2タイプに分類されます。
緊張型頭痛(肩こり・姿勢・ストレス)
特徴
頭全体が締め付けられるような痛み、重い痛み。
原因
妊娠への不安(ストレス)、デスクワークによる肩こり、スマホを見る姿勢など。
対策
軽いストレッチや、目や体を休めることが有効です。
片頭痛(妊娠で変化する人が多い)
特徴
ズキンズキンと脈打つような痛み。吐き気や光・音への過敏さを伴うことも。
妊娠中の変化
一般的に、妊娠中はホルモンの安定により「片頭痛が軽くなる」方が多いと言われています。しかし、「変わらない」「逆に悪化する」という方も一定数いらっしゃいます。これまで片頭痛持ちだった方は、痛みのパターンが「いつもと同じか、違うか」を意識してください。
片頭痛の薬(例:レルパックス等)や「片頭痛の注射」を使っている方へ
片頭痛の発作治療としてレルパックス(トリプタン系)などを処方されている方もいます。
妊娠中の薬の扱いは一律ではないため、自己判断で追加服用・増量はせず、妊娠が分かった時点で処方医・産婦人科に薬の名前/量/頻度を共有して相談しましょう。
また近年は、片頭痛の予防として月1回などで行う注射薬(いわゆる「片頭痛の注射」)を使用している方も増えています。こちらも妊娠中の扱いは個別判断が必要なため、薬剤名と最終使用日・次回予定をメモして早めに主治医へご相談ください。
【重要】妊娠中でも見逃したくない頭痛
脳腫瘍、脳動脈瘤、もやもや病/脳血管奇形などは頻度は高くありませんが、ご本人が妊娠前から気づかずに持っていることもあります。
「頭痛が長引くけれど、つわりのせいかな」と我慢せず、“続く・悪化する・普段と違う”ときは早めに原因を整理しておくことが、安心につながります。
こんなときは“脳の評価”も検討
- 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)
- 麻痺・しびれ・けいれん
- 視覚異常(チカチカ・見えにくさ)
受診すると何を確認する?
まずは問診・血圧・神経所見の確認です。
血圧測定で高血圧の兆候がないか確認し、医師が手足の動きや目の動きを確認して、神経に異常が出ていないか(麻痺などがないか)を診察します。
必要時はCT/MRIで評価(急に強い頭痛はCT、慢性的・反復はMRIが検討されます)
診察の結果、原因の切り分けが必要と判断された場合は、頭部の画像検査(CT/MRI)を検討します。突然の激しい頭痛など“急性”のケースではCTで出血などを確認することがあり、頭痛が続く・繰り返すなど“慢性/反復”の評価ではMRIが検討されます。
MRIは放射線を使わない検査です。CTは放射線を使いますが、医師が緊急性と必要性が高いと判断した場合は、妊娠中でも実施されることがあります。
もし脳血管の評価が必要な状態だと分かった場合、産科だけでなく脳神経外科・麻酔科などと連携しながら、分娩方法(帝王切開・無痛分娩を含む)や妊娠中の管理を個別に検討できます。
受診に迷ったときのアクションガイド
「病院に行くべきか迷う」「何科に行けばいいの?」という場合のヒントです。
妊娠中の頭痛は、産科の視点だけでなく、必要に応じて他科と連携して安全に切り分けることが重要です。
当院では周産期診療の経験を踏まえ、必要時は高次医療機関とも連携しながら方針を検討します。必要な場合は、妊娠週数や症状に応じて検査・紹介のタイミングも含めて整理し、母体と赤ちゃんの安全を最優先に判断します。
受診先はどこ?(まずは産婦人科へ)
妊娠中は、使用できる薬や検査の判断に配慮が必要です。まずはかかりつけの産婦人科へご相談ください。
医師が診察し、より専門的な検査や治療が必要と判断した場合は、必要に応じて脳神経外科や高次医療機関と連携して評価します。
※ただし、意識障害や麻痺など緊急性が高い場合は、救急対応可能な病院へ連絡してください。
もし測れるなら「血圧」をメモ
頭痛があるとき、もしご自宅に血圧計があれば測ってメモしておくと受診時に役立ちます。
血圧140/90mmHg以上であれば、病院を受診しましょう。
また、140/90mmHg以上の高値が複数回(例:時間をあけて2回以上)続く、または強い頭痛に加えて見えにくさ・チカチカ、しびれ、息苦しさなどを伴う場合も、妊娠週数にかかわらず早めに医療機関へ相談してください(※妊娠高血圧や子癇前症は通常20週以降に多いですが、症状がある場合は評価が必要です)。
