ニキビワクチンを導入します
更新日:2025.02.26
ニキビワクチンを導入します。
私のクリニックでは、毎日、デリケートゾーンの様々な悩みの方に出会います。
かゆみ・かぶれ・痛み・臭い・おりもの異常・腫れ・できもの。
特に、痛くて繰り返すのがデリケートゾーンの毛嚢炎。以前はこんなに沢山の患者さんが、繰り返しデリケートの痛みでいらっしゃいませんでした。理由は、おりものシートの使用、ウォッシュレットの使い過ぎ、免疫力の低下、寝不足?
何度も繰り返す方に、
1.まず初めにお勧めしているのが、デリケートゾーン専用ソープの使用と保湿で清潔に保つこと。
2.次に、VIO脱毛。毛の擦れがないほうが、再発しないように思います。毛がない分だけ、スキンケアはしやすいです。
3.そして、膣内環境改善のために、膣ピル「EBINEフローラ」での、膣内乳酸菌ケア。毎日、1カプセルにラクトバチルスが100億個以上入ったEBINEフローラを使用していたただいております。
4.それでも、どうしても繰り返すニキビの方のために、ニキビワクチンを導入いたしました。
ニキビワクチンを接種すると、細菌に対する抗体が体のなかで作られ、白血球が「この細菌やウイルスは、敵である」ことを覚え込みます。その後、本当に病原性をもつ細菌やウイルスに感染したときには、集中的に敵の排除にあたることができ、感染予防、発症予防、重症化予防が可能になるのです。
原則として、初回の診察後に週1回ニキビワクチンのパッチまたは注射により血中の抗体価を高めてゆきます。4週間ごとに、外来またはオンライン診療で状態を確認させていただきます。抗体獲得まで3か月間の投与が必要です。
様々なアプローチで、デリケートゾーンの悩みを少しでも解決できればと思っております。いつでも、ご相談ください。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。