MONALISA TOUCHモナリザタッチ

モナリザタッチ(腟レーザー治療)

Monalisa touchモナリザタッチ(腟レーザー治療)

モナリザタッチは外陰部や膣前庭部、腟に生じるさまざまな変化や不快症状に対し、それぞれの部位に照射するCO₂フラクショナルレーザー治療です。

外陰部を中心とした痛みを感じやすい部位には、局所麻酔クリームを使用します。更年期以降のデリケートゾーンの違和感だけでなく、20〜30歳代の性交痛や産後の腟のゆるみなどについても、症状と診察所見をもとに治療の適応を判断します。

乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの治療後の方も、治療歴や現在の状態を確認したうえでご相談いただけます。

当院では2019年11月にモナリザタッチを導入し、2026年7月に累計4,300件を超える施術を行いました。これまでの診療経験を踏まえ、症状の原因や痛みの部位を確認したうえで、一人ひとりに合った治療方針をご提案します。

当クリニックのモナリザタッチ症例件数モナリザタッチ 国内屈指の症例数 4,300件突破(6年目)

※令和8年6月時点におけるモナリザタッチの症例件数

白金高輪海老根ウィメンズクリニックのモナリザタッチ症例件数4,300件突破(2026年7月時点)

デリケートゾーンのお悩み、解決しませんか?

ピルを内服中の方や、更年期前後の方など、幅広い年代の女性が泌尿生殖器の症状(GSM)に悩んでいます。

主にみられる腟周りのお悩み

腟・外陰部の乾燥感

  • 痛み・かゆみ
  • 灼熱感
  • におい
  • ゆるみ など

性交痛

  • 潤いの減少
  • 外陰部・会陰部のキズや裂け
  • しみる・ヒリヒリ感

排尿障害

  • 頻尿・頻尿感・違和感
  • 膀胱炎を繰り返しやすい
  • 尿失禁 など

モナリザタッチ受診理由(複数回答可)

モナリザタッチ受診理由(複数回答可)

年齢とともに変化する腟まわりの悩みとエストロゲンの関係

腟のうるおい・弾力と女性ホルモン

エストロゲンについて

年齢によるエストロゲン分泌量の変化 画像をタップすると拡大表示できます

腟や外陰部のうるおいと粘膜の弾力は、女性ホルモンである エストロゲン の分泌量と深く関係しています。

20代〜30代では、エストロゲンの働きによって粘膜のうるおいや弾力が保たれ、刺激や乾燥から守られています。40代以降にエストロゲンの分泌が低下すると、腟や外陰部の萎縮が進み、乾燥、ヒリつき、性交痛などが起こりやすくなります。

