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院長ブログ

「初潮が来たら婦人科へ」って変? いいえ!いま大切にしたい“女性としての初めての体との向き合い方”

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初潮が来たら、婦人科へ行ってもいいって知っていますか?

「生理が来たくらいで病院に行くの?」

「まだ中学生だから婦人科なんて早いよね?」

そんなふうに思っている方が多いかもしれません。

でも実は、“初潮のタイミングこそ婦人科と出会うチャンス なのです。

最近では、保護者の方からこんなお声も増えてきました。

 「初潮のタイミングで婦人科にかかれるって、すごく安心ですね」

 体と心が大きく変化する思春期。

だからこそ、不安や疑問を医療のプロに相談することで、安心して次のステップに進むことができるのです。

 

保護者の声「初潮と同時に婦人科にかかれるって、すごく安心でした」

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先日、当院に来られた中学生の女の子。

「はじめて生理が来たけれど、下腹部の痛みが強くて、出血が多くて、PMSがつらくて、これが普通なのかわからない」

というお悩みで、保護者の方と一緒に来院されました。

診察では、月経のしくみやホルモンの働き、痛みの原因を丁寧に説明。

「生理は恥ずかしいことでも、異常でもない」と安心してもらうことができました。

保護者の方も、「母親として伝えられることには限界があるから、先生から科学的に説明してもらえてありがたかったです」とホッとされた様子でした。

 

初潮は「心と体の成長の入り口」だからこそ、プロの力を借りてもいい

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生理が始まることは、体が大人に近づいている証です。

この時期は、ホルモンバランスの変化によって心と体の不調が起こりやすいタイミングでもあります。

  • PMS(月経前症候群)による気分の落ち込みやイライラ
  • 自律神経の乱れによる頭痛・倦怠感・睡眠不調
  • 自分でもよくわからない「もやもやした感じ」

 

こうした揺らぎに向き合うためにも、婦人科は心強い味方になれます。

「何かおかしいけど、うまく言えない」

そんな時にこそ、専門家が寄り添うことが大切です。

 

婦人科ってどんなところ? 初めての受診のイメージを変えよう

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「婦人科って内診されるんじゃ

「大人が行く場所じゃないの?」

 そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

でも実際には、思春期の子どもへの診療では初めから内診をしないことがほとんどです。

当院の診療内容

当院では、以下のような対応を行っています。

  • 問診中心(プライバシーに配慮して保護者同席or別室も可能)
  • 腹部エコー(服を脱がずに確認できる場合も)
  • 必要に応じて血液検査やホルモン検査(貧血が強い場合)
  • 保険診療で対応可能(月経困難症、PMSなど)
  • 疼痛の程度により、内服薬を処方


緊張せず、リラックスして相談していただけるような雰囲気づくりを大切にしています。

実はこんな症状も受診対象!

「まだ病気じゃないから婦人科には行けない」と思っていませんか?

以下のような症状は、すべて婦人科で相談できる内容です。

  • 生理痛がつらい/学校を休むほど
  • 生理の出血が多すぎる・少なすぎる
  • 何ヶ月も生理がこない、止まったまま
  • おりものの色・においが気になる
  • デリケートゾーンのかゆみや違和感
  • 生理前の頭痛がつらい、むくみがつらい

 

「様子を見る」よりも、「気になったら早めに聞く」ほうが安心です。
少しでも気になることがあればお気軽にご相談くださいね。

「年齢のせいにせず、違和感は声に出していい」

 思春期に起こる不調を、「成長のせい」「年齢的なもの」で片づけていませんか?

 もちろん体の変化の途中ではありますが、我慢していい理由にはなりません

「つらいと思っていい」

「困ってると伝えていい」

そんな感覚を育てていくことが、心と体の健康を守ることにつながります。

婦人科はその“声”を受け止める場所でありたいと考えています。

 

「親子で受診してよかった。」保護者からのメッセージ

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実際に「初潮を迎えて婦人科を受診した」保護者の方から、こんなお声をいただきました。

 先日、娘が初潮を迎えました。

初めての生理や、生理に伴う不調に戸惑っており、生理中に、娘の希望もあって受診しました。なぜ血が出るのか?自分の出血の状態、1週間前からの強い眠気や、だるさ、熱っぽさそんな疑問を、本人は先生にぶつけていました。

血が出るという現象は、娘にとってとても衝撃的だったようです。でも先生は「寝るとき、どんな所にいたら気持ちがいい?」とやさしく声をかけてくださって、「赤ちゃんの卵が来なかったら、もういらなくなるんだよ」と、ふわふわのベッドの例えでわかりやすく説明してくださいました。

一対一で、一つ一つの不調を具体的に教えていただき、ホルモンによる体の変化だと理解できたことで、娘はその日から「自分で不調を乗り切る方法」を考え始めました。

私自身、まもなく閉経を迎える年齢ですが、初潮の頃から婦人科の先生にこうして相談できていたら、もっと前向きに女性の体と付き合ってこれたのではと思います。

これは「悩み相談」ではなく、ちゃんとした診療として時間をとっていただき、本当に感謝しています。

初潮を迎えたら、ぜひ親子で(お父さんも!)「初潮外来」を受診することをおすすめします。

 

【まとめ】初潮は、婦人科に出会うチャンスです

生理は、「女性としての人生の第一歩」。
そして、初潮は体と向き合うチャンスでもあります

  • 困ったことがあったら誰かに相談していい
  • 体のしくみを正しく知ることは、自分を大切にすること
  • 医療を味方につけることで、不安を安心に変えられる

 

「初潮=婦人科」は決しておかしいことではありません。

親子で気軽に、クリニックのドアをノックしてみてくださいね。

そして、生理が起こるといことは、新しい命を授かることができるように順調に準備が整い、成長したということ。大人になることは素敵なことです。

 

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院長 海老根真由美

白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長
海老根 真由美(えびね まゆみ)

産婦人科医師・医学博士

埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センターでの講師および病棟医長の経験を積み、その後、順天堂大学で非常勤准教授として活躍。
2013年に白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開院。
女性の人生の様々な段階に寄り添い、産前産後のカウンセリングや母親学級、母乳相談など多岐にわたる取り組みを行っています。更年期に起因する悩みにも対応し、デリケートなトラブルにも手厚いケアを提供しています。

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