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乳がん

乳腺炎が膿瘍になる前に受診してください

乳腺炎が「膿瘍」になることがあります 〜早めの受診がとても大切です〜

授乳中の方に多い「乳腺炎」。
多くの場合は、乳房の張りや痛み、発熱などがあり、抗生剤の内服や授乳・搾乳で改善します。

しかし中には、乳腺の中に膿がたまる「膿瘍(のうよう)」を形成してしまうケースがあります。
この場合、通常の乳腺炎とは治療が大きく変わります。

■ 母乳に膿が出ていなくても、安心できないことがあります

「母乳に膿が混じっていないから大丈夫」
そう思われる方も多いのですが、実際には母乳に膿が出ていなくても、乳腺の間質(組織の中)に膿がたまっていることがあります。

特に次のような症状がある場合は、膿瘍を疑う必要があります。

• 発熱が2日以上続く、または高熱が出ている
• 乳房の皮膚の赤みが強い
• しこりの部分がとても硬く、熱を持っている
• 抗生剤を内服しても改善しない、または悪化している

これらは、単なる炎症ではなく、膿瘍形成が起きているサインの可能性があります。

■ 膿瘍の診断には「超音波検査」が不可欠です

乳腺炎が膿瘍になっているかどうかは、触診だけでは正確に判断できません。

そのため、
✔ 血液検査で炎症の程度を確認
✔ 超音波(エコー)検査で膿のたまりを確認

これによって、はじめて「膿瘍の確定診断」が可能になります。

■ 乳腺炎の治療は、状態によって大きく異なります

乳腺炎は、進行度によって治療法が変わります。

◉ 炎症のみの場合

• 抗生剤(内服)が有効
• 授乳・搾乳、冷却などで改善が期待できます

◉ 悪化している場合

• 抗生剤の点滴治療が必要になることがあります

◉ 膿瘍を形成している場合

• 切開して膿を出す治療(切開排膿術)が必要になります
• 抗生剤だけでは治らず、放置すると症状が長引き、痛みや発熱が続いてしまいます

■ 「おかしい」と思ったら、早めに産婦人科を受診してください

乳腺炎は、早期であればあるほど、体への負担が少なく治療ができます。
しかし、我慢して受診が遅れると、膿瘍に進行し、切開が必要になることも少なくありません。

「熱が下がらない」
「赤みやしこりが強くなっている」
「触ると熱を持っていて、とても硬い」

このような場合は、できるだけ早く産婦人科を受診し、血液検査と超音波検査を受けてください。

授乳中のトラブルは、決して我慢する必要はありません。
お母さんの体を守ることが、赤ちゃんを守ることにもつながります。

どうぞ、無理をせず、早めにご相談ください。

白金高輪海老根ウィメンズクリニックでは、毎日診療を行っております。

いつでも血液検査、超音波検査が可能です。
院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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