エストロゲン低下から症状が生じるまで

エストロゲン低下による腟粘膜の変化

エストロゲンが減少すると、腟粘膜が薄くなり、弾力やうるおいが失われやすくなります。腟内の血流や分泌、粘膜上皮、腟内環境にも変化が生じます。

変化の起点

エストロゲンの減少

血流および 腟分泌の減少

腟粘膜上皮の形態学的な 変化

乳酸桿菌の減少と 腟pHレベルの上昇

水分を失ったリンゴでエストロゲン低下による腟と外陰部の水分量減少を表したイメージ
01 うるおいの変化をイメージ

水分を失ったりんごが、しぼんで
みずみずしさを失うように。

エストロゲンが低下すると、腟・外陰部の水分量が減り、 うるおいや分泌物が減少します。

エストロゲン低下により腟と外陰部のコラーゲンが減少し、粘膜が薄くなるイメージ
横にスワイプ、またはタップして拡大できます
02 粘膜の変化をイメージ

腟・外陰部のコラーゲンが減少

粘膜が薄くなり、弾力やうるおいが低下して、 外的刺激に弱くなります。

03 このような変化が重なると

腟・外陰部のさまざまな不快症状につながります

うるおいや弾力の低下、粘膜や腟内環境の変化によって、次のような症状が起こりやすくなります。

  • 乾燥
  • かゆみ
  • 腫れ
  • 灼熱感
  • 分泌物の減少
  • におい
  • 性交痛
  • 排尿障害

腟萎縮について

加齢に伴ってエストロゲンが減少すると、腟や外陰部の弾力とうるおいが失われ、乾燥や痛みなどの不快症状が起こりやすくなります。このような変化が腟萎縮です。

腟内の血流が減ると腟粘膜上皮が薄くなり、外傷を受けやすくなります。また、腟内の酸性環境を支える乳酸桿菌の減少や腟内pHの上昇も、腟内環境の変化に関係します。

腟萎縮に対するモナリザタッチの治療アプローチ

モナリザタッチ(腟レーザー)は、外陰部の違和感、灼熱感、かゆみ、乾燥、性交痛などに対して行う治療です。

腟内へ挿入する機器は標準サイズだけでなく、小さいサイズもご用意しています。腟萎縮が気になる方も、診察で状態を確認しながら無理のない方法を選択します。

以下の図では、GSMによる腟粘膜の変化と、モナリザタッチ治療後に期待される組織再構築の流れを、上皮・コラーゲン・血流・神経終末・ラクトバチルス・pHの観点から比較しています。

GSMによる腟粘膜の変化とモナリザタッチ治療後の組織再構築を比較した院長作成図

デリケートゾーンのさまざまな不快症状に対応するMonaLisa Touch®

モナリザタッチは、2007年にイタリアで開発された医療機器です。

当院では2019年11月の導入以来、2026年7月までに4,300件を超える施術を行っています。

モナリザタッチの施術機器と照射方法

婦人科医療とモナリザタッチ関連沿革年表

婦人科医療とモナリザタッチ関連沿革年表

なぜモナリザタッチを導入したか

時代背景:2010年前後の性差医療と女性のQOL医療の進展

性差医療の勃興(2000年代末〜2010年代)

  • それまでの医学研究は男性中心のデータが多く、女性特有の症状や反応は注目されていない。
  • 2010年前後から、性ホルモン、解剖、生理、心理に基づく医学的アプローチの必要性が認識。
  • 特に欧州(イタリア、ドイツ)やアメリカで、性差医療センターや学会の設立

女性のQOLを重視する医療への移行

  • 閉経後の不定愁訴、腟・外陰部症状、性交痛などは、生命に関わらない医療
    →生活の質(QOL)や精神的安定に大きく関わっている。
  • 「治す医療」から支える医療へと、婦人科医療の転換期である。

モナリザタッチの効果と研究データ

モナリザタッチを腟内へ照射するイメージ

モナリザタッチは、​炭酸ガスレーザーを​微小な​レーザーで​点状に​照射し、​上皮損傷を​最小限に​抑えながらより​深い​粘膜固有層を​刺激することで、熱刺激による​線維芽細胞を​活性化。​
コラーゲン線維を再構築して​、弾性線維の新生をはかり、血流を増加させて皮膚組織の​再生を​促します。

研究で報告されているモナリザタッチの主な変化

  • CO₂フラクショナルレーザー照射後に、腟粘膜上皮の厚みやコラーゲン、弾性線維など、組織の再構築を示す変化が報告されています。
  • 研究では、平均腟内pHが5.5から4.7へ低下し、ラクトバチルスが優勢だった方の割合は30%から79%へ増加しました。
  • これらの結果から、CO₂フラクショナルレーザーは腟組織の再構築を促すだけでなく、ラクトバチルスが生息しやすい腟内環境へ整えていくことが示されました。

※治療後の変化や効果には個人差があります。治療の適応は診察のうえで判断します。

CO₂フラクショナルレーザーによる組織再生について

モナリザタッチは、炭酸ガスレーザーを微細な点状に照射し、粘膜への熱刺激によって組織の修復反応を促す治療です。レーザーの刺激により、線維芽細胞の働きやコラーゲンの再構築が促され、腟粘膜のうるおいや弾力の改善を目指します。

皮膚組織再生の仕組み

CO₂フラクショナルレーザーによる皮膚組織再生の仕組み

熱刺激によって組織修復反応が起こり、コラーゲンの生成や組織のリモデリングが促されます。これにより、腟粘膜のうるおいや弾力の改善を目指します。

Salvatoreら(2015)組織学的変化を確認した研究

Salvatoreらは、閉経後の萎縮した腟組織を対象に、マイクロアブレイティブ・フラクショナルCO₂レーザー照射後の組織学的変化を評価しました。

研究では、腟上皮や結合組織、コラーゲン・弾性線維などに組織学的な変化が認められ、CO₂フラクショナルレーザーによって腟組織のリモデリングが生じることが確認されました。

