デリケートゾーンのたるみとしわ
更新日:2025.04.22
外陰部のたるみとしわ
病気ではないけれど、外陰部のたるみやしわが気になる方がいらっしゃいます。特に外来でご相談を受けるのは、スキニーパンツをはいたときに太ももの間の部分のたるみが年齢と共にでてきたということが気になっているという方です。そのタプタプ感が許せないそうです。
どのような年齢の方かといいますと、やはり更年期以降の方。たるみやしわは加齢性変化に伴うものか、急激な体重減少により張りがなくなってしまったという場合。
一般の保険診療では対応がしにくいお悩みですが、一時になるとどうしても解消したい気持ちになるものです。
たるみとしわには、どうしても必要な組織を作りだすだけの栄養の摂取が不可欠となってしまいます。沢山、バランスの良いお食事を摂取していただくことは必須です。
更年期以降の場合、原因として考えられるのは外陰部の組織の再生能の低下です。お顔のしわと同じ原理ではありますが、レーザー治療によるコラーゲン線維を増殖させることは、有効であると思われます。当クリニックでは、モナリザタッチという膣レーザーを毎月3回連続で行います。ホルモン低下が気になる方は、子宮がん検診、乳がん検診、血液検査を行って、ホルモン投与によるリスクを説明してからホルモン補充療法も併用いたします。レーザー治療後は、ホームケアでヒト脂肪幹細胞培養上精液とヒト脂肪幹細胞培養上精液をリッチに使用したデリケート専用美容液EBINEセラムと乾燥予防・保湿にEBINEジェルを使用します。
さらに皮膚の質感を上げたい方に、プラセンタやヒト幹細胞培養液をエレクトロポレーションで導入いたします。美白を気にされている方には、トラネキサム酸を導入いたします。
たるみをきゅっと引き締めたい方に、RFによるタイトニングも短時間で引き締めたい方に人気のメニューです。
そして、さらに美しく美白や毛穴の引き締めには、フォトフェイシャルをお勧めしております。
これらどのメニューもお顔で体験されていらっしゃることと思いますが、当クリニックでは、デリケートゾーン用に開発した製剤と手技により、それぞれの患者様に合った治療法をカスタマイズしてお届けしております。
それぞれの施術をデリケートゾーンの状態によって組み合わせることにより、たるみだけでなく、しわや美白、においまでの対策し、美しいデリケートゾーンとなってもらえることをうれしく思います。
赤ちゃんから年配の方々までデリケートゾーンを清潔に保持することが、QOLを高く維持しながら美しく100歳まで長生きする秘訣と思っています。
どうぞ、お試しください。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。