ネット検索をしすぎない(不安が増えるときのルール)
不安があると、ついスマートフォンを手に取り、「検索魔」になってしまう方が多いと思います。しかし、ネット上には不安を煽る情報や、極端なケースだけを強調した内容も少なくありません。
「検索疲れ」を感じたら、以下のルールを意識してみてください。
- 情報源を信頼できる医療機関や公的機関に絞る
- 不安になったら検索を止める
- かかりつけ医に直接相談する
妊娠中の頭痛、まず自分でできる対処
受診するほどではないけれど辛い、という場合のセルフケアです。
睡眠・水分・食事間隔(低血糖対策)
最も効果的なのは「睡眠」です。
細切れでも良いので休息を取りましょう。また、空腹(低血糖)や脱水は頭痛の元です。つわりの時期は、少量の食事をこまめに摂る「分食」を心がけ、水分も意識して補給してください。
水やお茶が飲みにくいときは、経口補水液(OS-1など)やイオン飲料、氷を舐めるだけでも構いません。一度に飲まず、少量をこまめに摂るのがコツです。
画面作業・姿勢・ストレス(緊張型対策)
スマホやパソコン作業は時間を決め、定期的に画面から目を離しましょう。首や肩を回す軽い運動も有効です。
【注意】入浴は「温めすぎ・長湯」にご注意を
入浴で体が温まりリラックスできる一方、妊娠中は熱いお湯での長湯は避けましょう。血管が広がって血圧が下がり、のぼせ・立ちくらみ(転倒)につながることがあります。
目安は「ぬるめ〜温かい」温度で短時間。気分が悪くなったらすぐに上がり、水分補給も行ってください。
【パートナーの方へ】
家事の一部を代わる、静かな環境を作る、飲み物を用意するなど、休める環境づくりにご協力ください。頭痛以外にも、食事や生活習慣で気になることがある方は、以下の記事も参考にしてください。
妊娠初期に気をつけること完全ガイド|食事・薬・生活のOK/NG
薬は飲んでいい?アセトアミノフェンの考え方
「痛いけれど、赤ちゃんのために我慢しなきゃ」と思っていませんか?
適切な薬選びと使い方ができれば、痛みを我慢し続ける必要はありません。服用量や回数の目安は個人差があるため、自己判断で増量せず、不安があれば産婦人科(または薬剤師)に確認しましょう。
アセトアミノフェンが第一選択
妊娠中の痛みや発熱に対して、アセトアミノフェンは「必要なときに、適量を、短期間」という前提で、第一選択として扱われることが多い薬です。ACOG(米国産婦人科医師会)も、妊娠中の痛み・発熱にアセトアミノフェンを用いることを支持しています。
NSAIDs(ロキソニン等)は時期に注意が必要
一方で、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は注意が必要です。
妊娠20週以降
胎児の腎機能への影響により、羊水量が減るリスクがあるため、自己判断での使用は避け、医師に確認しましょう。
妊娠後期(特に30週頃以降)
赤ちゃんの心臓の血管(動脈管)が収縮するなどのリスクが指摘されており、原則として使用を控えます。なおFDAは、妊娠20〜30週のNSAIDsは必要最小限(最小量・最短期間)に制限し、30週以降は原則避けるよう注意喚起しています。自己判断での使用は避け、必ず医師に確認してください。
片頭痛の薬(トリプタン)・予防注射を使っている場合は必ず主治医に相談
片頭痛の発作治療薬として、レルパックスなどのトリプタン系を処方されている方もいます。妊娠中の薬の選択は状況により異なるため、自己判断での継続・追加服用は避け、妊娠が分かったら処方医(または産婦人科)に相談してください。
また、最近は片頭痛の予防として注射薬(いわゆる「片頭痛の注射」)を使用している方も増えています。使用中の方は、薬剤名・最終使用日・次回予定を控えて受診時に共有しましょう。
市販薬を使う場合の注意点
特に総合感冒薬(風邪薬)は、解熱鎮痛成分以外にも複数の成分が含まれていることが多いため注意が必要です。
また「痛み止め」として売られていても、アセトアミノフェン単剤ではなく、NSAIDsやカフェインなどが一緒に入った“配合薬”もあります。
市販薬を購入する際は、パッケージの成分表を必ず確認してください。
迷ったときは、薬剤師や登録販売者に「妊娠中です」と伝えて相談するか、産婦人科で処方してもらうのが最も安心です。
よくある質問(FAQ)
Q:妊娠初期の頭痛が「寝ても治らない」のは危険ですか?