Bretasら(2021)コラーゲンの変化を評価した研究

閉経後GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の女性を対象としたパイロット研究では、3回のCO₂フラクショナルレーザー治療後に、腟粘膜の上皮が厚くなり、萎縮の改善が認められました。

さらに、免疫組織化学的解析では、創傷治癒や組織修復の初期段階で重要な役割を持つIII型コラーゲン(Collagen III)の増加が確認されました。

これらの結果は、CO₂フラクショナルレーザーが腟組織のコラーゲンリモデリング(再構築)を促し、組織の修復をサポートする可能性を示しています。

モナリザタッチ施術後の腟内pHとラクトバチルスの変化

閉経後は、女性ホルモンであるエストロゲンの低下に伴って腟粘膜が薄くなり、腟内のラクトバチルス(乳酸菌)が減少しやすくなります。その結果、腟内pHが上昇し、腟内環境のバランスが変化することがあります。

Athanasiouらは、GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の症状がある閉経後女性53名を対象に、モナリザタッチによるマイクロアブレイティブ・フラクショナルCO₂レーザー治療を月1回、計3回行い、腟内pHと腟内細菌叢の変化を評価しました。

モナリザタッチ施術後に平均腟内pHが5.5から4.7へ低下し、ラクトバチルスが優勢菌だった方の割合が30%から79%へ増加した研究結果

原著論文に記載された数値をもとに、当院で独自に作成した図です。

研究で報告された主な変化

01 平均腟内pHは、治療前の5.5から、1回目の治療後には5.2、2回目の治療後には5.0、3回目の治療後には4.7へ低下しました。

02 ラクトバチルスが腟内細菌叢の中で優勢だった方の割合は、治療前の30%から、3回目の治療後には79%へ増加しました。

03 各評価は、それぞれの治療から約1か月後に行われました。

ラクトバチルスが生息しやすい腟内環境へ変化する可能性

ラクトバチルスは乳酸を産生し、腟内を酸性に保つことに関係する細菌です。この研究結果から、CO₂フラクショナルレーザー治療後に腟内pHが低下し、ラクトバチルスが生息しやすい腟内環境へ変化する可能性が示されています。

この研究では、モナリザタッチ施術後に腟内環境の改善が報告されています。一方で、治療による変化には個人差があり、年齢やホルモン環境、基礎疾患、生活習慣などさまざまな要因の影響も受けます。今後、より大規模で長期間の研究により、さらに詳しいことが明らかになることが期待されています。

当院の診療方針

レーザー治療後の腟内環境も大切に考えています

上記の研究は、モナリザタッチ施術後の腟内pHやラクトバチルスの変化を評価したものであり、特定のサプリメントやホームケア製品の効果を検証した研究ではありません。

当院では、感染症や炎症の有無、ホルモン環境、腟や外陰部の乾燥・萎縮の程度などを丁寧に診察したうえで、一人ひとりの状態に合わせたケアをご提案しています。必要に応じて、保湿や生活習慣の見直し、デリケートゾーンのセルフケアなどについてもご案内しています。

また、腟内環境を整えるためのホームケアの一つとして、ラクトバチルスを意識した製品をご紹介することがあります。EBINE Floraも、そのような日常的なセルフケアの選択肢の一つです。

ラクトバチルスと腟内フローラについて

ラクトバチルスの働きや、腟内環境との関係、毎日のセルフケアについて、婦人科医の視点からわかりやすくご紹介しています。

EBINE Floraについて

配合成分やお召し上がり方、日常のセルフケアとしての考え方をご紹介しています。

モナリザタッチ®研究プロジェクト

様々な医療分野において、30年以上のレーザー技術開発・研究を重ねてきた実績を持つDEKA社(イタリア)は、有効性と安全性を備えた多くの医療用レーザー機器を世界市場に送り出しています。 
婦人科領域において、炭酸ガスレーザー高精度スキャニングシステムとマイクロマニピュレーターを搭載した高度なシステムを開発しており、形成・皮膚科領域で、炭酸ガスレーザーを用いたフラクショナルレーザー「DOT Therapy」が、世界中の市場においてその臨床効果と有効性を実現しています。
この皮膚組織の治療を応用した腟のレーザー再生術の開発のために研究プロジェクトが設立され、組織学及び臨床検証で良好な結果を得ています。

