膣ピル「EBINE flora」が完成しました
更新日:2025.01.30
膣ピル 「エビネフローラ」が完成しました!
エビネジェル、エビネセラムに続きまして、エビネフローラを開発いたしました。
産婦人科医として、がん検診や子宮筋腫、内膜症などの診療を行いますが、本当は一番多い婦人科疾患は「膣炎」です。毎日20人以上の患者さんが、膣炎でいらっしゃいます。
においが気になる、かゆい、水っぽいおりものが嫌。などなどの症状でいらっしゃいます。その原因が性病であることもありますが、ほとんどが疲れや寝不足、免疫が弱っているというもの。膣分泌培養の検査を提出して、クロラクフェニコールという抗生剤の膣錠を処方しますが、膣内の細菌が除菌されても善玉菌である膣内乳酸菌ラクトバチルスが生着しないとすぐに膣炎が再発してしまう。何回も外来受診していただき、膣洗浄して抗生剤をまた処方。これを繰り返している患者さんには、何度も相談を受けております。そこで思いついたのが、膣内乳酸菌であるラクトバチルスの膣ピルが作れないかということ。
不妊症で、膣内にラクトバチルスの膣ピルを入れることにより妊娠率が上昇するという報告をききました。膣ピルで子宮内のラクトバチルスが定着するなら、膣内はもっと定着率がいいかもしれない。アメリカの論文では、いろいろな性病の病原菌を抑制する働きがあるというデータもある。私はどうしても、膣炎を治療してあげたい。
この思いから、エビネフローラが誕生しました。無事、クリニックに到着してうれしく思います。もっともっと、女性の生活を楽にしてあげたいと心から願っています。
是非、お試しください。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。