絨毛膜羊膜炎とは?
更新日:2024.02.28
絨毛膜羊膜炎とは?
赤ちゃんと子宮の間にある卵膜(絨毛膜・羊膜)が感染を起こし、流早産になりやすくなる疾患です。 症状は下腹部痛、お腹の張り、おりものの増加、おりものの悪臭があり、状態が進行すれば早産(臨月に入る前に出産する事)、子宮頸管の短縮、前期破水になる場合があります。
検査はおりものの培養検査と子宮頸管の顆粒球エラスターゼ検査を行います。(エラスターゼ検査は妊娠22週より行うことが出来ます。) 培養検査ではどのような細菌に感染しているか調べ、使用薬剤を選択します。
エラスターゼ検査は卵膜、子宮頸管のコラーゲンを分解し、子宮頸管の熟化や破水を引き起こす顆粒球エラスターゼの量を測定します。
治療は抗生剤と子宮収剤を使用します。
また仕事、家事をお休みし、安静にすることも大切です。
疲労、睡眠不足になると抵抗力が低下し、感染しやすくなります。
そして「おりものが多い」「匂いが気になる」「お腹が張る」「ピンク色のおりものが出る」と思ったら早めに受診しましょう。
早期発見、早期治療で早産を防ぐことが出来ます。
関連記事
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
白金高輪 海老根ウィメンズクリニックhttps://ebine-womens-clinic.com/
東京都港区高輪1-2-17 高輪梶ビル5,6,7F
03-5789-2590
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。