モナリザタッチ研究チーム

当院の実績とモナリザタッチ診療経験

サルバトーレ教授との対話と4,300件超の診療経験

当院の診療経験

開発の背景を学び、症例ごとに照射部位を判断

当院では2019年11月の導入以来、2026年7月までに4,300件を超えるモナリザタッチ施術を行ってきました。

件数だけを重視するのではなく、乾燥、性交痛、腟前庭部の痛み、尿症状など、症状が生じる場所と背景を確認し、腟内・外陰部・尿道口周囲・腟前庭部のどこを治療対象とするかを個別に判断しています。

2026年には、モナリザタッチ開発に関わったサルバトーレ教授と直接対話し、開発の原点、組織学的研究、性交痛が生じる部位について意見を交わしました。こうした学術的な対話と日々の診療経験を、患者さんへの説明と適応判断に生かしています。

モナリザタッチの施術イメージ

モナリザタッチの特徴

  • 施術中の痛みはほとんどありません
  • 施術時間は5〜10分程度です
  • 術直後から日常生活の制限はありません
  • 当日の入浴と3日間の性交渉は控えてください(シャワーは可)
  • 1回でも効果はありますが、2〜3回で効果は持続されます
  • ホルモン剤を使わない方法です
  • 乳がんや子宮がん後の外陰部腟萎縮のある方も治療できます。

モナリザタッチの施術回数と症状改善度の割合

モナリザタッチの施術回数と症状改善度の割合

臨床評価データ(白金高輪海老根ウィメンズクリニック 症例400例より)

当院の症例400例について、施術前後の症状スコアを比較したところ、掲載した各症状で統計学的な差が確認されました(p<0.05)。ただし、治療後の変化には個人差があり、この結果がすべての方に当てはまるものではありません。

主症状 1回施術後 3回施術後 備考
性交痛 p = 8.9×10⁻⁶ p = 7.6×10⁻¹¹ 最も顕著な改善
乾燥感 p = 5.1×10⁻⁷ p = 4.0×10⁻⁹ 粘膜再生効果を反映
灼熱感 p = 0.009 p = 2.7×10⁻⁶ 感覚過敏の改善
尿漏れ p = 0.006 p = 0.00017 尿道側照射併用で効果増大
におい p = 0.0068 p = 3.3×10⁻⁵ フローラ改善との関連

※スマートフォンでは、表を横にスクロールしてご覧いただけます。
※統計解析:paired t-test(両側検定)
※有意水準 p<0.05

Recommended for the following people症状別に考えるモナリザタッチ治療

  • 腟の痛み・かゆみ・ヒリヒリ感・灼熱感・においが気になる方
  • 腟のゆるみが気になる方
  • 外陰部の萎縮による違和感がある方
  • 性交痛があり、しみる・ヒリつく・裂けやすい方
  • 潤いが減ってきたと感じる方
  • 膀胱炎を繰り返す方
  • 頻尿・尿意切迫感がある方
  • 軽い尿もれ(腹圧性・切迫性)が気になる方
  • 婦人科検診の時に器具が痛くて入れられない人

腟・外陰部の乾燥感

腟の痛み、かゆみ、灼熱感、におい、ゆるみ、外陰部萎縮などが気になる方に、診察結果に応じた治療やケアをご提案します。

おすすめのモナリザタッチとの組み合わせ

  • MonaLisa Touch®
    (モナリザタッチ)
  • デリケートゾーンの保湿などのケア

性交痛

潤いの減少、外陰部・会陰部の傷や裂け、しみる、ヒリヒリするなど、痛みの場所や原因を確認して治療方針を考えます。20代の性交痛から、40〜50代の腟萎縮に伴う性交痛までご相談いただけます。

おすすめのモナリザタッチとの組み合わせ

  • MonaLisa Touch®
    (モナリザタッチ)
  • デリケートゾーンの保湿などのケア

性交痛の痛みが腟の入口にある方へ

腟前庭部レーザー

性交痛は、年齢に関係なく起こるお悩みのひとつです。30代前後の方でも、性交時の痛み、腟入口部のヒリつき、乾燥感、違和感などに悩まれている方は少なくありません。

  • 「我慢するしかない」と感じている
  • 「年齢的に治療はまだ早いのでは」と迷っている
  • 性交痛にレーザー治療という選択肢があることを知らなかった

当院では、性交痛の原因のひとつとなる腟入口部・腟前庭部の乾燥感や粘膜の状態を確認し、適応がある場合にモナリザタッチによるレーザー治療をご提案しています。

モナリザタッチは、腟や外陰部の粘膜にレーザーを照射し、うるおいや弾力の改善を目指す治療です。性交痛や乾燥感、ヒリつきなどの症状に対して行いますが、治療の適応は診察のうえで判断します。

