第5回Webセミナーを開催しました|「性交時に入り口が痛い・ヒリヒリする女性へ」
更新日:2026.07.29
第5回Webセミナーを開催しました
昨日、第5回Webセミナーを開催いたしました。
今回のテーマは「性交時に入り口が痛い・ヒリヒリする女性へ」。
当日は70名の方にご参加いただき、講義のあと、参加者の皆さまから事前にお寄せいただいた19のご質問にお答えしました。
多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
性交痛はとてもデリケートなお悩みですが、「どこに相談していいかわからなかった」「自分だけではないと知って安心した」というお声をいただくことも多くあります。
今回のセミナーを通して、性交痛は婦人科で相談できる症状であることや、原因に合わせた治療法があることをお伝えしました。
性交痛の原因は年代によって異なります
今回のセミナーでは、性交痛を大きく3つの年代に分けて解説しました。
若い世代の性交痛
20〜30代では、腟の入り口(腟前庭部)の炎症や乾燥、洗いすぎによるバリア機能の低下などが原因となっていることがあります。
まずは次のようなセルフケアが大切です。
- 洗いすぎを見直す
- 保湿を行う
- やさしいマッサージで皮膚の柔軟性を高める
産後の性交痛
産後は、会陰切開や裂傷の傷あとに加え、授乳中はエストロゲンが低下するため、腟が乾燥しやすくなります。
そのため、
- 傷の治り具合を確認する
- 授乳中のホルモン環境を理解する
- 保湿やセルフケアを行う
ことが改善への第一歩になります。
更年期の性交痛(GSM)
更年期では、GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)が原因となることが少なくありません。
この時期は、
- 日常の保湿ケア
- 必要に応じたホルモン補充療法
- 腟レーザー治療(モナリザタッチ)
などを組み合わせることで、症状の改善を目指します。
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性交痛で最も大切なのは「痛い場所」を一緒に確認すること
性交痛外来を行っていて、私が最も大切だと感じていることがあります。
「痛みの原因が、どこにあるのかを患者さんと一緒に確認すること」です。
「入り口が痛い」と感じていても、
- 腟前庭部なのか
- 腟の中なのか
- 傷あとが原因なのか
- 筋肉の緊張なのか
- GSMによる乾燥なのか
原因は一人ひとり異なります。
原因が違えば、治療法も変わります。
だからこそ、まずは痛みの場所を一緒に確認し、その方に合った治療をご提案することを大切にしています。
一人で悩まないでください
性交痛は「我慢するもの」ではありません。
適切な診断とケアによって改善を目指せる場合があります。
- どこが痛いのかわからない
- ヒリヒリして性交渉が怖い
- 産後から痛くなった
- 更年期になって急に痛くなった
そのようなお悩みがありましたら、ぜひ一度、性交痛外来にご相談ください。
患者さんと一緒に原因を探し、一人ひとりに合った治療法を考えていきたいと思っています。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後もWebセミナーを通して、女性が安心して相談できる外来があることを、多くの方へお伝えしていきたいと思っております。
セミナースライド資料(一部公開)






2026年8月開催 無料WEBセミナーのご案内
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
産前産後から更年期まで、女性のライフステージに寄り添う診療と情報発信に取り組んでいます。性交痛、外陰部・腟まわりの痛み、デリケートゾーンの違和感など、相談しづらいお悩みにも丁寧に対応しています。



