モナリザタッチ開発者 サルバトーレ教授との出会い
更新日:2026.05.21
「膣レーザー」と聞いても、まだご存じない方が多いかもしれません。
モナリザタッチは、閉経に関連して起こる泌尿生殖器症候群(GSM:Genitourinary Syndrome of Menopause)に対する治療です。乾燥感、性交痛、違和感、萎縮、尿トラブルなど、女性がなかなか人には相談しづらい悩みの改善を目的としています。
私は2019年からこの治療を行っておりますが、多くの患者さまの生活の質(QOL)が改善していく様子を目の当たりにしてきました。そのため、私自身が最も信頼している治療のひとつです。
今回、そのモナリザタッチを開発されたサルバトーレ教授にお会いする機会をいただき、サンラファエレ病院を訪問しました。
広大な病院で、待ち合わせ場所にたどり着くのも簡単ではありませんでした。しかし、受付の方、教授室への道を教えてくださった看護師さん、そして「教授は今、手術中ですよ」と親切に教えてくださった若い女性医師など、多くの方々に助けていただきました。
皆さまの温かいご厚意のおかげで、無事にサルバトーレ教授とお会いすることができました。
教授は、私の臨床経験や日本での取り組みに熱心に耳を傾けてくださり、
「一緒にデータを解析しよう」
「あなたの治療方針に完全に同意する」
という、とても力強い言葉をかけてくださいました。
世界の第一線で活躍される研究者からこのようなお言葉をいただき、大変光栄であると同時に、これからも患者さまのために真摯に臨床と研究を続けていこうと、改めて決意する一日となりました。
今回学ばせていただいた内容や、教授とのディスカッションについては、今後少しずつ院長ブログでご紹介していきたいと思います。
イタリア・ミラノでのこの貴重な出会いに、心から感謝しています。
また、私が日頃大切にしている
「女性が声に出せずに抱えている悩みに向き合い、その人生を支える医療を届けたい」
という理念についてお話ししたところ、サルバトーレ教授は深く共感してくださいました。
私はこれまで、多くの患者さまに支えられながら診療を続けてきました。そして、患者さまから学び、患者さまとともに治療を発展させてきた結果、さまざまな治療の選択肢を広げることができました。
その取り組みについてお話しすると、教授は大変興味を持って耳を傾けてくださいました。
特に、レーザー治療後に膣内環境の改善と維持を目的として開発した EBINE Flora によるラクトバチルス、つまり乳酸菌環境のサポートや、成長因子を配合した EBINE Serum による局所ケアについては、「とても興味深いアプローチだ」と評価してくださいました。
さらに、重症の患者さまに対して、膣レーザーと同時に行っているプラセンタの局所注入療法についても詳しく説明したところ、教授は驚きながらも高い関心を示されました。その効果を実感してくださる患者さまが多いというお話をすると、
「とても良いと思う。あなたの治療に私も同意します」
とおっしゃってくださいました。
世界的な第一人者からそのようなお言葉をいただけたことは、大きな励みとなりました。
私はこれまで、目の前の患者さまの声に耳を傾けながら、一人ひとりに必要な治療を考え続けてきました。その積み重ねが、国や文化を越えて理解していただけたことを大変うれしく感じています。
今回の出会いを通じて、患者さまのためにより良い医療を追求していくことの大切さを改めて実感しました。そして、これからも日本から世界へ向けて、新しい女性医療の可能性を発信していきたいと思います。
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白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。