Murinaら(2016)による腟前庭部研究

Murinaらは、腟前庭部に痛みのある女性70名を対象に、腟前庭部へマイクロアブレイティブ・フラクショナルCO₂レーザーを3回照射し、痛み、性交痛、腟前庭部の状態の変化を評価しました。

対象者の内訳は、腟前庭部痛(vestibulodynia)がある女性37名と、GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)がある女性33名でした。

01 3回の照射後に、痛みの評価、性交痛の評価、腟前庭部の健康状態を示すスコアで、統計学的に有意な改善が報告されました。

02 研究期間中にみられた改善は、最終治療から4か月後の評価時点まで維持されていました。

03 参加者の67.6%が、治療後に「改善」または「大きく改善」と回答しました。

重大な有害事象は報告されませんでしたが、3名に一過性の灼熱感がみられ、5〜6日で消失したと報告されています。

この研究は、腟内だけでなく、痛みが集中する腟前庭部を個別に確認し、必要に応じて前庭部を治療対象として検討する可能性を示したものです。

この研究では、腟前庭部へのレーザー治療後に症状の変化が確認され、治療の選択肢を考えるうえで参考となる結果が報告されました。なお、経過観察は最終治療後4か月までです。性交痛の原因や症状は一人ひとり異なるため、治療が適しているかは診察のうえで判断します。

研究から診療へ

研究結果を踏まえた当院の治療方針

CO₂フラクショナルレーザーについては、腟内の症状や組織変化だけでなく、腟内環境や腟前庭部の痛みに関する研究も報告されています。当院では、これらの研究と診療経験を踏まえ、症状の場所と組織の状態に合わせて治療を考えています。

01

腟内の症状

乾燥感・灼熱感・性交痛などの変化

腟内へのCO₂フラクショナルレーザーについては、サルバトーレ教授らの研究で、3回の治療後に腟乾燥感、灼熱感、掻痒感、性交痛などが改善したことが報告されています。

02

組織・腟内環境

腟粘膜と腟内環境の変化

組織学的研究では、萎縮した腟粘膜の上皮成熟、グリコーゲンの増加、結合組織のリモデリングなどが確認されています。

さらに別の研究では、治療後に腟内pHが低下し、ラクトバチルスが増加しやすい環境へ変化したことも報告されています。

03

腟前庭部

腟の入口の痛み・性交痛の変化

外陰部、特に腟の入口にあたる腟前庭部については、Murina先生らが、3回のレーザー照射後に腟前庭部痛や性交痛が改善したことを報告しています。

当院の治療方針

症状の場所と組織の状態に合わせて、照射部位を判断します

腟内と外陰部は連続した組織ですが、乾燥感や痛みが生じる場所、症状の背景、組織の状態は同じとは限りません。

当院では、症状が現れている場所と組織の状態を診察したうえで、腟内照射、外陰部照射、腟前庭部への照射を使い分けています。

腟内照射 外陰部照射 腟前庭部への照射

レーザー治療と毎日の保湿を組み合わせる考え方

外陰部の乾燥が強い場合には、レーザー治療後の組織再生を支えるため、毎日の保湿を組み合わせることも大切だと考えています。

研究結果と診療経験をつなぐ視点

こうした研究結果とこれまでの診療経験から、当院では腟前庭部を、腟内とは異なる特徴を持ちながら、複数の要素が互いに影響し合う重要な部位として捉えています。

院長の臨床仮説

腟前庭部は、ホルモン・神経・免疫・血流・マイクロバイオームが交差する場所

当院では腟前庭部を、単なる腟の入口ではなく、ホルモンの変化、神経の反応、免疫・炎症、血流、腟内環境や外陰部マイクロバイオームが互いに影響し合う「インターフェース」として捉えています。

これは、4,300件を超えるモナリザタッチ施術と性交痛診療の経験から導き出した臨床仮説です。

腟前庭部を多角的に捉えることで、性交痛や外陰部の痛みを、乾燥や粘膜の萎縮だけで説明するのではなく、痛みの場所や組織の状態、神経の反応、炎症、血流、マイクロバイオームなどを含めて考えることができます。

