EBINE フェミニンムース発売
更新日:2025.10.18
2025年11月8日から、EBINE feminine mousseを発売いたします。
EBINEシリーズのEBINEウィメンズジェル、EBINEフェミニンセラム、EBINEフローラに続いて、EBINEフェミニンムースを発売します。
2022年3月6日、EBINEウィメンズジェルを発表させてから約3年半。この間に、EBINEフェミニンセラム、EBINEフローラを開発いたしました。
今回、EBINEフェミニンムースに関しては、ずいぶん試行錯誤しながら開発しました。
一番初めに外陰部や膣内の洗浄に注目したのは、研修医のころでした。大学に入院している妊婦さんは、ほとんどが切迫早産の方ばかりで、子宮内感染症や膣内感染症の治療のため、毎日膣内洗浄を行っておりました。毎日20~30人の妊婦さんの膣内洗浄してクロラムフェニコールという抗生剤の膣錠を膣内挿入することが研修医の女医になった毎日の私の仕事でした。入院中の妊婦さんは持続点滴をしていて、シャワーを浴びることができません。外陰部を清潔に保つことがご自身だけでは難しく、どうやっていつもきれいに洗浄してあげられるかとても悩んでおりました。
次の悩みは、各病棟の寝たきりの患者さんでおむつを外すことができない患者さんの外陰部の清潔を保つにはどうしたらいいか。沢山の看護婦さんの質問をされました。おむつを外すことができない患者さんはきれいに洗浄したくてもうまくできず、嫌な臭いに悩まされているのは本人とその介護をされる方です。その時から、外陰部をきれいに保つためにはふき取り用の洗浄剤があったらいいなあと思っていました。
その後、外来診療をすることになり、なんと女性が膣炎に悩まされていることかを実感するようになりました。膣炎になるのは当初一般の方と同じように性病が主な原因と考えておりました。しかしながら、実際はなんと性病でない膣炎に悩まされている女性が多いことか。今になると、疲れや寝不足などの膣内環境の変化、抗生剤によるカンジダ膣炎、おりものシート使用による蒸れからなる細菌性膣症などの患者さんが沢山いらっしゃって、さらに一般の石鹸で洗浄すると膣内の酸度が保てなくなることにより、膣炎になるためデリケートゾーン専用のソープが不可欠だということがわかりました。
カンジダ膣炎のためのデリケートゾーン専用のソープも販売されておりますが、PHのコントロールは全くされていない製剤で洗うと外陰部がとても痛くて使用できないという製剤も販売されており、自分で何とか開発しなければと思い立ち、今回のデリケートゾーン専用ふき取りソープの開発を開始することにしました。
特徴は、以下の通りです。
女性の健康に寄り添うサービスを提供することに情熱を注いでいる株式会社ウェルミナの代表取締役社長幸村潮菜さんに私の考えを共感していただき、商品開発ができたことはプレシャスな体験でした。熱心な開発チームの方々に支えられ、このEBINEフェミニンフォームが完成いたしましたことを本当にうれしく思います。
小さなお子様からご年配の方まで、しみない、洗浄成分が残らない安心して使用できるデリケートゾーン専用ソープです。皮膚刺激パッチテストも行っております。
是非、お試しくださいませ。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。