デリケートゾーンのモナリザタッチの施術方法《診察から施術までの流れとその内容を詳しくご紹介》
更新日:2024.04.30
デリケートゾーンのモナリザタッチの施術方法について
どんな診察や施術をしているかを気になる方に、施術の内容、流れ、手順をご紹介します。
1.膣や外陰部を診察
- 子宮脱があるか
- 膀胱脱があるか
- 肛門脱があるか
- 膣の中のひだの状況
- 膣壁が薄くなっていないか
- 膣炎がないか
- コンジローマなどの性病はないか
- 子宮膣部びらんの状況
- 内腔のサイズ(狭いか広いか)
- 膣口の状況
2.骨盤底筋の状況を確認
診察しながら、骨盤底筋の圧を確認(収縮 弛緩)します。
3.小陰唇の視診
小陰唇の大きさ、厚さ、色の視診をします。
4.大陰唇の視診
大陰唇のハリ、たるみ、色の視診をします
5.レーザー照射場所と密度の決定
以上の確認後、症状をきちんと問診して、レーザーを打つ場所とその密度を決めます。
6. 膣内照射
クスコにて子宮内の水分を取り、膣内照射を行います。
7.膣口、尿道口の照射
プローべを変えて、膣口、尿道口に照射
8.小陰唇の照射
小陰唇を照射。皮膚の萎縮や薄さを考慮し、密度を調整する。
9.外陰部の照射
外陰部を照射。皮膚のたるみや萎縮により、密度を調整する。
10. 美容液および保湿ジェル塗布
照射部位に、美容液および保湿ジェルを塗布します。
チェックポイント
乾燥感のある場合
乾燥感が強い場合は小陰唇萎縮の方が多いので、丁寧にしっかり小陰唇にレーザーを照射します。
膣内の疼痛を感じる場合
疼痛が膣にある場合、超音波検査にて卵巣嚢腫や子宮筋腫の確認が必要です。
炎症が強い場合
炎症が強い場合は、膣炎の検査、びらんが強い場合は、子宮頸がん検診もお勧めいたします。
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。