当院では、この視点を一人ひとりに適した治療やケアを考えるために活用しながら、今後さらに研究と検証を重ねていきます。

排尿障害

頻尿、尿意の違和感、繰り返す膀胱炎、尿失禁などが気になる方は、症状の原因を確認したうえで治療法を検討します。

おすすめのモナリザタッチとの組み合わせ①

おすすめのモナリザタッチとの組み合わせ②

尿失禁・尿漏れ

エムセラ

エムセラの施術機器

尿漏れでお悩みの方が沢山いらっしゃいます。
モナリザタッチを複数回使用することでかなりの改善がありますが、骨盤底筋群に対する働きかけは、エムセラとの組み合わせの治療が一番。

アメリカやヨーロッパなど25か国で尿失禁治療で承認されている高密度焦点式電磁機器です。
座るだけで治療ができる素晴らしい椅子型の機器です。
モナリザタッチと一緒に是非お試しください。

エリトーン

自宅で使用する骨盤底筋ケア機器エリトーン

エリトーンは、出産や加齢に伴う骨盤底筋の衰えにより、尿漏れや尿失禁にお悩みの女性のための革新的なケア方法です。

従来の手術や薬物療法に代わる、非侵襲的かつ安全な選択肢として、より多くの女性が安心して日常生活を送れるようサポートします。
また、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を取得しており、安全性も確認されています。
※エリトーンは、ご自宅で骨盤底筋をトレーニングできるホームケア用機器です。

モナリザタッチ治療を支えるホームケア

モナリザタッチの施術後や日常のデリケートゾーンケアでは、乾燥や摩擦を減らし、症状や診察所見に合わせて適切なアイテムを選ぶことが大切です。当院では、治療の代替ではなく、治療後の状態を支えるホームケアとしてご案内しています。

症状や目的に合わせて選ぶケアアイテム

エビネ ウィメンズジェル
エビネ ウィメンズジェル

< 目的 >
腟・外陰部の保湿とバリア機能の補強

< 臨床的意義 >
レーザー後の乾燥や刺激感を抑え、炎症を鎮めながら上皮再生を促進

プラセンタ由来のEGF・FGFが、線維芽細胞の働きをサポートし、乾燥を防ぐ保湿ジェル。

エビネ フェミニンセラム
エビネ フェミニンセラム

< 目的 >
皮膚・粘膜の修復・上皮化の促進

< 臨床的意義 >
モナリザタッチ後の上皮再構築をサポート(炎症後色素沈着や瘢痕形成のリスク低減)

< 成分特徴 >
ヒト幹細胞培養上清液を配合

皮膚や組織の成長因子を含む「ヒト神経幹細胞培養上清液」と「ヒト脂肪幹細胞培養上清液」を配合。表皮刺激部位にアプローチする高機能美容液。

エビネ フローラ
エビネ フローラ

< 目的 >
ラクトバチルスを意識したインナーケア

< 診療上の位置づけ >
医薬品やレーザー治療の代替ではなく、腟内環境を意識した日常的なホームケアの選択肢

< 主成分 >
5種の乳酸菌を配合したサプリメント

症状がある場合は、感染症、炎症、GSMなどの原因を確認することが大切です。当院では診察結果に応じて、必要な治療とホームケアを組み合わせてご提案します。

エビネ フェミニンムース
エビネ フェミニンムース

自然由来95%のデリケートゾーンのための拭き取りムース。

  • デリケートゾーンに合わせたpH値設計
  • 産道内乳酸菌エキスDL-8、プラセンタエキス、臍帯エキス(うるおい成分)配合。

デリケートゾーンのフローラに着目し、汚れとニオイをスッキリ落とします。

外陰部および肛門周囲の化膿性汗腺

外陰部および肛門周囲の化膿性汗腺炎に対する治療でCO₂レーザーが有効な報告があります。※1

化膿性汗腺炎の主な症状は、痛みを伴うしこりや膿瘍が汗をかきやすい部位にできることです。
長期にわたる再発する方は、抗生剤療法と切開による瘢痕化、状況により切除や植皮が治療法として挙げられております。座り仕事が長時間にわたる方や自転車で外陰部を圧迫する方で、これらの症状の方がいらっしゃいます。
抗生剤治療や切開を繰り返している方は、モナリザタッチ(CO₂レーザー)による治療が有効な場合があります。
診察ご希望の方は、ご予約ください。

※1 CO₂ Laser for Suppurative Hidradenitis of the Vulva. A. I. Sherman, R. Reid. Journal of Reproductive Medicine, 1991.

