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講義・講演

聖心女子大学で第1回「オープンユース」を開催しました!〜女性が自分のからだについて自由に話せる社会へ〜

2026年11月6日、聖心女子大学にて、東京都ユースヘルスケア推進事業の一環である「オープンユース」を開催いたしました。

今回の開催にあたり、聖心女子大学心理学科准教授の神前裕子先生、東京慈恵会医科大学医学部看護学科教授の松永佳子先生に多大なるご協力をいただきました。

聖心女子大学の学生さん、大学院生の皆さんにご参加いただき、大学という学びの場で、女性の健康について一緒に考える貴重な時間となりました。

ユースクリニックの講義

第1回のテーマは「からだのこと、いつ・誰に聞く?」

今回のオープンユースは全6回を予定しています。

記念すべき第1回は、私がメイン講師を務め、

「からだのこと、いつ・誰に聞く?〜月経・PMS・妊娠・受診のタイミング〜」

というテーマでお話しさせていただきました。

月経のこと、月経前症候群(PMS)のこと、妊娠のこと、そして婦人科を受診するタイミング。

どれも女性にとって身近で大切なテーマですが、実際には、なかなか人に相談できないことも多いのではないでしょうか。

講義中の質疑応答は、少し控えめでした。

やはり、大勢の前で月経や妊娠、性に関する質問をすることには、まだまだ心理的なハードルがあるのだと思います。

しかし、講義終了後のアンケートには、たくさんのご意見や感想をいただきました。

特に印象的だったのは、

「月経のことを人に話してもいいんだ!」

という気づきの声が多かったことです。

私たち医療者にとっては日常的に話している月経のことも、若い女性たちにとっては、まだまだ口にすること自体に勇気が必要なのだと、改めて感じました。

どんな質問も受け止められる医師でありたい

私は日々、婦人科診療を行う中で、女性たちが本当にさまざまな悩みを抱えていることを実感しています。

月経痛、PMS、妊娠への不安、避妊、性感染症、性に関する悩み。

どんなに小さな疑問でも、本人にとっては大きな問題であることがあります。

そして、誰にも相談できずに一人で悩んでいる女性も少なくありません。

「こんなことを聞いてもいいのかな?」と思うような質問こそ、安心して聞いてほしい。

私は、どんな質問も受け止められる医師でありたいと思っています。

正しい知識を持つことは、自分のからだを大切にする第一歩です。

そして、自分のからだについて知ることは、自分の人生を自分で選択する力にもつながります。

控えめな女性から、自分の意思を伝えられる女性へ

今、社会は大きく変化しています。

かつては、控えめであることが女性の美徳とされる時代もありました。

しかし、これからの女性には、自分の考えを持ち、自分の希望を伝え、自分自身の人生を主体的に選択していく力が、ますます求められるようになると思います。

もちろん、すべての女性が積極的な性格になる必要はありません。

大切なのは、控えめな女性であっても、自分のからだや人生については、遠慮せずに意思を伝えられること。

社会の変化に無理に合わせるのではなく、一人ひとりが自分のペースで、自然に新しい価値観を受け入れていけることが理想です。

その変化を、速やかに、そして緩やかに。

女性たちが安心して前に進めるように、私はこれからも女性の味方であり続けたいと思っています。

第2回は「心身の健康のために〜プレコンセプションケア〜」

次回のオープンユースでは、プレコンセプションケアをテーマに取り上げます。

プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を希望するかどうかにかかわらず、若いうちから自分の心とからだの健康に関心を持ち、より良い人生につなげていくための健康管理です。

そして、今回ご一緒させていただく松永佳子教授の、

「分娩を楽しい経験として捉える」

という考え方に、私は強く共感しています。

妊娠や出産は、不安や痛みばかりが語られがちですが、本来、女性にとって喜びや達成感、幸福感を感じられる経験にもなり得るものです。

もちろん、出産にはさまざまな経過があり、すべてが思いどおりになるわけではありません。

それでも、妊娠や出産を必要以上に怖がるのではなく、正しい知識と十分なサポートのもとで、前向きに捉えられる社会をつくっていきたいと思っています。

また、妊娠や出産を選ばない女性にとっても、自分の心身を大切にする知識は、人生を豊かにする大切な財産です。

第2回も、学生の皆さんと一緒に学び、考える時間を楽しみにしています。

東京都の事業を通して広がる、新しい出逢いに感謝

今回、東京都ユースヘルスケア推進事業に携わることになり、さまざまな分野の先生方や、若い世代の皆さんとの新しい出逢いが生まれています。

医療、看護、心理、教育。

それぞれの専門性を持つ人たちが協力することで、これまで届かなかった女性たちにも、必要な知識や支援を届けられる可能性が広がっていくと感じています。

診察室の中だけでは出逢えなかった人たちとつながり、新しい視点を学ぶことができる毎日です。

このような機会をいただけたことに、心から感謝しています。

女性が、自分のからだについて自由に話せる社会へ。

そして、若い女性たちが、自分の未来を自信を持って選択できる社会へ。

小さな一歩かもしれませんが、今回のオープンユースが、そのきっかけになればと願っています。

神前裕子先生、松永佳子先生、そしてご参加いただいた学生・大学院生の皆さん、本当にありがとうございました。

これからの全6回のオープンユースを通して、さらに多くの対話と新しい出逢いが生まれることを楽しみにしています。

海老根ウィメンズクリニック
院長 海老根真由美

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2026年11月25日(水)開催 無料WEBセミナー デリケートゾーンのかゆみ、繰り返していませんか?
院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。

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