【繰り返す外陰部のしこり・痛み・膿に悩む方へ】化膿性汗腺炎の症状とCO2レーザー治療の効果について女医が解説。
更新日:2025.03.20

繰り返す痛み・しこり・膿に悩まされていませんか?
化膿性汗腺炎は、外陰部や肛門周囲など汗腺が多い部位に、痛みを伴うしこりや膿瘍が繰り返し発生する皮膚疾患です。放置すると瘢痕が残ったり、重症化して治療が難しくなることもあります。
「何度も治療しているのに再発してしまう…」そんなお悩みの方には、モナリザタッチ(CO2レーザー治療)が効果的かもしれません。痛みを最小限に抑えながら、再発リスクの軽減が期待できる治療法です。
長年の悩みを改善したい方は、ぜひ専門医にご相談ください。最適な治療法をご提案いたします。
目次
主な症状
しこりの形成
皮膚の下に赤く腫れたしこりができ、痛みを伴います。
膿瘍の形成
しこりが膿を持ち、破裂して膿が排出されることがあります。
再発と瘢痕
しこりや膿瘍は繰り返し発生し、治癒後に瘢痕(しこりや傷跡)が残ることがあります。
重症化のリスク
瘻孔(膿の通り道)が形成されると、治療が難しくなることも。
主な原因とリスク要因
- 長時間の座り仕事や自転車での圧迫による摩擦や圧迫
- ホルモンバランスの乱れ
- 喫煙や肥満などの生活習慣
これらの要因が、化膿性汗腺炎の発症や悪化に関与しています。
治療方法
1.抗生剤療法
炎症を抑えるために、抗生物質を内服または外用します。
2.切開による排膿
膿瘍が大きくなった場合は、切開して膿を排出します。
ただし、繰り返し切開を行うと瘢痕化のリスクがあります。
3.外科的治療
状況により、病変部の切除や植皮が検討される場合もあります。
4.CO2レーザー治療(モナリザタッチ)
抗生剤や切開治療を繰り返している方には、モナリザタッチ(CO2レーザー)が有効な場合があります。
皮膚への刺激を最小限に抑えつつ、病変部を改善し、再発リスクの軽減が期待されます。
ご相談・ご予約について
長期間にわたり化膿性汗腺炎の症状にお悩みの方、他の治療法で改善が見られない方は、モナリザタッチ(CO2レーザー)による治療をご検討ください。
診察をご希望の方は、ぜひご予約ください。専門医が丁寧に診察し、最適な治療法をご提案いたします。

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)
産婦人科医師・医学博士
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。