Q & Aよくある質問

母乳育児

古いおっぱい(残乳)が貯まっているとおっぱいの分泌が悪くなるのですか?

voice_img02.gifはい。悪くなります。
母乳の生産は乳腺で調整されていますが、古いおっぱいが貯まり乳腺が膨らむことで母乳の分泌を止めて、母乳が乳腺から出て行くことで母乳の生産が行われます。
赤ちゃんに吸ってもらった後におっぱいが軽く、スッキリしない場合は乳房マッサージを受けて残乳処理を行うことをお勧めします。
母乳の分泌も良くなりますし、乳頭痛や乳腺炎などのトラブル予防にもなります。
当院のマッサージは痛みが一切ありませんのでママたちからは「おっぱいがスッキリして体が軽くなりました~。」「気持ち良かったです。」と喜びの声を頂いています。
また当院ではご自身で行える乳房マッサージ、搾乳方法もお話ししています。
妊婦さんはおっぱい教室へ、育児中のママは母乳外来に是非お越しください。

生活の改善で母乳量を増やすことは出来ますか?

体を冷やさないことが大切です。出産後は体がとても冷えていますので夏でも靴下を必ず履いて過ごすようにしましょう。スカートタイプのネグリジェも入院中便利ですが、腰、お腹が冷えますので腹巻やレギンスを履くようにして下さい。 母乳の原材料は血液ですので体を温めて血行を良くすることで母乳の分泌は良くなりますし、トラブルも防ぐことが出来ます。 また温かい飲み物を積極的に飲むのことも大切です。妊娠中より一日に1.5~2ℓを目安に摂取しましょう。

授乳時の乳頭の痛みはどうしたら良くなりますか?

傷が複数つきボロボロになった乳頭で泣きながら授乳をされている方が助けを求め、外来にもよくいらっしゃいます。一度のマッサージで乳頭の痛みがかなり改善されるので皆さん驚かれますがポイントはおっぱいを柔らかい状態にすることです。おっぱいが柔らかいと良く伸びるので赤ちゃんは深く吸うことが出来ます。そうすることで乳頭に負担が掛からないので痛み無く授乳が出来ます。 プロによるマッサージを受けて赤ちゃんが飲み残した古い母乳を出すことが柔らかい乳房を保つのに一番お勧めですが、ご自身でおっぱいのお手入れを行う場合は授乳後の搾乳を続けることが効果的です。入浴後は体が温まり、古い母乳を搾りやすいのでお勧めです。

高熱が出て、おっぱいが赤く痛いです。乳腺炎ですか?

乳腺炎は38~39℃の高熱が出ますので冬はインフルエンザかな?と思うことがあるかもしれません。しかし、おっぱいが赤く、ズキズキ痛い場合は乳腺炎です。 母乳外来に受診して診察を受けましょう。夜間や病院が休診などですぐに受診出来ない場合は冷たいタオルや冷湿布でおっぱいの赤い部分を冷やしましょう。保冷剤は刺激が強すぎ乳腺がさらに固くるので使わないようにしてください。赤ちゃんが母乳を吸っても乳頭が痛くない場合は授乳を続けていても問題ありません。おっぱいが赤くなっている場所は腫れて固くなっていますが無理に自分で搾乳やマッサージをすると悪化する場合もありますので早めの受診をお勧めしています。

断乳、卒乳後のマッサージは必要ですか?

断乳、卒乳後に乳腺から母乳を全て出しておくことでしこりや固さを残さずに乳腺が委縮していきます。それにより次のお子さんの授乳の時にも順調に乳腺が拡張し、母乳が分泌されますので分泌不足や乳腺炎などのトラブルを防ぐことが出来ます。 次のお子さんは考えていないという方も残った母乳がしこりとなって、乳がん健診で毎回、精密検査の結果が返ってくる場合があります。また肩こりや偏頭痛の原因にもなりますのでどの方にも断乳、卒乳後のマッサージをお勧めしています。 断乳のタイミングや搾乳手技の説明も母乳外来で行っていますので「そろそろ断乳しようかな。」と思いましたらお気軽にご相談ください。

おっぱい教室って何をするのですか?

voice_img01.gif妊婦さんは無事に赤ちゃんを出産することが今の目標だと思いますが、意外と壁にぶち当たり苦労するのが出産後すぐに始まる母乳育児なのです。
「産後こんなにおっぱいが腫れて痛くなるなんて妊娠中に誰も教えてくれなかった。陣痛より痛いです。」と今まで悲痛の声を数々聞いてきました。
こんな事をいうと妊婦さんはビックリしてしまうかもしれませんが妊娠中からおっぱいの変化の流れやトラブルの対処法を知っておくことでスムーズに母乳育児がスタート出来ます。
また、お教室では個別におっぱいを見せて頂き、妊娠中から行う乳頭のマッサージをお話しさせて頂きます。「私の乳首、短いけど赤ちゃん吸えるのかな?」と心配されている方には特にお勧めです。お人形を使って授乳のときの抱っこの仕方を練習したりと楽しめるお教室になっています。一緒に母乳育児の準備を始めましょう。
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