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Treatment施術について

施術当日までに行うこと

  1. 予診・カウンセリング
  2. 性病検査・婦人科検診
  3. 視触診・内診
  4. 当日、施術が可能です(月経中は治療効果が低くなるため、施術を行えないことがあります)。

施術当日の流れ

  1. 医師による問診・診察・治療説明・同意書記入
  2. 経皮麻酔の塗布(外陰部治療のみ)
  3. 経皮麻酔の除去
  4. レーザー治療
  5. 保湿剤塗布・冷却
  6. 施術後の注意説明

施術後、数時間してからヒリヒリ感が出ることがあります。症状が数日以内に落ち着かない場合や、強くなる場合はご受診ください。

  • 当日の入浴は控えてください。シャワーは可能です。
  • 公衆浴場は1週間程度控えてください。
  • 性交渉は3日間控えてください。
  • 過度な運動や飲酒は3日間控えてください。

施術の頻度について

1回の照射でも効果を実感していただけますが、回数を重ねることでさらなる効果が期待できます。
最初の3ヶ月は月1回、その後は半年に1回程度の間隔での照射がおすすめです。
効果の出方は個人差がありますので、様子をみながらご相談ください。

Price料金

美肌ケアプラン

3回 スタンダードプラン
有効期間1年
149,400円
1回 お試しプラン 55,000円
年12回 集中ケア美肌プラン(※有効期間1年) 330,000円
年12回 集中ケア美肌プラン+ヒト幹細胞培養上清液パック(※有効期間1年) 440,000円
腟前庭部レーザー 55,000円
3回 腟前庭部レーザー 149,400円

※初診6,600円/再診3,300円/表面麻酔3,300円/シェービング3,300円を別途頂戴いたします。
※モナリザタッチは医師による専門診察・説明を行います。
※施術を行わない場合でも、診察・説明料6,600円が発生します。
※有効期間1年は、契約月の翌年前月末までです。
※価格はすべて税込みです。

オプション

プラセンタ注入(単体の場合) 33,000円
1年間定額VIO脱毛
モナリザタッチ1年間定額を同時購入の方限定
165,000円
集中レーザー 22,000円
ヒト幹細胞培養上清液パック 11,000円
プラセンタ注入 11,000円

※初診6,600円/再診3,300円/表面麻酔3,300円/シェービング3,300円を別途頂戴いたします。
※モナリザタッチは医師による専門診察・説明を行います。
※施術を行わない場合でも、診察・説明料6,600円が発生します。
※価格はすべて税込みです。

モナリザタッチの副作用

痛み
原因: 疼痛を感じる部分にレーザーを照射するため。
対策: 麻酔クリームを使用することで痛みを緩和できます。
少量の出血
原因: レーザー照射によるもの。
対策: 出血は通常数日以内に上皮化し、適切なレーザー治療を行っている場合、大きな問題はありません。
効果がすぐに
感じられない
原因: コラーゲン生成には約28日かかるため。
対策: 照射直後に効果を感じられない場合は、1か月後に再度ご相談ください。また、数回の治療が必要な場合もあります。

Reservationご予約・ご相談について

症状やご希望によって、来院とオンライン診療を使い分けていただけます。モナリザタッチの施術を希望される場合も、まず診察で適応を確認します。

来院がおすすめ

診察・検査・施術を希望する方

  • 出血、強い痛み、急な悪化がある
  • 腟や外陰部を診察してほしい
  • 感染症や婦人科疾患も確認したい
  • モナリザタッチや腟前庭部レーザーを検討している
オンラインから相談

受診すべきか迷っている方

  • まず症状や不安を整理したい
  • 遠方で来院前に相談したい
  • 治療やホームケアの選択肢を知りたい
  • どの診療科・外来を選ぶべきか確認したい

※オンライン診療では、視診・触診・内診・検査・レーザー施術はできません。症状や問診内容によっては来院をご案内します。出血、強い痛み、発熱、急な悪化、できもの・ただれなどがある場合は、来院による診察をご検討ください。

医院概要

白金高輪海老根ウィメンズクリニック

TEL:03-5789-2590 
FAX:03-5789-2591

使用可能クレジットカード

使用可能カード一覧

電子マネー・QRコード決済は、対応しておりません。

問診票について

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