性犯罪被害の方へ
更新日:2024.12.20
性犯罪の被害にあった方は、まずどうしていいかわからないと思います。
安全な場所を確保して、警察に連絡しましょう。
相談先がわからない時は、警察の性犯罪被害相談電話「#8103(ハートさん)」や性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター「#8891(はやくワンストップ)」に連絡してください。
最近、何回か出会った被害者の方は、意識がはっきりしない状況をうまく説明できずに困っている方がいらっしゃいます。警察は被害届を作成する時に、
・いつ
・誰と
・どこで
・どのようなことがあったか
を質問されると思います。その時にそれが曖昧だと、どうしていいかわからずに、被害届を出せないという状況になってしまった方にお会いしました。
薬を飲まされたかどうかもわからず、どこから記憶がないかはっきりしない、どこの場所に連れて行かれたかもわからない、相手が誰かもわからない。
そのような時でも、膣の中から液体が出る、外陰部や膣が痛い、傷がある、変な臭いがするなど性被害もあったと思われる状況があったら、言いにくいとは思いますが、ハッキリと警察に伝えましょう。性被害を受けたら病院ですぐに精液からのDNA鑑定、性病の確認および治療、緊急避妊ピルの内服に関して無料で相談できます。
意識がハッキリしない時の性犯罪被害者が多いように思います。
お酒の席で薬を混入されないように注意してください。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。