見逃さない産後ケア
2026年3月25日、サノフィ株式会社の取材を受けました。
テーマは、“見逃さない”産後ケア:現場に学ぶ支援のヒント
1997年から1998年までに参加した厚生労働省の九州大学中野教授の班研究。もう少しで30年が経とうとしております。世の中はずいぶん変化しました。その頃「赤ちゃんがかわいくない」と悩むママをどうにかサポートしたいと思い、児童相談所に相談すると、「まだ戸籍がないお子様の対応は致しません」との返答。住所不定の20歳のママの産後のサポートを保健所に相談すると「住民票がない方のサポートはできません」と冷たい一言。そのママは、赤ちゃんの養育の方法がわからず、のちに児童虐待で逮捕されてしまいました。赤ちゃんは重症心身障害者になってしまいました。一生懸命助けたいと、必死の若い女医だった私は、何の役にも立てずにがっかりした毎日を送っておりました。世の中は冷たい!と。
その頃の仕事を思い出しながら、今日の取材を受けました。本当に世の中はよくなったのか?
信じられないほど、良くなったと思います。児童虐待やDV、産後うつや愛着障害の概念は、広く日本に浸透し、もっとサポートしたいという方々も多くなったと思います。自分のおうちの子だけでなく、社会の子どもたちに目を向けられるようになったと思います。妊娠中から特定妊婦をサポートする働きかけが多くなり、保育園確保も以前より良くなり、ママたちが利用できるサービスも増えました。少子化対策に国中が動いていると思います。
今回の取材の目的はというと、産後うつを含め出産に特化した産科クリニックの先生に喜ばれる情報提供がないかということ。
最近、注目しているのは北村メンタルヘルス研究所の愛着障害の取り組みです。この研究所は文部科学省科学研究費助成事業指定研究機関であり、愛着障害に力を注いでおります。「ボンディング障害支援ガイドブック:周産期メンタルヘルス援助者のために」という書籍も出版されております。北村先生は、私のメンタルケアの恩師です。優秀な生徒ではありませんでしたが、一生懸命学びたいと思っておりましたし、思っております。
こちらの研究所をご紹介させていただきました。妊娠中に愛着障害を確認して、訓練を受けた助産師や臨床心理士により認知行動療法を行うことにより、妊娠中に愛着障害を治療すれば出産後スムーズな子育てができる。この方法は、かなり完成された妊婦ケアだと思っております。少子化で日本が立ち行かなくなる前に、出産したい国と若い女性が信じてくれる日本に貢献したいと心から思っております。久しぶりに、若い時の医師としての志を思い出しました。取材に来てくださった方々に感謝申し上げます。
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