クリトリスのかゆみで”切り取るという治療”をする前に【レーザー治療とセルフケア】
更新日:2026.02.28
クリトリスの違和感やかゆみの患者様がいらっしゃいます。
クリトリスのケアについて
クリトリスは、良いコンディションを保つのに難しい臓器です。構造上どうしてもクリトリスは露出しておらず、クリトリスを囲む包皮との間に恥垢や雑菌が溜まりやすくなります。
そこをきれいに日常から洗う意識を持つ、そしてかゆみがでたら、きれいに洗浄して保湿ケアを行うことが大切です。できれば、粘膜面に使用する洗浄剤と保湿剤は化学薬品や防腐剤などの刺激が少ないものをお勧めいたします。
この清潔・保湿を1週間ほど続けることで、症状は経過します。
チェックポイント:症状がひどい時
症状がひどいときには、トイレに行くたびにふき取りソープと保湿剤でのケアをお勧めいたします。
皮膚を掻き壊してしまっている場合
どうしても、皮膚を掻き壊してしまっている場合は、かゆみ止めの内服を処方することもあります。
掻かないことは大切な治療です。
レーザー治療の選択肢
これらの治療が無効で、患者様が眠れないほどのかゆみの時があります。
このような場合は、レーザー治療をご提案することもあります。
かゆみが一時的に消えるだけでなく、新しい皮膚が再生すると、掻き壊した皮膚がもとのキレイは皮膚の状態に戻っていきます。
臨床現場より
最近、かゆみや痛みでいらっしゃる患者様の多くが、美容形成の自費の診療でかゆみや痛みの部位を切除する治療の提案を受けていらっしゃるようです。
機能のある臓器を切除する場合は、保存的治療を試した後が望ましいと思われます。
特に婦人科領域であれば、是非、産婦人科専門医の診察をお勧めいたします。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。



