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サルバトーレ教授との対話①

今回の面会で、サルバトーレ教授に最もお聞きしたかったことは、「モナリザタッチはどのようにして開発されたのか」ということでした。膣壁にレーザー照射するとは、なかなか思いつかない発想はのではと思っていました。

もちろん、医療用レーザーにフラクショナル技術が導入されたことで治療の可能性が大きく広がったことは理解していました。しかし、その技術をGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の治療に応用しようと考えた発想は、一体どこから生まれたのだろうか――。それがずっと気になっていたのです。

失礼ながらも、お会いして間もなく私はその質問をさせていただきました。

すると教授は微笑みながら、すぐにその原点を教えてくださいました。

きっかけは、なんと仲良しの皮膚科教授とのディナーでの会話がきっかけだったそうです。

当時、皮膚科領域ではフラクショナルCO₂レーザーによる組織再生効果が注目されていました。その話を聞きながら、

「他の組織で有効ならば、膣壁にも同じような効果が期待できるのではないか」

という発想が生まれたとのことでした。その皮膚科の教授は、膣壁も他の皮膚と同じように効果があると思われたようです。

二人の教授は大いに意気投合し、すぐに共同研究を開始しました。

その結果、膣壁においてもレーザーによる熱刺激が線維芽細胞を活性化し、コラーゲン線維の増加や組織の再構築をもたらすことが組織学的に証明されたのです。

私は以前から、どのようにして膣壁の組織学的評価を正確に行えたのだろうと不思議に思っていました。一つは皮膚科専門医のサポート、一つは手術予定の患者さんからの理解が得られたことでした。

膣壁の生検は患者さんへの侵襲を伴うため、十分な検体を集めることは容易ではありません。

その疑問についても教授は教えてくださいました。

研究では、子宮脱や膀胱脱の手術を受ける患者さんのご協力を得て、レーザーを照射した部位と照射していない部位を設定し、その後に摘出された膣壁組織を用いて詳細な組織学的検討を行ったとのことでした。

長年抱いていた疑問が解けた瞬間でした。

そして同時に、この研究は皮膚科医という異なる分野の専門家がいたからこそ実現したのだということに深く感動しました。

それぞれの専門領域で第一線を走るスペシャリストが出会い、知識と経験を持ち寄り、新しい治療法を生み出していく。

医学の進歩とは、こうした分野を超えた協力から生まれるのだと改めて感じました。

サルバトーレ教授が語ってくださったこの開発秘話は、単なる技術開発の物語ではありませんでした。

患者さんを助けたいという思いと、異なる専門家同士の信頼関係から生まれた、美しく夢のある物語でした。

教授の言葉からは、この治療にかける情熱と探究心が今もなお色褪せていないことが強く伝わってきました。

私にとって忘れることのできない、大変印象深いお話でした。

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第3回ウェビナー 更年期の性交痛
院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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