膀胱炎って何科に行けばいいの?
更新日:2024.01.31
意外とわかりずらい膀胱炎と感じたとき・・
「膀胱炎の症状」は頻尿、排尿時痛、残尿感と言われています。
つまり、頻繁にトイレに行くけれど、すっきりしない、おしっこをするとき(前後を含めて)痛い、という症状です。
尿が赤くなる時もあります(肉眼的血尿)。
泌尿器科以外の病院(医院)でも抗生物質をしてもらうことは可能です。
抗生物質は細菌による膀胱炎に対する治療です。
このお薬ですぐに症状がとれた、という方も多いと思います。
一方、泌尿器科では、まず尿検査を行います。
テープを用いた簡易検査だけではなく顕微鏡で尿を観察します。
赤血球、白血球がどの程度あるのか、細菌が混じっているかなどをチェックします。
尿に異常がなくても、細菌性膀胱炎のような症状、が起こっている場合もあります。
また、膀胱炎のような症状を示す原因の中で治療が必要なものもあります(悪性腫瘍など)。
泌尿器科では尿検査の結果や問診のあとで、必要な場合超音波検査や膀胱鏡を行います。
単なる膀胱炎、かどうかを区別するためにもぜひ泌尿器科にご相談ください。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。