すぐに危険とは限りませんが、まず危険なサイン(突然の激痛/神経症状/視覚異常/けいれん/意識が遠のく/発熱+首の硬さ)がないか確認してください。
危険なサインがなければ、脱水・低血糖・細切れ睡眠で寝ても抜けないことがあります。水分を少量ずつこまめに+分食を試し、それでも数日続く・悪化する・水分が取れない・薬を迷う場合は産婦人科に相談して原因を整理しましょう(まずはかかりつけの産婦人科へ)。
Q:片頭痛持ちで、レルパックスなどの薬や片頭痛の注射を使っています。妊娠しても続けていいですか?
妊娠中の薬の扱いは状況によって異なります。自己判断で増量・追加はせず、薬剤名(注射も含む)/用量/頻度/最終使用日をメモして、処方医または産婦人科に相談してください。代替薬の提案や必要性の評価を行ったうえで、方針を一緒に決めます。
Q:妊娠初期の頭痛はいつまで続きますか?
妊娠初期の頭痛は、ホルモン変化や生活要因(睡眠・脱水など)に関連して起きることが多く、妊娠経過とともに軽くなる方もいます。一方で、妊娠中を通して続く方もいます。
「続く・悪化する・普段と違う」場合は、我慢せず相談してください。
Q:アセトアミノフェンは赤ちゃんに影響しませんか?
アセトアミノフェンは、必要時に適量を短期間使用する前提で、妊娠中に用いられることが多い薬です。まずは主治医に相談し、最小量・最短期間で使用しましょう。痛みのストレスで眠れない・食べられない状態が続くほうが母子にとって良くない場合もあります。
Q:コーヒーを減らしたら頭痛が出ました。関係ありますか?
カフェインを急に止めたことによる離脱症状(頭痛)の可能性があります。妊娠中でも1日200mg程度(コーヒー1〜2杯程度)なら許容範囲とされることが一般的です。無理にゼロにしてストレスを溜めるより、適量を楽しむことも検討してください。
Q:目のチカチカ(視界がギラギラ)と頭痛があるときは?
視覚異常(チカチカ・見えにくさ)を伴う頭痛は、妊娠高血圧症候群などのサインの可能性があるため、早めの受診が必要です。「受診目安チェック」の危険なサインにも含まれる症状ですので、我慢せずご相談ください。
Q:発熱や強い吐き気を伴う頭痛はどうしたらいい?
感染症や、つわりの悪化(妊娠悪阻)による脱水の可能性があります。我慢したり、自己判断で頭痛薬を飲んで様子を見たりせず、医療機関へ相談してください。
当院より|頭痛も「遠慮せず相談してよい症状」です!
妊娠がわかったばかりの頃は、
「薬を飲んでしまった」
「こんなことで受診していいの?」
と不安が次々に出てくるものです。
どうか「怒られるかもしれない」と心配せずにお越しください。
妊婦健診の際など、遠慮なく医師や助産師に相談し、あなたの状態に合った目安を一緒に整理していきましょう。
頭痛がつらく仕事に支障がある場合は、「母性健康管理指導事項連絡カード」の発行も可能です。
無理をして悪化させる前に、働き方の調整も含めてご相談ください。
ご予約について
予約制となっております。
【土日祝日も診療】全ての医師やスタッフは女性です。ご安心してご来院ください。
平日受診できない方に通院していただきやすいよう、毎朝8時30分から診療を受け付けています。
※最新の診療情報は「お知らせ」よりご確認ください
オンライン診療も対応しておりますので遠方の方やご来院が難しい方は是非ご利用ください。
オンライン診療も実施中
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。




