自分の乳腺濃度
更新日:2024.01.31
脂肪性:乳房はほぼ完全に脂肪に置き換えられている。病変が撮影範囲に入っていれば、検出は容易である。
乳腺散在:脂肪に置き換えられた乳房内に乳腺が散在している。病変の検出は容易である。乳腺内の脂肪が70~90%程度を目安とする。
不均一高濃度:乳腺実質内に脂肪が混在し、不均一な濃度を呈する。病変が正常乳腺に隠される危険性がある。乳腺内の脂肪が、40~50%程度を目安とする。
高濃度:乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく(いわゆるデンスブレスト)病変検出率は低い。乳腺内の脂肪が、10~20%程度を目安とする。
高濃度乳房において、病変を見つけにくいことを補う検査法をして乳房超音波検査があります。超音波検査を併用することで、マンモグラフィ単独検査より乳がんの発見率が上昇します。
何かご不明点、ご心配がありましたら、遠慮なさらずにご相談くださいませ。
画像提供・参考資料:「NPO法人 乳がん画像診断ネットワーク、マンモグラフィガイドライン」
白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。



